誕生日に自己紹介!
誕生日は一年に一度、自分がとてもスペシャルな気分になれる日。「私が主役」って思っていい。残りの日々は、誰を主役として生きているんだろう。外側にばかり目を向けて、あれをして、これをしてと外からの要求に応えるための行動がとても多い。実際、自分の内から起こった欲求に従った行動には、感情や意識が挿入される。自己紹介を書こうと思った今、私はどちらを書けばいいのか、ふと迷っています。私は禅でいう自分の「主人公」と対話してみることにした。私の行動と私の「主人公」の行動が一致しているものが、私らしさであるだろうし、私の自己紹介としてお伝えしたいことが、話せるような気がします。
私は京都で育ちました。私は今での一番好きなところです。お寺さんもたくさんあるし、日本の文化がたくさん色濃く残っていますものね。20歳の時、そんな素敵な場所を離れて海外で生活をしています。大学は社会主義国のスウェーデンで行こうと決めていたのですが、英語でスウェーデン語の勉強がとても大変で、もう珍品感奮の状態でした。子供から大人までスウェーデン人は程全員が英語が堪能なので、全く私の下手なスウェーデン語なんて必要ありませんでした。ただ、買い物のとき、スウェーデン語で書かれたレベルを見て、それが何なのかを確かめるために役立った気がします。悲しいことに、私はスウェーデンを諦め、アメリカで留学することにしました。
言語という壁は、どこまでもついてきます。なぜ私は、よりによって違う言語で学んでいるのかを後悔しました。自分が生まれ育ったときに聞いていた日本語は、私の魂には鼓動しやすい気がします。私の潜在意識は、すでに日本語で凝り固まっているであろう処に、英語で混ざって入ってきても、なかなか純粋に響かないところがあるんです。だけども、違う環境の中での生活は始まっているし、ここで生活しようと決断していたので、あるがままを受け入れながら必死で生きてきました。たぶん、日本語で学んでいたら、今の何百倍もの知識を得られていたかもしれない、とか自嘲したくなる時もあります。
結局、医学部に行きたかったけど、とんでもなく勉強についていけないことに気づき、私は身体のことや、栄養、健康のこととか、自分でも絶えずエクササイズしていたので、おおざっぱにまとめて、パーソナルトレーナーとなり、健康カウンセラーとなりました。アメリカでなければならなかった理由は、その頃、日本のフィットネス産業はそれほど盛んではなかったんです。フィットネスのいいところは、ゴールを設定し、それに向けてプログラムを作り、後は成り行きを委ね、ただ行動あるのみ。そして、自分の努力の成果の代償を得る。体はとても素直に反応して良くもなるし、ケアしてあげないと悪くもなります。体を鍛えている時、ストップをかけるのは自己です。スポーツではマインドセットがとても大切で、「私にはできる」とセルフイメージをすると、できたという経験をみなさんがお持ちだと思いますが、心と体の関係は、もっと掘り進めて学んでいきたいところです。私はこういう心と体の神秘に魅了されて、フィットネス業界にずっと従事しています。
フィットネス産業もこの5年程でとても改革されました。昔は運動指導者のような職業でしたが、それがフィットネスが病気予防となるということで、新しいプログラムや、国民全体の健康維持のための運動基準が設けられるようにもなりました。そして、新たにフィットネスとマインドセット心理を融合したプログラムでき、ダイエットの方法を説明するのではなく、健康的な食生活の知識の向上や、健康的な生活習慣を指導することが、フィットネスに携わるもののミッションと進化しています。からだだけの健康ではなく、精神的なもの、感情的なもの、人間関係、生活習慣を含めたウエルネスを、いかにたくさんの人に感じてもらい、体験してもらって、豊かで健康で、幸せな生活をしてもらいたいと思っています。私の仕事は、皆さんのウエルネスを心からサポートすることです。