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「短夜のサーカス」を終えて

こんにちは。
お久しぶりの更新になってしまいました。体調も戻りつつ、最近は暑さも控えめでだいぶ過ごしやすさを感じています。

そんなわけで、少し「短夜のサーカス」のふりかえりを。
事故なく怪我なく無事に終演いたしまして、
ご来場いただいた皆様、応援してくださった皆様、
誠にありがとうございました!

終わった後の感想も、Webアンケートでいただいたり、直接お話を伺えたりとありがとうございました。励みや気づきになっております。
反省点もあったりしますが、たくさんの方の協力により、一つ着実に歩みを進めることができました。本当に感謝です。

©︎Soya FUJIMORI

今回は、光や映像を使ったりしてディアボロの新たな作品創作に取り組み、かつそれを45分間の一つの流れの公演にしてみました。
ひとりで長々とやる訳ですので、なるべく眠くならないようにしようと、各演目で雰囲気を変えてみたり、流れを考えてみたり、新しい動きを入れてみたり、とあれやこれや挑戦してみたのでした。何かお楽しみいただけていたら嬉しいなと思います。
公演の写真や映像は追って部分的に公開していこうかなと思っています。寂しくなったら是非ご覧ください。

ディアボロ星人になったりもした。©︎Soya FUJIMORI

以前に、「サーカスにストーリーはいらない」と、とある尊敬している先輩がおっしゃっていて、確かになあと思いつつ、腑に落ちる何かがあると納得できるなあということもなんとなく感じていて、そんなことを念頭に置きつつアイディア出しをしたり思いを馳せたりして作成しました。ディアボロを通じて、私という人間らしさやエネルギーが漂っている空間ができていたら嬉しいな、と思います。
また、いただいた感想を読み、こんなふうにも見えていたのだなあと思うこともあり、ほくほくしております。

会場で舞台のカーテンを作る。舞台監督の望月ゆうさくさんに手伝っていただきました。


普段はひとりで行うことが多いので、色々な人が一緒に取り組んでくれる感覚に、なかなか慣れなかったものの大変ありがたく、

一人だとリスクを怖いと感じてしまって演目に入れないと決断してしまうことも、今回は挑戦してもいいのではないか!と師匠の望月ゆうさく氏が背中をおしてくれて、3つのディアボロを下で回したのち上にあげていく技に(最後のアクトに入れるか前日ぐらいまで悩んでいたのですが)勇気を出してチャレンジすることができました。
(これは本当に決まらないとディアボロがあちらこちらに散らばったりしまうので私は本番に入れるのがとても怖い。しかも結構コンディションに左右される。4年前の単独公演には入れられなかった姿も見ていてくれていた上での今回の後押しでした。)
直接言うのを忘れていたかもしれないけど、この場を借りて、ありがとうございます、と伝えたいです。

広報のため、ひとりサーカス公演と掲げましたが、サーカスは決してひとりではできないことを実感します。プロジェクター、照明、音響、映像、衣装、装飾、舞台周り、受付、お弁当の受取などなど。たくさんの方の力を借りて2日間3公演完走することができました。

ディアボロもLEDをつけることで難度が上がります。©︎Soya FUJIMORI



制作の方を雇う予算がなかったので、制作業務も自分でやってたのですが、なかなかハードな準備期間から本番日となりました。広報、予約確認、ケータリング手配、各所とのやりとり、当日パンフレット作成、アンケート作成、などなど。
(とありつつ、パソコンが公演前々日に壊れてしまい、実は結構ひとりですんごい悲鳴をあげていたり。これにより映像を出すパソコン1台がなくなってしまい内心涙目になっていたら照明のYouCall氏がWindowsのPCを貸してくれた。恩人すぎる。)

劇場に入ってからの調整も、回を重ねてのブラッシュアップも本当はもっとやりたかった気持ちが強かったです。。(今回はそこが十分にできなかったことが一番ストレスだったかもしれません。)公演の演目や間、空気感はお客さんが入ってからまた変わっていくものでもあり、その演目の修正、改善、調整に集中するためにも、次回以降は、制作の方を雇うことを検討する必要性があるなあと感じたのでした。

そんなハプニングや難しさもありましたが、現場ではできる範囲での調整を、限られた時間の中で全力で行いました。
その結果、千秋楽は色々な変更や修正を加え一番いい形で幕を閉じることができたのではないかと思います。

散らかる楽屋、なかなか食べれないお昼ごはん。©︎Soya FUJIMORI



実は今回の公演のベースになっていたのが、4年前の初単独公演「お星さまのピンホール」でした。

4年前の集合写真を見つけたのでペタリ。この頃はちょうどコロナ禍で、様々な対策をしての実施でした。

今回も、会場は下北沢のハーフムーンホール。(本当に4年ぶりに訪れました。)都内でちょうど良い規模感で天高がある劇場ってなかなかないのですが、こちらは、エアリアルの吊り点なんかもある、住宅地にふと存在するとても素敵なホールです。
スタッフさんたちも前回公演の方々に連絡をとり、今回新たに加わっていただいた方もいつつ、ほぼほぼ同じメンバーで公演を迎えることになりました。4年経っても繋がっていてくれることに感謝がとまりません。加えて、表方でばりばり活動している方も多い座組みでして、申し訳なさもありつつ、本当に感謝がとまりません。

「短夜のサーカス」2日目の集合写真。影があると賑やかに見えますね。


本公演は、アーツカウンシル東京さんのスタートアップ助成をいただいて行いました。採択していただいたのも、とても嬉しかったです。

舞台公演となると、結構大掛かりになってしまい、負担や終わった後のダメージも大きいため、頻繁に行うのが難しいなと今回も感じた訳でありますが、
これで終わることなく、何かしらの形で発信を継続できたらいいなと思います。
今後も頑張っていきたいです。
よかったら引き続き見守っていただけますと幸いです。

ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!またどちらかでお会いしましょう!


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