私が10年以上気にしている、あの人のお小遣い
実は私、ある人のお小遣いをずっと気にしているのです。
そうね、ここ10年以上ずっと。
その人のお小遣いが毎月いくらなのか、上がるのか下がるのか。
他人のことなのにチェックに余念がありません。
おかしいな、仕事と育児で余裕ないとか言ってたその口で、他人のお小遣いをずっとチェックしてるんかい!
・・・というツッコミは受け付けません。だって気になるもん。
10年以上チェックしていますが、ここ数年のことを話しましょう。
その人ね、とてもたくさんのお小遣いをもらっているのです。
なぜかって?
コロナショックで大打撃を受けたから。
だから、コロナショック以降、毎月120万円のお小遣いをもらっていたんです。毎月120万円ってすごいですよね。何でも出来そう。ウハウハ。毎月120万円ももらったら、何に使おう?
でも最近、減らされることになったんです。
去年の11月から、毎月15万円ずつの減額。何があったんや。毎月120万円のお小遣いもすごいけど、毎月15万円ずつ減らされるのもなかなかやで。
と思っていたら、その1ヶ月後。
12月中旬からは、毎月30万円ずつ減らされることになりました。
え、ほんまに何があったんかと。
まぁ、私はその家のチェックに余念がないので、減らされることも予想してだんですけどね。ふふふ。
あと、よく考えてみれば、お小遣いもらう方はウハウハだけど、お小遣いあげる方は大変ですよね。毎月120万円ですよ!親になった今、その気持ちよく分かるわ。毎月高額のお小遣いをあげ続けるのは不可能。持続不可能。持続可能なSDGsと正反対。世界の波と逆行してる。
にしても、毎月30万円減額は、大きいですよね。このペースで減ると、今年の3月にはお小遣いが0になります。去年の10月までは毎月120万円もらってたのにね。大変だよね。
でもね、お小遣いをあげている人が言ってたんです。
「お小遣いじゃなくて、自分の力で生活しなよ」と。
「自分の力で生活できそうだと思ったから、お小遣い減らしていってるんだよ。」と。
ド・正・論ー!!
その人の家では、3ヶ月に2回ぐらい、お小遣いをどのぐらい下げるか(以前はどのぐらい上げるか)の相談会が行われています。
最近の話題は、お小遣いをどんなペースで下げるか、いつ0にするか。
で、どうやってそれを決めるかというと、いくつか基準があって。
簡単に言うと、「自分の力で生活できるやん」っていう基準を満たしていれば、お小遣いはどんどん下がります。変動制の小遣いなんです。なんて合理的。
…というのが、私が気にしているあの人のお小遣い。
誰かって?
勘のいい人は気が付いたでしょう。
あの人とは、アメリカです!
ちょっと単位が違うので、事実をまとめましょう。
ーお小遣いのまとめー
・アメリカは、コロナショック以降、毎月1200億ドルをお小遣いとしてもらっていた。
・FRB(アメリカ版日本銀行みたいなもん)が、お小遣いをあげている。
・2021年11月~:150億ドルずつ減額、12月~:300億ドルずつ減額。
・お小遣いの金額を決める相談会とは、FOMCのこと。3ヶ月に2回ほどのペースで行われている。
・このペースで減らしていくと、3月にはお小遣いが0になる。
なんでアメリカはこんなに高額のお小遣いをもらえているかと言うと、「コロナショックでアメリカの経済がボロボロになりそうだったから。」
そして、なんでお小遣いを減らしていっているかと言うと、「自分の力で生活できそうだから。」
そしたら、気になります。
自分の力で生活できそうかって、どうやって判断しているのか。
色んな判断軸があるのですが、主にポイントは3つあります。
とりあえず、みなさんはこの3つのポイントだけ覚えておけば、アメリカがどんなお小遣い政策をするのか、分かってくるようになると思います!そしてそれは、アメリカの株価がどのような動きをするか、そして世界の株価がどのような動きをするかに影響してきます。
<お小遣いをあげるかどうかの判断軸>
1.働いている人、どのぐらい増えてんの?(前年同月比)
2.失業率、どのぐらい?
3.インフレ、どのぐらい?
では、この3つは現在、どのような状況なのか。
そして、最新のアメリカのお小遣い状況はどのようになっているのか。
長くなってきたので、次回へ続きます。明日アップする予定ですので、是非見てみてください。
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