CO-MUSICATION REPORT VOL.19 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈✈︎~Journey Recording 後編~
前回に続き、今回も『Journey』のレコーディングの様子をお届けいたします。
前編では、レフティさんのベースとICCHAN.のドラム、リズム隊のレコーディングの様子をお届けいたしましたが、今回は香取真人さんのギターと北村真奈美さん(以下mavoさん)のピアノのレコーディングです。
REVELMUSIC CREATOR
Ba:宮田'レフティ'リョウ
Dr:ICCHAN.
Gt:香取真人
Pf:北村真奈美
Engineer:タルタノリキ
まずは香取さんのギターから。
使用するマイクはSM57とコンデンサー。
香取さんがアコギを弾き、タルタさんがマイクの位置を調整していきます。
リスナーは、香取さんが弾くアコギにウットリと聴き入りながら、セッティングの様子を見守ります。
途中で香取さんからノイズが結構載ってる…57かな?との指摘が…
コントロールルームでは、こっちのマイクかな?いやエアコン?更にはサーキュレーター?と……
その間に香取さん、♬︎禁じられた遊び♪を弾き始めました。
タルタさん思わず「えも~い!」
香取さんのギター本当にステキです。
原因はやはり57と判明し調整を…
準備が整ったので、もう一度サビから流しギターを弾いていきます。
「自分の音結構上げて欲しいっす!あとクリック真ん中にして欲しいっす!で、ドラムちょい下げ…」香取さんのリクエストがあり、耳中の音も調整して準備が整いました。
ここで香取さんが「何か…アレンジメント的にありますか?」とレフティさんに尋ねます。
レ「なんかねぇ…2aでやってたアルペジオっぽいのとかいいなぁて思ってはいて…あとはダブルかどうかを今ちょっと悩んでいて、今2カポでやってるじゃん?」
香「あ、1っすね」
レ「1カポかぁ…1カポでやってる感じもいいけど…」
デモは半音下げで弾いていたレフティさん、テーマ感としては半音下げで弾いている感じの方がある気がするけれど、どちらの方がいいかと迷っている様子。
1回試してみることに。
その前に、ちょっと待っててと…
コントロールルームで何やら動きが?!
そこにmavoさんのピアノの音♬*.*・゚ .゚・*.
レフティさんから、「ピアノも一緒に弾けるんじゃないか説が、にわかに浮上してきました。」と!
▲そういえば、MIDI運んでいましたね。
待っている間に香取さんからレフティさんにお願いが。
自分のイヤモニを使いたかったようですが、ケーブルの長さが足りなかったみたいで、イヤホン延長が無いかと…
レフティさんが探している間、場を繋ぐことになった香取さん。
「モニター環境って結構大事じゃないですか?!ヘッドホンの特性というか、聞きづらいな~って思ってやっているとプレイに影響が出る気がしてて…」
するとすかさず「すいませんね~モニターバランス悪くて」と突っ込むタルタさん。笑
香取さん慌てて「違う違う!バランスの問題じゃなくて音質の問題…普段使っているものの方が慣れているので、安心してできる感じがあって…さっき繋ごうとしたら長さが全然足りなかった。」
タ「(繋ぎ)終わりですか?」
香「終りました」笑
ちなみに、香取さんが使っているイヤモニのメーカーは、Westonだそうです。
イヤホン延長はICCHAN.が持っていたようで、香取さん無事自分のイヤモニ装着です。
思わず漏れる「快適…」
良かったです。
そしてレフティさんとmavoさんと香取さんでコードなどを確認し、いよいよTAKE1!
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いい感じでレコーディングが進んでいきますが
………あれ?香取さんどうしたのでしょうか?
演奏止めちゃいました。
どうやら音が届いてないようです。
モニターの不具合でしょうか?
「トラブルだよーーー!!!」とタルタさん。
ここはまた香取さんがギターで繋ぎます。
なんとか復旧するも「これどうすんのライブでなったら~」とレフティさん。
確かに…
▲モニターが…(-人-)
ではあらためて【TAKE1】
.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶
終わると同時に
レ「ステキや~ん!」
タ・香「イェ~~~~~~イ!」
レ「メチャメチャステキやん!」
香「イェイ イェイ イェイ!!!」
レ「いや、いい感じっす。」
香「ありがとうございます。」
TAKE1が終わったばかりだというのに、早くも思い出テイクの声が! 笑
レフティさんは、それだとリズム隊がテイク重ねたみたいになっちゃう。普通TAKE3ぐらいやるでしょと言っていましたが、TAKE1でいいかも…と思ってしまうぐらいステキです!
タ「さっきと大分雰囲気変わりましたね。」
レ「ホントね……じゃないと!笑」
香「じゃないと来た意味が…笑」
本当に変わりました。デモの時点で十分ステキでしたが、やはり生のバンド演奏は違います。
TAKE1で気になるところを3人で確認をして、TAKE2へ。
▲コントロールルームで演奏するmavoさん
【TAKE2】
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レ「ハイハイハイいいんじゃないっすか?とても良かったよ君たち!」
急にプロデューサー感を出すレフティさん。
TAKE2でのお二人の気になる部分の確認をしたところで、mavoさんから「もうワンテイク、香取くん一緒に良かったら…」と。
香取さん「もちろん!」と即答。
細かい部分の確認をしつつ弾いているmavoさんのピアノに、レフティさんは「かっこいい!そのコード良いね!すごいJALのCM見えてきたよ!JALのCMの感じでお願いします。この曲がひとり歩きして、飛行機を降りた後に流れるやつみたいになるのをイメージして…」
聴いていると、本当にそんな光景が目に浮かんでくる曲なので、是非ともCM実現してほしいですね。
最後にサビの部分についての確認をしながら、細かく調整を行っていきます。
レフティさん、レコーディングの様子をひたすら観ているリスナーを気遣いコメントを。
「すいません…この微調整を…こうやってレコーディングで変わっていくことがよくあります。」
香取さんも「あります!非常にありますね!」
デモはあくまでも下書きなので、やって気づくことがいっぱいあるそうです。
以前、レフティさんは割としっかりデモは作る方だと仰っていましたが、それでも実際に生で演奏をしていくと、このように色々と変更されていくのですね。そして、プロデューサーの要望にすぐに反応する、ミュージシャンの方たちのプロの仕事ぶり、そんな所もこの配信の見どころのひとつだと思います。
それでは、本当に最後の思い出テイクを!
【TAKE3】
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TAKE3もいい感じ。
忘れないうちに、mavoさんと香取さんの気になる部分の差し替えなどを行い、最後は香取さんのギターソロを録ります。
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TAKE1、TAKE2を録ったところで、mavoさんから、トレモロが良かったと。学生時代のマンドリン部を思い出したそうです。笑
レフティさんもトレモロ結構好き!と。
香取さんは御要望にお応えして、トレモロ奏法を取り入れることに。
その後何度かテイクを重ね、納得できるギターソロが録れました。
レフティさんはTAKE2のラストが良かったということで、そこだけ差し替えをして香取さんのギターソロも終了です。
最後に本日の撮って出しをみんなで聴いてみることに.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶
「かっこいい!いい曲じゃん!
命が吹き込まれたというか…生命が吹き込まれた感じが…こういう感じの曲は、生でレコーディングすると……ひとしおですねという感じで……素晴らしい皆さんに力を貸していただき、感謝します!ありがとうございました!」とレフティさん感慨深げです。
おそらく、最初の1音からずっと見守ってきたリスナーも、みんな同じ気持ちだと思います。
そして、この曲に関しては、バイオリンストリングスも生で録り、歌詞を英訳して海外のボーカリストにも歌ってもらう予定。
あとは何と言っても日本語バージョン!
ボーカル宮田'レフティ'リョウ渾身の歌録りが楽しみです。
レフティさんも「オレ、マジでこれレコーディングするまでマジ頑張る!」と気合い十分!
レコーディング配信が今から楽しみです。
レフティさんのレコーディングの様子をご覧になりたい方、他にも様々なアーティストとのco-writeをご覧になりたい方、サロンでお待ちしています。
それでは次回をお楽しみに…
今年もCO-MUSICATION ROOMよろしくお願いいたします。
文:CO-MUSICATION ROOM curator Megu