1枚日記0825
キャロットスパイスケーキが食べたい。
今の職に就く前、アメリカ人の営むケーキ屋さんで事務職として働いていた。
そこで、通常メニューではないけど、ちょいちょい登場するのが、件のキャロットスパイスケーキだ。社長が昔お世話になった方のお誕生日プレゼントとして、毎年その方が今住んでいる老人ホームに届けていた。
レギュラーではないから、もちろん作るのがちょっとめんどうということで、社長のオーダーに合わせてキッチンにお願いして作ってもらっていた。
大量のニンジンとスパイス。そこにくるみとレーズン。
甘い、死ぬほど甘い。
甘いし、決して派手なお菓子ではないけど。その味は、色んな人を虜にする。
料理でも文章でも、派手じゃなくていいからクセになるものを創りたいなぁと思うし、自分も『なんとなくクセになる人』でありたい。
また、食べたいなぁ。でも、こんな面倒なもの…。働いてない現状ではお願いしにくい。色んなレシピを眺めながら、気づけば今年も秋に近付いている。
今年こそは、自分で作ってみるか。
今日は、そんなことおもってました。