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退職から3か月が経った令和元年12月

初めてnoteを書いたのが、今年の5月25日。もう半年以上前のことになる。

あの日までモヤモヤと体の中に溜まっていた感情は、noteに書くという行為を通じて「自分自身と対話」をすることで、明確な目標となった。

”目の前ではしゃいでいるこの子達や、これから生まれてくる子供たちには、私みたいな大人にならないよう、生きていく上で本当に必要なお金のはなしを学んでほしい。そして、今、私と同じようなことを感じている人に、一度ちゃんと知ってみよう、と思える機会を作りたい。産みたいと思い始めた人が、産みたい時に、産めるように。今はまだ学生でも、将来、いつか、子供がほしいと思うかもしれないから、その時になって、お金や制度のせいで叶えられないなんてことが、無くなるように。男の子も、女の子も、自分らしく、自分たちらしく生きる未来があってほしい。愛があれば、自分は生きていけるかもしれないけれど、子供を育てるためには、日本で子供とともに生きていくためには、現実問題がたくさんある。子供が欲しいかも欲しくないのかも分からない、お金もないめんどくさがりな私だけど、ただ、このままじゃ、私がもう少し大人になった時、きっと後悔するだろうから、このモヤモヤして厄介な問題に挑もうと決めた。”


そして、ここから3か月が経った8月29日。この2日後には退職するという有給消化中に、私は2つ目のnoteを書いた。

”自分の今後の人生を、旦那さんとの人生を、どう生きていきたいか。どうやって稼いでいくのか。よく考えて、ポジティブに、人生を、より面白く。

「子どもが欲しいか、欲しくないか。自分は産みたいのか、育てられるのか。」 

それはそれは大きな決断で、今すぐじゃなくてもいいかもしれない決断なのだけれど、一人の女性として真剣に考えようと思うから、とりあえず、30歳の誕生日を迎えるまでには、そのタイミングでは「99%後悔しない決断」をできるようにしたい。

お金のこと、時間のこと、2人のこと。

その手段の1つとして、私は「山梨に、日本一出産にやさしい地域をつくる」ことを始めたい。自分が産む時にいいように、ではなく、産みたい人が産みたい時に、産める場所をつくりたい。そして、お金や制度のせいで、と悩む人が少しでも減るように、男の人も女の人も、いつか自分の赤ちゃんに出会う可能性があるかもしれない人すべてに、自分のこの先にの人生について真剣に考える機会になるような場所をつくりたい。

まずは、現実を知ること。

自分の遺伝子を引き継いだ新たな命が生まれるということは「遠い」ことなんかじゃなくて、自分の人生で、自分の暮らしの中で、自分の身体に起きることだと認識すること。自分の為にも、(人によってはまだ出会ってはいないかもしれないけれど、これからできる)自分の家族の為にも。

そして、私と同じような悩みを持つ人を少しでも減らせるお手伝いができたなら。それはきっと、これからの私の人生において大きな「志事」になる。一大プロジェクトだ。”


今日は、12月8日。
あれから3か月が経ち、
私はどうなったのか。


私はいま「山梨に、日本一出産にやさしい地域をつくる人になる」ため、たくさんのことを学び、吸収している。この目標を掲げた時、まだどう活動するかも曖昧だった私は(きっと、この活動をするためにNPO法人になるんだ)と思っていたけれど、縁あって、山梨県甲府市が主催している「Can Pass 甲府市女性のための起業等セミナー」に参加することになり、そもそもどんな形態でやるのがベストなのか?を改めて考える必要性を知った。


実は、8月まで働いていた不動産会社で賃貸物件をご案内したお客様のひとりが、このセミナーを実施している「NPO法人 bond place」で理事を務めている<加藤さん>だった。NPO法人 bond place さんの活動が気になる方は、ぜひ最下部のリンクから見に行ってほしいのだけれど、

ざっくり説明すると、”今は潜在化しているが、日々の暮らしの中で問題意識を持つ子ども・若者・女性・NPOなどのソーシャルイノベーターを生み出し、地域金融機関や産業支援機関・中間支援組織と連携しながら、持続可能な事業に育てる生態系を再デザインする”という組織である。

行政からの受託事業としてこうしたセミナーも積極的に開催しており、多くの「なんとかしたいけど、どうしたらいいのか分からない」という思いを抱く人々を支援してきた。


私個人としては、加藤さんの<歯に衣着せぬ物言い>が一緒に話をする中でとても気持ちよく、セミナーでもゲストトークの後に「で、実際どうなの?」と参加者が知りたいことをズバッと聞いてくれたりして、毎回とても勉強になっている。

今日の段階は、全5回のセミナーの内4回目(DAY4)までが終わっているところなのだけれど、


どうにかしたいと思っていることが

社会貢献になることであればあるほど、 

それを続けるために「事業として収益化」したり、 

融資を受けるために「価値を可視化」する 

ということが、とても難しい



ことなのだと、痛感している。

続けていくために必要な収入源が何なのか、どんなパートナーと一緒に進めていくのか、目的のためにかかるコストはどれくらいか…。つまり、なんとかしたいという思いだけではボランティアとしての活動はできるかもしれないけれど、これから「志事」として活動していくためには、しっかり「事業計画」が立っていることが必須なのだ。


今週の木曜日、12月12日。
Can Pass甲府市女性のための起業等セミナー最終回となるDAY5では、実際に「ビジネスモデルキャンパス」を使って、参加者それぞれが自身のプランを発表する場が設けられる。どんな風になるのかは分からないけれど、起業支援を行う県の担当者さんや金融機関の方、支援機構の方などの前で、思いを伝えなければならない。


…実は、まだ、まだなんです、私。


私のやりたいことが「金融リテラシーを上げる」という言葉で表現できることや、細かく上げれば幅広いターゲットや目的を「マイノリティで悩んでいる人たちの、情報不足による不安を解消する」という言葉でまとめることができるということは分かってきたけれど。


(この問題って、目的を達成したときの成果が、目に見えるかな?)


(この活動を継続していくために必要な収入源は?成果が目に見えにくいのであれば、価値はどう可視化するのか?可視化できなかったら、評価してもらうことも難しいのではないか。数字のないストーリーだけでは、支援してもらえないのでは?この活動以外に、別の収益事業がなければ厳しいのかも…)


人生の中で、きっと一番精力的に活動できる時期をかけようとしている一大プロジェクト。これから始めることで、その先に待っている未来で、私のこれまでの人生が決まるんだと思う。だからこそ、悩む。だからこそ、書けない。だって、私は稼がないといけないから。


稼ぐし、 目的も達成する。


その方法は きっと たくさんあるはず。


今日はまだ、29歳になって3か月目だから、大丈夫だ。焦らず行こう。今まで触れてこなかったものに触れて、積極的に吸収していこう。気になったら、迷わず触れてみよう。いい経験でいいじゃない。知らないことの方が圧倒的に多い中で、知ってる人を頼るのは何も悪いことじゃない。


そうだ、飛び込んでみなくちゃ、どう転ぶかもわからないじゃないか。


すでに会社を辞めてから今日までに、今までほとんど関わることも無く、存在さえ知らなかったクリエイターと呼ばれる職業の方々とのつながりができて、それも全力で楽しんでいる私がいる。いろんなセミナーに参加してみたり、紹介して頂いたりして、似たような課題解決を目標にしている人にも出会って。新しいつながりが、ここ3か月の間にどんどん増えてきている。勉強しながら、楽しみながら、成長していく。自分の目標のためにも、地域や社会をよくするという目的を達成するためにも、すべて糧にしていく。


大丈夫、そう、私はまだ、29歳だから。ポジティブが私の取り柄だから。

『チャンスの後ろ髪は掴めない』から、無理やりにでもトライする。それが今の私にとって必要なことだと思う。悩みつつでも、一生懸命取り組んでみよう。とても恵まれたことに、助けてくれる素敵なオトナがたくさんいるから、そういう人たちも巻き込みながら、なんとかする気概を持って、もがいてみよう。ここまでが、私の現況です。



さいごに、ひとつ。


退職して本当によかったのかどうか。



まちがいなく、私は、今の自分を幸せな奴だと思っています。


収入は今月からパートで月10万円になったし、そもそも貯金がなさ過ぎて(夫婦でお財布が別ということもあるけれど)、ガチでお金無いとかヤバイわ~って思ってることも間違いないけれど…。はい、辞める前にちゃんと貯金ができるくらい元気なうちに進退を考えるべきだったなというのは、フリーになることをちゃんと意識してなかった28歳の私の失敗だったと反省はしております。(根っからのポジティブじゃなかったら、ちょっと病んでたかもしれない。)


※仕事面については、今はまだ変化の途中なので、もう少し安定してきたらnoteに書こうと思います。


そして、途中でご紹介したNPO法人 bond place さんのサイトはこちら。

子供の貧困などについても興味のある方や支援したいと思う方がいましたら、ぜひのぞいてみて下さい。




そういえば。

余談ですが、先日参加させて頂いた日本政策金融公庫さんとbond placeさん共催の「キフカッション」のセミナーも面白かった。

「寄付しなかった理由?

お願いされなかったから。」


かつては、そんなアンケート結果が出ていたようですが。

(ちなみにこれはゲストトークの中で、日赤が10年以上前に調査した結果の第2位の理由だそうで、第1位は忘れたとのことでした。とお話していたものです。気になる…と思いつつ、忘れたものは仕方ないので、また探したり、聞いてみます。)


クラウドファンディングも一般的に定着しつつある今だからこそ、これまではあえて自分から調べることがなかったかもしれない<ソーシャルビジネス>やそれを運営している団体、企業についても調べてみるとという方が増えたらいいな~と思います。


「支援して!」って声を大にしてはいないかもしれないけれど、クラウドファンディングと同じように「もっと良くしたい」「どうにかしたい」といった思いから始まっているのが、地域事業、ソーシャルビジネスです。自分から積極的に支援してみる、寄付してみる、参加してみることで、地域社会に貢献するだけでなく、一人の人間としても、面白い発見があるかもしれません。


クラウドファンディングしてても、してなくても。

(この活動いいな。面白い取り組みだな。あったらいいなと思ってたんだ。必要な人に届いたらいいな。私も知ってれば良かったと思うから、もっと早く知ることができたり、多くの人に知ってもらいたいな。)

私がこれから携わっていく活動に対しても、そんな風に思ってもらえるプロジェクトを作ることができたら、もっと良いサイクルができると思うのです。


だからこそ、はじまりはちゃんとしたい。初めてやることばかりだから、100点は目指さないけれど、60点で切れるスタートなら、75点くらいまではもっていきたい。私一人でやろうとしなければ、絶対に可能だと思うから。


つまるところ、何が言いたいかと言うと、こんな私でも、応援してくれる方が増えたら嬉しいです。


まずは12月12日に迫っているビジネスモデルキャンパスの発表を、成長するチャンスだと思って頑張ります。トライして、エラーを見つけてもらえる貴重な機会になるはずだから、とにかくトライしなきゃ。未来の私、なにか閃きをくれ。12/12。ちょうど語呂合わせもいいし、「One two, One two!」と一歩ずつでも進み始める日になるように、よし、やってやります。

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megumal_nki
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