【世界銀行】2020年、世界経済の見通しは?~一次情報へのアクセス方法~
こんばんは、FPむーです。
コロナがあったのに、なんだかんだで上昇している株価。
中央銀行の力が強いなーって思っちゃう。
と思ってたら昨日は大きく下げて、今日は少し戻して。
やっぱり、商いが薄いので、かなりボラティリティが高い状況です。
ちょっと何かあればすぐ落ちるし、何もなければスルスルと上がっちゃう状況。
そんな中で、これからどうなるのか。
2020年の世界経済の最新の見通し、気になりますよね。
こういう時こそ、一次情報で見ていきましょう。
今日の記事はサクっと3分ぐらいで読めるものなので、お気軽に読んでみてください。
先日、世界銀行が今年2020年度の成長率について、マイナス成長の見通しを発表しました。せっかくなので、今までの実績(ここ4年)もふまえて見ていきましょう。
ちなみに、一次情報へのアクセスはこちら。
→世界銀行のHP
◆世界経済の見通しby世界銀行
2017年実績 3.3%
2018年実績 3.0%
2019年実績 2.4%
2020年予測 -5.2%
下がっていますね。
まぁ、コロナですからね。
そりゃ、経済にダメージくるよね。
では次に、主要国の成長見通しも見ていきましょう。
◆主要国の成長見通しby世界銀行
●アメリカ
2017年実績 2.4%
2018年実績 2.9%
2019年実績 2.3%
2020年予測 -6.1%
コロナの感染者数が世界1位。経済活動再開も、感染第2波がかなり懸念。と思ったら、本当に危ない状況に。回復スピードはゆるやか。
●欧州
2017年実績 2.5%
2018年実績 2.9%
2019年実績 2.3%
2020年予測 -9.1%
3月からのロックダウン・経済活動停止の影響大。景気回復に向けての、EU各国の足並みもそろっていません。
●日本
2017年実績 2.2%
2018年実績 0.3%
2019年実績 0.7%
2020年予測 -6.1%
日本の成長率は低いですね…!感染者数は少ないものの、6月に経済活動が再開したところ。景気回復には時間がかかると思われます。
●中国
2017年実績 6.8%
2018年実績 6.6%
2019年実績 6.1%
2020年予測 1.0%
2020年予測でマイナスじゃないの、中国だけ!
唯一プラス成長の見通しの国。感染拡大が他国よりも早い段階で収束していて、景気回復も早いです。
◆一次情報へのアクセスの仕方
このnoteの趣旨は、「経済が分かるようになるnote」です。なので、出来るだけ一次情報をベースに、そしてこれを読んだみなさまは一次情報に当たれるように、と思って書いています。
各国が経済の見通しを発表していますが、あたるべきは一次情報。では、その一次情報はどこにあるのか。どこが世界経済の見通しを発表しているのか。
という声にお応えして、世界経済の見通しを発表している、主要な国際機関をまとめてみました。
◆経済見通しを発表する主な国際機関はこちら。
◆IMF(国際通貨基金)年2回
4月と10月
「(WEO)World Economic Outlook」
◆OECD(経済協力開発機構)年2回
6月ごろと11月ごろ
「OECD Economic Outlook」
◆世界銀行 年2回
1月と6月
◆国連 年1回
1月
今回は、6月の世界銀行の見通しについて、書きました。
でも実は…今年4月に発表したIMF(国際通貨基金)の世界経済の見通し、この前の6月24日に改定したのですよ・・・もちろん、大幅下方修正でね・・・それについては、次の記事にて。
↓次の記事です。
ちなみに、今年4月のIMFの発表の記事はこちら。