![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58543542/rectangle_large_type_2_d845112817bed055a8a492e7feaef1b6.jpeg?width=1200)
なぜ、ママになるとイライラするのか?育児の最適解を探ってみた。
ママになってからイライラする機会が増えていませんか?
特に、パートナーに対してイライラする機会が増えていませんか?
理由は何でしょうか。
余裕がなくなったから?
ママの段取りが悪いから?
いいえ、あなたのせいではありません。
生命科学の視点から、はっきりと答えが出ています。
◆なぜ、ママになるとイライラするの?
A.なぜ、ママになるとイライラするの?
Q.人は群れで生きる動物なのに、共同養育できないから。
By ちこちゃん
どういうことかって?
ママになると「オキシトシン」という愛情ホルモンが分泌されます。これ、出産時や授乳時に特に分泌されまして、「赤ちゃんきゃわいいー!愛しいー!愛しくて愛しくてたまらなーい!」と思うホルモンなのです。科学的に「自分の子どもがかわいい」と思うよう、ホルモンが出るんですね。そうやって人を育てる仕組みがあるのが面白い。
でもこの「オキシトシン」というホルモン、ちょっとクセモノなのです。愛情ホルモンなのであれば、パートナーに対しても愛情が深まりそうですよね。でもなんと!この愛情ホルモンは「育児に非協力的な人」に対して攻撃性を強めてしまうんです。
NHKスペシャルで、とても分かりやすく説明してあります。
産後間もない時期にママたちの多くが感じやすいのが、「夫への強いイライラ」。育児で助け合いたい夫に、なぜかいちいちイライラしてしまう理由にも、母親の体内で分泌されるホルモンが密接に関わっていることがわかってきました。そのホルモンの名は「オキシトシン」。
出産時や産後の授乳時、わが子と触れあっている時などに多く分泌され、脳に作用して、わが子やパートナーへの愛情を強める働きをしています。ところが最近、愛情だけでなく、同時に「他者への攻撃性」を強める作用もあることが明らかになりました。たとえ夫であっても、育児に非協力的な人は「攻撃の対象」となり、イライラ感が強められて夫婦関係の破綻を招く恐れもあるというのです。
『NHKスペシャル ママたちが非常事態』より
「えぇー!ホルモンさんよ、分泌するのは愛情だけにしてよ!攻撃性まで兼ね揃えなくてもいいよ!」と思うのですが、そうはいかない。
では、オキシトシンを「攻撃性」ではなく「愛情」を強める方向に働かせるには、どうすればよいのか?
◆オキシトシンを「攻撃性」ではなく「愛情」を強める方向に働かせる方法は?
それは、パートナーが育児を一緒にすること。
一緒に育児するというのはどういうことか。
1.物理的に子育てを分担すること
2.辛さを理解し共感すること
(『NHKスペシャル ママたちが非常事態』より)
この2点がポイントです。
ちなみに、2つ目の辛さを理解し共感するツールとして、ぴよログという育児メモアプリは最強です!是非お試しあれ。
では、1つ目の物理的に子育てを分担ってどういうことなのか。
具体的にどうすればいいのか。
それについて書いてあるのが、今回の日経DUALの記事。
高橋祥子さんは3つポイントがあると言っています。
その1つがこれ。
1.科学的に見て、人間の育児は1人に押しつけるものではない→チーム育児を導入
「一番大変な、産後2カ月間は、私の母と、義理の母に交代で計1カ月ずつくらい泊まり込みで来てもらい、私、夫、母親の3人でチームになり、夜中の0時~4時までの担当、4時~朝8時までの担当、その日は夜通し寝る人、の3つのシフトを設定して、順番に回しました。全員が夜中に起きてみんな満身創痍(そうい)になっては意味がないので、『今日は休んで』となるようにシフトをつくりました」
う、羨ましい…!
何が羨ましいって、3人で回せていること。
何を隠そう、我が家もチーム育児を導入しています。夫と2人のチーム育児です。本当は、ベビーシッターか誰かを1人増やして、3人のチーム育児が理想なのですが、このご時世それが出来ず、基本2人のチーム育児です。
◆チーム育児の最適解は?
チーム育児において、2人と3人では大きな差があります。
2人だと、自分か相手かの二択なんですよ。
相手が出来ないなら、自分がやるしかない。
逆に、自分が出来ないなら相手がやるしかない。
それって結構大変です。
なぜなら、この方法だと2人揃っては休めないから。
たまには2人でゆっくりしたいねって言っているのですが、
それが出来ない。
ゆっくり休んでたり自分の時間を過ごしたりしている間、
相手は育児で大変かもしれない、と思うと、
本当の意味でゆっくり出来ないんですよね。
でも3人だと心に余裕が生まれる。
少しでもいい。
2人でゆっくりした時間を過ごすことが出来る。
早くこのご時世がおさまって、3人(以上の)チーム育児が出来るようになることを祈るばかりです。
これは、必ずしもベビーシッターをという意味ではありません。
近所のママ友でもいいのです。
2人(AB)のチーム育児だと、Aが自分時間を確保しようとすると、Bはワンオペにならざるを得ない。
だからと言って、四六時中2人で育児をしていたら、自分時間がなくなってそれはそれでお互いにとって良くない。
でも近所のママ友と遊べたら。
子1人親1人のワンオペより、近所の友人と合わせて子2人親2人(もしくは子3人親2人など)の方が、圧倒的に楽です。
そういう選択肢が広がるといいなぁ。
日経xwomanテラスにも書いています!
アンバサダーやってます。
読んでもらえると嬉しいです。
(2,208字)
前回の日経xwomanの記事。
いいなと思ったら応援しよう!
![経済と育児が分かるようになるnote](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56076284/profile_352d2d7b29482f7ff028f8656ac2d849.png?width=600&crop=1:1,smart)