2020年後半の株価の見通しは?~プロの見方~
気が付けばもう7月。2020年の半分は過ぎました。
コロナで外出自粛しているうちに、気が付いたら1年の半分が過ぎていて、ビックリしているところです(*_*)
2020年前半は、コロナで始まり、値動きの激しい相場となりました。
「コロナショック」と呼ばれた大きな危機も起きました。
今もコロナはおさまっておらず、それどころか感染拡大していますが、そんな中で2020年後半、株式相場はどのような動きをするのでしょうか。
今日は、プロが描く2020年後半の展望を見てみましょう。
そう言えば、二番底って言葉を聞かなくなったなぁ。
今年4月では、こんな話もあったのですが。
今年後半の高値予想は。下値予想は。今日は、経済のお勉強というよりは、「ふーん、こんな予想が中央値なのね」ぐらいの気楽な気持ちで読んでください。お茶でも飲みながら。足を崩しながら。
◆プロに聞く、2020年後半の上値予想!
結論から述べましょう。
2020年後半の日経平均の
上値は、23,000円~26,000円、
中央値は24,000円といった感じです。
やっぱり上値は重いなぁ。
これを書いている今(7/26)、22,751円なので、あと1割弱ってとこですね。
ーー高値予想の中で、一番高い値は?ーー
一番高値予想している人は、26,000円(12月)。
大和証券の壁谷洋和さんです。なんで26,000円かって?
『政策に売りなし』という格言がありまして。
金融政策でお金じゃぶじゃぶ流していて政策が株価を押し上げているから、景気が悪くても関係ないんだよん。売る人いないよん。みんなが買うんだよん。
という考え方。
これが、日本だけじゃなくて、アメリカもヨーロッパもどこもかしこも、お金をじゃぶじゃぶ流すよ政策しているもんで。だもんで。
だから、景気がどうであろうと株価は上がるよ、という事。
(※だもんで、とは言っていません。)
お金をじゃぶじゃぶ流している積極的な金融緩和に加え、世界合計で11兆米ドルにも及ぶ財政出動。これらにより、世界の経済活動は4-6月期に底を打ち、回復に向かうとされています。
ーー高値予想の中で、一番低い値は?ーー
上値予想で一番低い値は23,000円(7月)。7/26の株価が22,751円なので、もうあと本当に少しで今年の高値という予想ですね。これを予想したのは、ニッセイ基礎研究所の井出真吾さん。下値2万円~上値23,000円という予想です。理由は、「21年3月期の業績予想を開示している企業が10~15%程度の減益を見込んでいるから。勘案すると21,000円が適正水準」との事。
ーーー高値をつける時期は?ーーー
高値をつける時期の予想は、大きく2つに分かれています。
◆高値は夏だよ派
◆高値は年末だよ派
中央値は24,000円といったところ。
◆プロに聞く、2020年後半の下値予想!
こちらも、結論から述べましょう。
2020年後半の日経平均の
下値予想は19,500円~21,000円です。
(ここまで、日経ヴェリタス2020.6.21の3面を参考に書きました。)
ここで改めて、今年の最安値を確認しましょう。
年初来安値 16,358円(2020年3月19日)
ここまで下がると予想している人はいないということです。
リスク要因としては大きく3つ。
・新型コロナの感染拡大による影響
・アメリカ大統領選挙による影響
・香港国家安全法成立などによる米中摩擦の激化
上記のリスク要因があるのに、年初来安値を更新するまではいかない、というのがコンセンサスなのは何故か。
アメリカの非農業部門雇用者数、失業率が、どちらも予想より数字が良い&前回より数字が良くなっているんですよね。この値が出たあたりから、アナリストの株価予想が楽観的に転じてきた気がします。
非農業部門雇用者数(6月)
前回:250万人
予想:300万人
結果:480万人
失業率(6月)
前回:13.3%
予想:12.3%
結果:11.1%
6月のISM製造業景況指数だって、52.6でした。前回の43.1から大幅に上昇したことから、4月をボトムとしてアメリカの景気は最悪期を脱しつつあることが示唆されたと言われています。
ここからは私FPむーの個人的な意見なのですが。
少し風向きが変わってきな、と思ったのが7月。
「コロナはまだまだ感染拡大する。」という思いのもと、商いが薄くなる。商いが薄いのに中央銀行がお金を入れていることもあり、個人投資家が参加するのをためらっているうちに、あれよあれよと株価は上昇。S&P500よりも、アフターコロナ・ウィズコロナで上昇期待されたナスダックの方が上昇。
6月の雇用統計が良かったあたりから、マーケットの雰囲気が以前よりも楽観的になってきた気がするのは、私だけでしょうか。
ま、だからと言ってこのまま株価が上昇しつ続けるわけではないのが、マーケットの面白いところであり、難しいところです。
下記リスクをしっかりと把握しながら、一次情報の数字を見ながら、楽観的にも悲観的にもならずに、コツコツと投資を続けていこうと思います。
~リスク要因まとめ~
・新型コロナの感染拡大による影響
・アメリカ大統領選挙による影響
・香港国家安全法成立などによる米中摩擦の激化
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