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インド古典音楽が世界で愛される理由

インド古典音楽ってどんな音楽? ②

日本ではそこまでポピュラーではないインド古典音楽ですが、
実は世界中の人たちにすごく人気があるんです。

その理由として、世界中でインド人が働いていたり、留学していたり、移民していたりすることも、もちろんあるのですが、
やはりそれだけでは無い普遍的な魅力もインド古典音楽には存在します。

その魅力をちょっとだけご紹介すると:

  1. 心を癒す力
    インド古典音楽を聴くと、まるで瞑想してるみたいな気分になります。だから、ヨガやリラクゼーションの場面でもよく使われていますよね。私は最初の頃、せっかくコンサートに行ったのに、毎回寝落ちしたりしていました(笑)

  2. 毎回違う感動がある
    即興演奏がメインなので、ライブで聴くと「今日だけの特別な音楽」に出会えるんです。同じ曲でも違う表情を見せてくれるので、飽きることがありません。

  3. 理論がしっかりしている
    インド音楽の理論はものすごく奥が深くて、演奏者は何百年も前から続くルールに従いながら、それでも自由に自分らしい表現をしているんです。

  4. 独特な楽器の音色
    シタールやタブラ、タンプーラと言ったインドならではの楽器の音は、深い響きを持っていて、一度聴いたら忘れられないくらい個性的です。特にライブで生演奏を聴くと、聴く側の身体に直接響いてくるので、ぜひ生演奏をお聴きになる事を強くお勧めいたします。私の学んでいる声楽も、自分の歌声を、伴奏楽器のタンプーラの音と「共鳴させる」ことがマストなんです。だから声楽家は自分のタンプーラをとても大切にしているし、自分の分身のように思っています。

こんな風に、インド古典音楽は聴くだけで深く心と身体に響くので、世界中で大変親しまれています。最近では他のジャンルともコラボして、『フュージョン』と呼ばれる新しい音楽も生まれています。もっともっと日本でもインド古典音楽がポピュラーになることを願って止みません。

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