心に響くインド古典音楽の魅力
インド古典音楽ってどんな音楽? ①
インド古典音楽は、まだまだ日本では、一般的には馴染みの少ない音楽ジャンルかなと思います。
でも最近は、タブラ奏者のユザーンさん始め、インド古典音楽の分野で活躍する日本人も増えて来たので、昔よりは耳にすることが増えたのではないでしょうか。
実はインド古典音楽って、すごく歴史のある音楽なんです。
インドでは何千年も前から受け継がれてきた伝統的な音楽で、ただ「聞いて楽しむ」だけじゃなくて、心を落ち着けたり、内面を見つめるためのものとしても大事にされてきました。
大きく分けると、北インドの ヒンドゥスターニー音楽 と、南インドの カルナータカ音楽 があります。それぞれに個性があって面白いんですけど、どちらにも共通してるのが「ラーガ」と「ターラ」っていう仕組み。
ラーガ はメロディのルールみたいなもので、その曲がどんな気持ちを表したいのかとか、なんと、演奏する時間帯まで決まってるんです。
ターラ はリズムの型で、曲の骨組みを作る役割。
それから、忘れてはならないのは、インド古典音楽の特徴はなんといっても即興!!
演奏者がその場で感じたことを音にしていくので、同じラーガでも毎回違った演奏が楽しめるんです。