一面の雪景色

かじかむ指先で
あなたの
首元に触れてみる
悲鳴にもならない
すっとんきょうな声が
耳をかすめる

地面の雪を素早く丸め
背中を狙ったら
振り向いた
あなたの顔に当たった
ごめん

百面相なのか、
のっぺらぼうなのか…

誰だか
分からない
あなたが
其処に居た

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