3月 5歳児 月案文例
<ねらい>
・周りの人に感謝をし、卒園することを喜ぶ。
・生活に見通しを持ち、主体的に活動して充実な生活を送る。
・友だちと一緒に活動する充実感や安心感を味わう。
・年下の子に思いやりを持って接する。
・友だち同士でいいところを認めあい、仲間意識を持つ。
<前月の子どもの姿>
・来月から小学校へ行く嬉しさのあまり、落ち着きがない行動が目立つ。
・就学への期待が高まる中、今までの友だちと別れる寂しさも感じている。
・友だち同士でトラブルが起きても自分たちで解決している。
・節分で、数え年分の豆を自分たちで数え、自分の中にいる悪い鬼を退治できるようにお願いしながら食べていた。
<食育>
・入学する前に食事のマナーを再確認し食べる。
・リクエストメニューや行事食をみんなで食べ、美味しさを感じる。
<内容>
−養護−
・基本的な生活習慣を再確認し、健康的に過ごそうとする。
・就学への期待や不安を受け止めて安心して園生活を送れるようにする。
・友だちと過ごす最後の時間を大切にする。
・友だちのいいところをみんなで認め、安心感と充実感を持って生活できるようにする。
−教育−
[健康]
・生活習慣を見直し、就学に向けて自信を持って生活する。
・友だちとあそびのルールを話し合いながら楽しく遊ぶ。
[人間関係]
・友だちとぶつかり合いながらも自分たちでトラブルを解決する。
・年下の子に思いやりを持ち、楽しく話をしながら遊ぶ。
[環境]
・春の訪れを喜び、わからない植物や虫がいれば自分たちで調べる。
・ひな祭りの意味を知り、みんなでお祝いする。
[言葉]
・園での思い出や感謝の気持ちを言葉で伝える。
・友だちと保育園(幼稚園)で過ごしてきた思い出話をする。
[表現]
・卒園式で歌ううたの意味を知り、心を込めて歌う。
・1年間に作った製作を自分でまとめる。
<環境構成・援助・配慮>
−養護−
・健康的に過ごすために必要なことをみんなで話し合ったり、ポスターを掲示しておく。
・小学校へ行く不安を受け止め、安心できるような声をかけたり一緒に遊んだりして安定した気持ちで生活できるようにする。
・友だちとたくさん自由に遊べる時間をつくる。
・みんなで挑戦したことや頑張ったことを振り返ることで仲間意識が持てるようにする。
−教育−
[健康]
・小学校での生活について話すことで、保育園でも見通しを持って過ごせるようにする。
・子どもの様子に合わせていく公園を考える。
[人間関係]
・話し合う姿を見守り、必要があれば仲介に入る。
・年下の子と過ごす時間を取る。
[環境]
・春の自然を感じる活動を取り入れる。
・雛人形の意味を伝え、みんなで成長を祝う。
[言葉]
・1年間の思い出を話し合う中で、お世話になった人を思い浮かべ、感謝の気持ちを持てるようにする。
・集会の中でみんなの思い出を話すきっかけを作る。
[表現]
・歌詞をホワイトボードに書き、一つ一つの意味を伝えたりみんなで話し合ったりする。
・自分や友だちが頑張って作った作品を大切に扱う。
<健康・安全面>
・健康的に過ごせるよう快適な空間作りを心がけ、元気に卒園式を迎えられるようにする。
・交通ルールを話し合い、小学校への通学路の危険を伝える。
・お別れ遠足で行く場所を伝え、公共のマナーを守って楽しむことを約束する。
<家庭と地域との連携>
・卒園すること、大きく成長したことを一緒に喜んだり祝ったりする。
・小学校就学までに不安なことを払拭できるよう話を聞いたりお便りを出したりする。
・最終登園までに全ての荷物を持ち帰るようお願いをする。