因島ロマンスポルノ'24⑤〜いつか答え合わせしよう〜
うっかりしてると年が変わってしまいそうなので、急いで因島ロマポルの続きをアップします。
※ちなみに前回のサムネイル画像はライブ開演前、今回の画像は終演後。空の色が違うんです笑
引き続き、私が10年後に「あの夏は特別だったね」と思い返すための備忘録です。
スーパーハルイチタイム
まさか聴けると思わなかったシリーズのひとつ、螺旋。晴一さんインスト曲で一番好きです。ありがとう!
あと晴一さんパートは今後も絶対ご用意ください。晴一さんのかっこよさが最高潮に炸裂することに加え、晴一さんだけに全集中できる貴重な時間。
Jazz up
螺旋の後はミステーロが聴きたいよね…とか思ってたんですが、このイントロを聴いたらそんなことは吹っ飛びますね。
この日のライブで一番テンションが急上昇した瞬間だったかもしれません。
08452が好き過ぎるのでイントロが鳴った瞬間に条件反射で手を挙げて跳んでましたが、初めてのJazz up、周りが跳ばないことに一瞬戸惑う。そうか、今は違うのか。
でももうこの衝動は止められないから最後まで跳ぶ。体力温存、ペース配分とか全てが吹っ飛んで全力で跳ぶ。
容赦ないパート
ヒトリノ夜、ネオメロドラマティック、ミュージック・アワー、アゲハ蝶。
この曲の並び、真夏の野外ライブの体力配分とか考えてないのか、このくらい余裕なのか、そもそもそんなこと必要ないボーカリストなのか。
もはや聴いてる方が必死だったように感じます。アゲハ蝶のラララとか。
ミュージック・アワーの「ゔさぎちゃんっっっっ!!!」では思わず笑いが起きる。またやってほしい。
ヒトリノ夜も聴けると思わなかったシリーズでした。ありがとう…!
ネオメロのイントロは何か麻薬みたいな効果がありますか?
ディレビュで観て、「これでもか!」と畳み掛けてきたとんでもないパートだったなと改めて実感しました。
暑さについて
座席から舞台袖が見える上手側の位置だったので、昭仁さんが複数のスタッフに扇がれたり、氷嚢のようなものでクールダウンする姿も見えました。
最後は「せっかくのおべべ」ではなく私服の短パンで登場。(沸く会場)
太陽を正面にステージに立っていたことは後から知りました。
でも、さすがのパフォーマンスでした。
この日のライブで一番印象的だったのは、最初から最後まで、故郷でのライブがとても嬉しそうだったこと。
そして、「8/31の分も」という意気込みもすごかったこと。
昭仁さん自身も話していましたが、あんなに過酷な暑さの中にも関わらず、リミッターを外したパフォーマンスだったのだと思います。ヘドバンとか動きも激しかった。
それだけの意気込みや喜びが詰まったライブなんだと会場でひしひしと実感しました。
「大丈夫かな」と思う気持ちもありました。
でも、ここに至るまでのポルノグラフィティ、そしてポルノチームのプロフェッショナルな姿勢を垣間見てきて、かつあれだけのパフォーマンスを見せつけられたらそれに正面から応えたい。
大丈夫だろうかと心配するよりも、昭仁さんが私たちに見せようとしてくれた姿をそのまま受け止めて、その素晴らしいパフォーマンスに拍手を送りたい。
(あと、ポルノチームにはプロのフィジカルトレーナーも帯同してるだろうし、本当にキケンなことになる前にストップはかけるだろうなという大人視点でもステージを見てました。これからも信じてますよ!ポルノチーム。)
つらかった「あなたにとってポルノグラフィティとは」
本編ラストの解放区でモニターに映し出されたこの言葉。
映し出された瞬間、「うわ…これがここでくるのか…」とそれまでの高揚した気持ちが一瞬すっと冷静になりました。
忘れもしない7/20の早朝、公開されたこのコピーを読んで思ったのは「私にはなにもない」。
これまでずっと応援してきたひとには、それぞれの「ポルノグラフィティとは」がきっとある。でも好きになったばかりの私にそんなものはない。
「あなたにとってポルノグラフィティとは」に答えられるものを持っていないような自分が、この特別なライブに参加してしまっている。
ライブ中は夢中だったから考えていなかったこの想いがまた脳裏から離れなくなった時、
「遠くから来てくれたんじゃろ?
ここまで来るのが大変じゃったろ?」
まさかのアウトロでの昭仁さんからのこの語りかけ。
こんなにも寄り添ってくれる言葉を聞いて「ああ、私も来てよかったんですか?よかったんだよね??」と、この時初めて心から思えて、いろいろ張り詰めていた思いが一気に涙とともに溶け出しました。
今でもここを思い出すと一気に涙腺が緩みそうになります。
「あんたたちがおるからわしらは歌える」
「ありがとう!」
ありがとうはこちらのせりふです。
本当に本当にありがとう。
「いつか答え合わせをしよう」
いつか、私にもできるんだろか。できるといいな。
まさかの新曲
因島のライブに参加できることだけで胸いっぱいだったので、まさか新曲なんて全く予期も期待もしてなかった…!
初見のこの時は、ミュージック・アワーを彷彿させるイントロのギターがとても印象的でした。
「タイアップとかリリースとか何も決まってないんだけど」という昭仁さんの言葉を素直にまるっと信じ込んでいたのも、今となっては懐かしい思い出。
リリース後にディレイビューイングで改めて聴いたら、ボーカルがまさに「口から音源」状態だったことに気付きました。
ライブでの初披露、しかもあの過酷な暑さの中で本当にすごい。
手のフリが揃ってた件については、ある意味でわかりやすい楽曲だったので自然と身体が動いたのと、因島はガチなファンが会場を埋め尽くしていたと思うので躊躇せず動けた空気感というか一体感があったのも大きかったように思います。自分が自然と手を挙げたら周りも一様に同じ動きをしてる安心感。
はっさくんのテーマ
期待してました!
はっさくんと因島高校のみんな。ありがとう!!
ごりごりのライブバンドの本気200%のステージの後に、落ち着いてあんなに素晴らしいパフォーマンスができる高校生、すごい。ブラボー!
ハイタッチを無視されるポルノグラフィティという珍しいシーンも目撃させてもらってありがとう!
はっさくん、かわいい!!
そして2番を歌っちゃう岡野先生、ありがとう!!!
これはもしかしたら二度と聴けないかもしれなきと思い、特に全身で集中して聴きました。(ディレビュもこのパートだけは手拍子もせず、地蔵状態で全身を耳にする意識で聴きました)
後輩たちをめいっぱい盛り立てる昭仁さん、普段見かけない煽りかたがかっこよかったですね。あれもまたどこかでやってください。
高校生たちが別のフリをしていることは気付いてたけど、ついつい昭仁さんの動きに合わせちゃいました。ごめんなさい。
ぽるののライブでは見かけない動きの高校生たちのフリはペンライトがあるとしっくりする動きだと後日どなたかの感想を読んで、なるほどと思いました。
↑はっさくんと因島高校のみなさんとポルノグラフィティ。この写真、めちゃくちゃ大好きです。そしてあの過酷なライブの直後になぜ昭仁さんも晴一さんもこんなにかっこいいのか。謎。
ジレンマからのOhhh!!! HANABI
今年の夏の私のテーマソングはOhhh!!! HANABIでした。
やってくれたらいいなと思っていたけれど、アンコールでジレンマが始まり、もうおしまいか…と炎天下のライブで残っていた最後のありったけの力を振り絞り、完全燃焼したジレンマ。
よく昭仁さんが言うように文字通り「全部出し切った」状態で終えたジレンマ…からのまさかのOhhh!!! HANABI!?!?
SWITCHのジレンマでおしまいと見せかけてハドホリのサプライズが大大大好きなので、ジレンマから続くパターンはめちゃくちゃ嬉しい。
でも。
「ここからとか、まじかー!!」と心の中で叫んでました。もう1ミリも体力残してないんですけど!!!!
必死に力を振り絞ってタオルを廻しましたが、跳ぶ元気はあんまり残ってなくて控えめになりました…苦笑
優しい規制退場と関係者席
まさかのおおはなびで完全燃焼どころかすっかり燃え尽きたので、規制退場で座席に座って待機になったのはかえってありがたかったです。
あの後すぐには動けなかった…笑
規制退場の案内、MCに登場したオオクボックスさんが素晴らしかった!
あたたかくて、優しくて、そしておもしろい。もちろんぽるのの話しをしてくれる。
声も心地よいし、ずっと聞いてたかった。途中で退場するのが残念だったくらいでした。
規制退場の案内で「関係者席のみなさん」のアナウンスもあり、ほっこり。
会場後方のテント席、よくある運動会のPTAとか敬老席のような雰囲気で、明らかに通常のライブの関係者席と違う。笑
親族や島の関係者のみなさんが見守る中でのライブだったんですよね。
最後の昭仁さんの生声の挨拶、いつもは「元気でおってね!」というところ「みなさん、元気でおってくださいねー!!!」だったのは、この後ろのみなさんへも向けたメッセージだったんだと思ってます。
一緒にいて、支えてくれた方へ
規制退場待ちの間、フォロワーさんが席まで来てくれて「すごかったね…」と想いを共有。
自分の順番になりバスへと移動していると、おや、見たことのあるお顔が…別のフォロワーさん親子に遭遇。
そのまま一緒にバスに乗らせてもらい、往路ご一緒した方とも後から合流して福山のバルで打ち上げしました。
お酒よりもまずは水!!お水ください!!!!
ピッチャーでお水を出してもらい、一同ひたすら水を飲む笑。(お酒もちゃんと頼みましたよ!)
SNSでセトリを確認しながらライブの振り返り。最高に楽しかったです。
ここでようやく「おいでよサンタモニカ」のタイトルを思い出し「あれか!!!」とスッキリしました。
朝起きてホテルで情緒乱れてみっともない状態の時からSNSでたくさんのフォロワーさんに支えてもらい、行きのバスからライブが始まる直前まで、そして終演後すぐから復路のバス、打ち上げまで一日中ずっとどなたかが一緒にいてくれました。
これまでライブはひとりか子どもと行くものだったから、申し込んだ時はひとりで全然平気だと思ってた。
でも、あまりにもいろいろな想いが次から次へと溢れてくるこのライブは、一緒にいてくれる方の存在に本当に支えられました。
ご一緒してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
どこまでも寄り添う姿
最後にとても印象的だった、翌日に投稿された昭仁さんのpostをリンクします。
「悔しい思いをされた方々にはその思いが少しでも和らぐような」
悔しい思いが消えることはない、消すことはできないことをわかっている。その上での「少しでも和らぐような」という表現。
ああ、本当にどこまでも気持ちを理解して、寄り添おうとするひとなんだと実感しました。
想像もできないくらいたくさんの想いを知り、理解しようとし、寄り添い、すべての想いを背負ってステージに立つ。
この夏は、ポルノグラフィティのプロフェッショナルとしての矜持を何度も実感しました。
心からの拍手を送ります。ブラボー!!!!!
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下書きに放置したままの因島ロマポル、とりあえず年内に上げたくてこのままアップします!
この日はそのまま福山に一泊、翌日は5時に起きて島ごとぽるの展バスツアーに参加、しっかり自転車での青影トンネルコースもやってきました。まだまだこのくらいの体力はあるよ、73ers。
実は私にとってこの夏、なにげに重くのしかかっていた「あなたにとってポルノグラフィティとは」の答えを見つけられのは、1週間後の横浜公演2日目でした。今年のしめくくりに何とかこのことを書きたいなと思っています。