新型コロナウィルスの影響を受けた中国の結果
こんばんは、むーです。
新型コロナウィルスの影響で、今週末はご自宅にいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。今週のマーケットは大きく動きましたね。NYダウは下がり続け、日経平均も下がり続け、でもナスダックは少し戻した、そんなマーケットでした。
さて前回の記事で書いた今後の見通し&注目ポイント3つのうちの1つ、中国の景気がどのような結果を出すか。それが今日発表でした!そう、中国のPMIです。購買担当者指数ですね。
◆PMIとは?
PMIを知っている方は、ここは飛ばし読みしてください。PMIとは、すっごく簡単に言うと、企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、「これからどうなると思う?」っていうアンケート調査した結果を指数化したものです。
50を上回る状態が続くと景気拡大、
50を下回る状態が続くと景気減速です。
50が判断の分かれ目!!!
詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。さらっと読めるので読んでおくのがオススメ!
PMIは、その速報性の高さからマーケットではよく注目されています。では、新型コロナウィルスで話題の中国の景気はどうなのか。数字で見てみましょう。
◆2月の中国のPMIの結果は?想定の範囲内?それとも想定外?
中国の国家統計局が2月29日発表した数字は!
2月の製造業PMI→35.7(1月は50.0)
過去最低だとニュースで目にした方も多いのでは?
前月から大きく下げています。でもこれは想定の範囲内。想定と違ったら大きく動くのがマーケットですが、想定内なら低い数値でもそんなに影響がないのです。
では、市場予想はいくつだったのでしょうか?
市場予想45.0でした。市場予想より大幅ダウンです。
そして、ご参考までにもう1つ。
2月の“非”製造業PMI→29.6(1月は54.1)
市場予想は50.5
特に注目されるのは、製造業の動向ですが、どちらも判断の分かれ目とされる50を大きく下回っていますし、市場予想も下回っています。
なぜここまで大幅に下がったのか?中国政府が講じた移動制限などの新型コロナウィルス対策で、中国の旧正月の連休後に職場に戻れない人が出たり原材料不足が発生して工場が再開できないことなどが原因です。
◆これから中国はどうなるのか?
過去最低のPMIは分かった、と。ではこれからどうなる見込みなのか。ブルームバーグや中国が発表している資料を見てみましょう。
(ブルームバーグ・エコノミクスの推定)
中国の工場の稼働率はこの数週間で回復しつつあり、今週は60~70%の見込み。
(中国の国家統計局の2月29日の発表資料)
◆PMI調査の中・大規模企業の業務再開率
(2月25日時点)78.9%→90.8%(3月末)へ上昇する見込み
◆中・大規模メーカーの業務再開率
(2月25日時点)85.6%→94.7%(3月末)へ上昇する見込み
見込みどおりになればまた回復しそうですが、まだまだ注視が必要な状況です。中国のPMIって、特に注目されていますからね。みなさんは、このマーケットをどう見ていますか?
以上、マーケットが注目していた、新型コロナウィルスの影響を受けた結果の中国PMIでした。なるほどね~と思った方は、是非スキをお願いします(^^)今後記事を書く励みになります!
前回の記事はこちら。
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