白夜行。
明るく無邪気な女の子がもてることくらい、ずっと前から知っていた。
私は笑えない子供だった。
虐待されていたわけではないし、普通の家で愛情をもって育ててくれたけども。
ちゃんとしなくちゃいけない、いい子でいなくちゃいけないってずっと思ってた。
そんな人って少なくはないんじゃないかな。
●愛しかたをおしえてほしい。
10年前くらい前に作家の東野圭吾さんにはまって。白夜行は読み終わって時計を見たら朝の4時だったことを覚えてる。分厚い本だった。
昨日アマゾンprimeでドラマがあることに気付いて見たらやっぱりはまって一気に見てしまった。
太陽の下を歩きたいと思いながらずっと白夜の中を生きる二人。
もちろん犯罪は許されることではない過ちだけど、お互い愛しかたを知らなかっただけなんだよね。愛しているが故に傷つけ合う。
愛したいのに人が信じられない。愛したいのに本当の気持ちが言えない。
まるで昔の自分を見ているようだった。
●光と闇。
「めぐちゃんの闇があるところが好き」そう言ってくれる人にやっとやっと出会えた。
2年間婚活をしたけど、男はみんな光のような、太陽のように無邪気に笑う女の子が好きだと見せつけられた。
ありのままの自分を受け止めてくれる太陽のような人が現れて、色彩心理学に出会って気持ちを表現することを知り、
わたしは「キラキラしてるね」と言われるまでになった。
でも分かってる。
光は闇があるからこそ輝く。
私の闇は別になくなった分けではない。ただ、そんな自分を受け入れられるようになっただけだ。
ケラケラ無邪気に笑う女の子は今でも羨ましいし、かわいいなぁと思う。
だからといってもう影に隠れたり好かれようとして無理に笑ったりはしない。
これからも光と闇の間をいったりきたりしながら生きていく。
それがわたしの生き方だから。