アメリカの景気はどうなるのか、これを見れば分かる!

★マーケット投稿★

この記事の続きです。


「景気って今どうなん?」と聞かれた時の指標が購買担当者景気指数
最後の言葉、「景気指数」だけ覚えておけば分かりやすいかも。
50を上回る状態が続くと景気拡大、
50を下回る状態が続くと景気減速。
50が判断の分かれ目!!!

世界各国で集計・発表されてる「景気指数」。最近では世界経済を左右する中国の結果が話題になることが多い。
その中国の景気指数(製造業)が、49.8(2019年9月30日発表)
ちなみに、2019年5月から5ヶ月連続で50を下回っています。
では、アメリカの景気指数は?

の続きです(前置き長い)。

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アメリカの景気指数は、47.8でした!
アメリカは、サプライマネジメント協会(ISM)が発表しているので、「米国ISM製造業購買担当者景気指数」と呼ばれています。ま、呼び方なんで、どうでもいい。ここでは分かりやすく、「景気指数」と略しますね。

2019年10月1日に発表された、アメリカの景気指数が47.8だった。この事実をどう捉えるのか。
ちなみに、この景気指数は毎月発表されています。
前月比1.3ポイント下がっています。

この情報だけだったら、「へぇー、2ヶ月連続で50切ってるのね。しかも下がってるのね。これから景気減速かぁー」という感想になると思う。
でも。47.8というこの数字。実は2009年6月以来の低水準なんです!
ん?2009年6月!?そう、10年3ヶ月ぶり!!!

「この鋭い落ち込みぶりは、まさに景気後退に入る時の動きだ」
by三菱UFJ銀行ニューヨークのチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏

いつかの記事で書きました。マーケットは、予想と反する動きをした時に、影響を受けると。

じゃぁ、今回9月の景気指数の予想はどうだったのか。
8月に50を切った景気指数、9月は盛り返して50を上回るとの予想だったのです。
その予想だっただけに、今回、景気指数が47.8と発表されたので、マーケットは
「え!?予想では50を上回って景気拡大のハズだったのに!50を下回るどころか、10年ぶりの低さだなんて!」と打撃。

まぁ、最近は大打撃ニュースが多すぎるのですが(苦笑)、それでもマーケットにとって打撃。
このニュースが発表された10月1日、NY株は前日比343ドル安と急落。投資家心理の悪化は続き、翌日も下げました。2日で840ドルも下げました。

調査対象先の企業が寄せたコメント
○「経済は減速しているようだ。関税が混乱をもたらしている」(電気設備業)
○「中国への制裁関税が我々の事業を傷めている。材料の大半は米国でなく中国製だからだ」(食品業)

では、これからアメリカの株価はどうなるのか?
アメリカの景気指数50切ってるし、じゃぁこれからダメダメかと言われると、そこも難しいのです。

★景気がこれからどうなるか?と聞かれたら、景気指数を見る。でも、他にも指標はたくさんあります。マーケットがよく注目している指数は?と聞かれたら、この2つ、という重要指標があります。

景気指数が重要度★★(星2つ)だとしたら、その2つの指数は重要度★★★です。
という指標があるので、その2つの指標の話は次回に。

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