旅と美術館 その2
私が参加しているメンバーシップ「オトナの美術研究会」の3月のテーマが「旅と美術館」だったわけですが、もうひとつ書き残しておきたかったのは 昨年初めて「美術館に行く」ことを目的に旅行のスケジュールを組んだことです。
時期は2022年秋11月のことです。旅のテーマは「茶の湯を巡る旅」で行き先は京都でした。折しも全国旅行支援の恩恵を最大限に受け、結果大満喫となりました。
私が学ぶ表千家の会員証を見せると割引してくれる美術館がいくつかありますが、
大半が京都を中心とする近畿エリアが多いです。春や秋の会報誌に美術館の案内が出ていても、遠いからと別世界の出来事のように眺めていました。
ところが京都国立博物館で「茶の湯展」が開催されるという情報をキャッチ。コロナ禍でしばらく旅行から遠ざかっていたところへ、そんなことを聞いたら黙っていられません。「旅行したい!京都に行きたい!せっかくなら茶道関連の美術館も制覇したい!」と決めてからは早かったですね。
大まかに考えたのは
*京博の「茶の湯」展は 前期・後期の両方を見られるタイミングでスケジュール
*京都の地図で美術館の位置を把握、できるだけ近いもの同士で組み合わせ
*茶道以外にも面白そうなのがあればみたい。アンディウォーホル展やってる!
*ちょっとだけ観光もしたいし、和食も食べたいぞ、夜はサウナで疲れを癒す
・・・とこんな感じで、ひとりなのでわがまま放題、好き放題、気の赴くままだけど目的は確実に果たすぞ、と意気込んで、行程表も手帳に書きつけてみたりして。
結局見学できたのは12館
*京都国立博物館(2回入場)
*表千家北山会館
*古田織部美術館
*裏千家茶道資料館
*北村美術館
*野村美術館
*泉屋博古館
*大西清右衛門美術館
*京都市立京セラ美術館
*京都国立近代美術館
*八幡市立松花堂庭園美術館
*藤田美術館(大阪)
小さなものから大きなものまでしっかり見てきました。特に茶道関連の美術館は長年習っていても、行ったことないとなんだかモグリ?みたいな気分だったのが、ほぼ制覇したという妙な自信がつきました。細見美術館は今回見送ったのですが、次回の機会に行ってみるつもりです。
京都には7泊8日で出かけました。途中ホテルでテレワークも挟みながらの、いわゆる「ワーケーション」というものをやってみたわけですが、もう少し短い日程でも仕事と遊びを両立できるという可能性に気付いた旅でもありました。
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