CO-MUSICATION REPORT VOL.14～アレンジの極意そしてHERO先生になる～

Megu

2020年10月11日 20:00

今回のリポートは、前回前々回とプリプロを重ねてきた『KNIGHT ON THE HIRED(仮)』を更に詰めていく作業、前回書けなかった歌詞とアレンジを詰めていきます。

今回のゲストは3回目の登場ASH DA HEROさんです!

▲コーラの差し入れを持ってHERO登場

それでは早速、まずは前回のおさらいから♬
聴き終わったレフティさんは、｢基本的にはカッコイイんだけどちょっと普通だな｣という印象のようで…

やっぱりアレンジの極意としては、僕が思うに『汚し』の部分だったりとか『違和感』ていうのを、どこかに盛り込みたいなと…

その『汚し』だったり『違和感』がちょっと欠けてると感じているようです。

ASHさんも｢何か引っかかりが欲しい、もうちょっとフックが必要…｣今のところ一番の引っかかりは青山のアンティークストリート。笑

この曲はダンスありきな感じにもなっていて、ダンサブルな感じになりつつある。そこは想定しつつ…視覚的効果は想定しつつも、聴覚的にもかっこいい感じにしたいとレフティさん。

という事で、まずはここどうしようかと思っていた部分の歌詞を考えるところから。青山を出発した二人の物語を確認しながら、ストーリーに組み込むのが難しい所にどう歌詞を入れていくのか。

この青年の物語は魔法だったのか？そうこれはきっと魔法なんだ…本当はすべてお見通し…彼女には最初からバレバレ…そこからのASHさんのリリックは…
｢そう、きっとバレバレ俺のダメダメっぷり｣
ただ、最後の｢ぷり｣が音的に可愛すぎないか気になっていたようでとりあえず歌ってみることに。

▲自分が歌った｢ぷり～｣のASHさんの反応

そう言われると、レフティさんも｢ぷり～｣が気になってしまうようで、ここから｢ぷり～｣をどうするか問題がしばらく続きます。笑最終的にはハモリを入れたりして全く気にならず。
そして、あらためてASHさんの歌の上手さに感心するレフティさんでした。本当にASHさん歌が上手い！いつかみなさんにもライブで生歌で確認してほしいです。

そしてもう1ヶ所、まだちゃんと決めていなかった曲の最後の部分をどうするかで、ASHさんのクロージングラップを入れることに。

時間設定は、シンデレラガイズとしてはもうすぐ0時という意見もありますが、多分これ０時過ぎてるでしょ？と冷静に頭の中で時系列を検証するレフティさんに対し、ASHさんはイヤイヤ過ぎない方がいいんだよ、過ぎずにもう少しで時間が来る、もうすぐ12時になるというところで…
『そして時計の針が今ひとつに重なった』
ぐらいで終わって、どうなったこの後？ぐらいの感じの方がいいんじゃない？時計の針はひとつに重なったけれど、俺たちは重ならなかった…そういうロマンチックなストーリーがいいんじゃないかと…

ここからは、ASHさんはリリックを、レフティさんはアレンジを進めて行くことに。レフティさんは、最初に言っていた『アレンジの極意』を入れ込んでいきます。

【レフティさんのアレンジ作業中の一コマ】
｢このくらいアレンジ詰まってくると、細かい所が大事になってくる。ブレスの位置とかちょっとした間とか、そういうのが気になってくる。あとステレオ感とか…｣
｢……ドライにして……例えばダブラーに突っ込んでみる、更にボコーダーに突っ込んでみる……イヤ君じゃない！きみは帰ってもらおう…何か変なの無いかなぁ～変にしたいんだよな……｣ブツブツ…………
いつもこんな感じでアレンジをしているようですが、とにかく作業が早い！あと……独り言も多目です。笑

▲チョコレートを勧めるASHさんとそれを食べるレフティさん

休憩を挟みASHさんの考えたリリックを録ってみることに…う～んいい感じ！やっぱりASHさんのラップ好きです。

あとはストリングスで隙間を埋めたりハモを入れたり、ギターもギタリストに弾いてもらうだけでも変わる。シンセベースをベースにレイヤーもしたい…ベースだけチャチャッとやっていい？と言い、チャチャッと修正完了！