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因島ロマンスポルノ'24②〜行けるはずのなかった因島〜

いろいろな想いを抱えながら福山に辿り着いた8/31。

無我夢中で福山を目指したので、その先のことは考えていませんでしたが、無事にたどり着いた今、突如ぽっかりとあいた時間。

目の前には、因島がある。

本来なら、この日は島の中へ立ち入れない特別な日でした。
福山駅で少し迷って、Xで現地の様子を確認して、しばし考えて。
そこに因島があるのなら「行かない」という選択はなくて、結局福山から因島行きの高速バスに乗りました。
まさに、Because it is there.

前回は三原から船で島へ入ったので、因島大橋を渡るのは初めての経験。
翌日のライブで晴一さんが「綺麗じゃろ」と言った通り、本当に美しい景色でした。

橋から見渡す景色は、船から見る景色と目線が変わって圧巻

この日はツイ廃の私が因島ではほぼ何も投稿していません。
大好きになった因島に行くのに、こんなに美しい景色を見させてもらっているのに、全然笑顔になれなくて、ずっと眉間に皺を寄せてた気がします。

14時過ぎに、土生港に到着。2週間ぶり。

土生には、びっくりするくらいたくさんのファンがいました。2週間前よりずっと多い。
きっといろいろな想いを抱えている、そしてそれぞれ立場の違うファンが。

ぼんやりとしたアタマのまま、何も考えずにレンタサイクルで電動自転車を借りて、とりあえずふらっと土生商店街へ向かいました。

噂に聞く貴重な資料を見せていただきました。

ペーパームーンが開いてる。
閉店時間間際で20分しかいられなかったけど、寄らせていただきました。

初めてのペーパームーン。入るのにかなり緊張しました。
どこでもひとり行動が全く苦にならない性格だけど、ここはひとりだとちょっと寂しい空間ですね。一緒にわいわい感想を言い合える相手がほしくなる場所。

暁ソーダ、美味しかったです。こんなおしゃれなソーダ、初めて飲んだ。

15時になってお店を出て、特に目的地も決めずにぼんやりと海を眺めながら、ゆっくり海沿いの道を自転車を走らせていると、因島総合支所がありました。

ベンチの場所がわからなくて2階をうろうろしていると、外から「3階にベンチありますよー!」と大声で叫んでくれた方がいました。感謝。

15時過ぎ、本来ならこの空の下に歌声が響いていたはずの時間。

あまりにも海が美しすぎました。
1時間くらい、ただただ海を眺めていました。

総合支所を出た後、やはり行きたくなった場所は前回と同じ。

青影トンネルを抜けて中庄の街まで。
100均を見つけてついでに買い物もしてきました。(この因島ロマポルで、人生で初めて「フォロワーさんにお菓子を渡す」という行為をしたのですが、急遽日程を前倒ししたので慌てて羽田空港で購入。お菓子を入れるためのラッピング用品も用意してなくて、ここで思い出して慌てて買った思い出…)

残されてる時間はそれほど長くなかったので、そのまますぐにUターン、青影トンネルをもう一度抜けて土生に引き返す。

途中、坂井文具店さんで2週間前にはなかったメッセージを見つけて泣きそうになる。
島の方にこんな風に言ってもらえて本当によかったね、と空を見上げてメンバーふたりを思い浮かべていました。

あわよくば上田塾さんでお好み焼きを食べたいと思ったのですが、急に大粒の雨が降ってきて、慌ててハローズさんに避難。まあまあ濡れて焦る。

朝ごはん用に岡野パンを購入しました

雨が止むのを待って、そのまま土生へ。
お好み焼きの上田さんを見つけて、のぞいたら一席だけちょうど空いていたので(ぽるのファンでほぼ満席だった)、お夕はんにさせてもらいました。

すっごく美味しかった!絶対にまた行きたい!そしてかなり安くてびっくりしました。
ふと横を見ると。因島、本当に油断ならない。

なんとも言えない感情でずっと自転車を漕いでいたけれど、美味しいいんおこを食べたらちょっと気持ちがほっとしました。

土生港から

レンタサイクルを返却して、海が見える場所へ。土生港から眺める夕方の海、本当に美しくて息を飲みます。
ここで30分くらいぼんやりして、尾道行きのバスに乗って島を出ました。

尾道から福山まで在来線で移動。
ライブに備えて福山のコンビニを何軒もハシゴして、冷凍してあるペットボトルを探しました。(当日現地入りのつもりだったから、自宅冷凍庫にガチガチに凍らせたペットボトルを用意してた…)

よく考えたら二日連続で2時間程度しか寝ていないことを思い出して、宿で慌てて翌日の準備をする。準備をしながらもいろいろな想いでぐちゃぐちゃになる。

どれだけ考えても結論なんて絶対に出ないわけで。
とにかく感謝して行かせてもらおうと決意して、0時過ぎに急いで寝ました。
睡眠不足、絶対ダメ。熱中症の最大の敵。
台風情報に気を取られていた1週間、こんなに早く寝るのは久しぶりでした。

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行けるはずのなかった因島に上陸した日。
きっと後にも先にも、あんなに苦い顔をして因島へ行くことはないだろうなと思います。

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