ロックフェスの一般エリアだからこそ楽しめるポルノグラフィティ ーロッキン2024ー
沼落ちしたての人間には刺激が強すぎた今年の夏。
1つのライブツアーに複数回行くこと、日帰りで静岡に遠征することすら今までにないオオゴトだったのに、同じ年にもう一度ライブに行こうと画策していたわけです。横浜と、なんと驚きのビギナーズラックで当選してしまった因島ロマポルと。
なので「ポルノグラフィティロッキン出演!」が発表された時、さすがにこれ以上はお財布的にムリだと思いとどまりました。
一度勢いでチケットを申し込んだものの、ギリギリになってキャンセルしました。えらい。
ロッキン参戦の言い訳
そうこうしているうちに島ごとぽるの展開幕。
そうなるとX越しのみなさんが本当に楽しそうで「島ごとぽるのに行きたい行きたい行きたい」となるわけです。でもさすがに因島ロマポルすら家族に言えないほどの重大案件なのに、ひと夏に2回も因島に行くなんて土台ムリなわけで。
島ぽるに行けないなら、ロッキンに行けばいいんじゃない?
とふと思いついてしまい、気付いたらリセールを申し込んでました。因島に行くことと比べたら安いもんだ。
ちなみになぜワズビルで昭仁さんに沼落ちしたのかというと音楽性はもちろん当たり前なんですが、フェスとワンマンにギャップがあったからではないかと自分なりに分析しています。
昨年のラブシャの昭仁さんは「かっこいい」しかなかった。MCも何もかも、1ミリもゆるゆるふわふわ成分がなかった。
かっこいいに加えてゆるふわ要素のある昭仁さんが大好きですが、200%かっこいいしかないポルノグラフィティももう一度浴びたいじゃないですか…!
と自分なりにたくさん言い訳をしてロッキンに参戦しました。
とにかく全身でフェスを楽しむ
imase
緑黄色社会
マカロニえんぴつ
ポルノグラフィティ
(あいみょん)
DJ和
とポルノグラフィティだけでなく、しっかりフェスそのものを漫喫しました。気になってたimase を聴けて嬉しかった。リョクシャカすごかった。マカえん楽しかった。平井大さんキャンセルはすごい悲しかった…また次の機会に。
フォロワーさんにも会えた!
興奮してお腹空かないけど体調管理のために無理にでもしっかりフェス飯も食べました。あえて塩分多めのものをチョイス。
リセール組なので「前方エリア」という神システムは対象外、一般エリアで参戦するため、ぽるのの前のマカえんが終わった後、そのままGRASS STAGEで待機。
少しでも前に行こうとものすごい勢いで押し寄せる人の波がやっと落ち着き、ふと周囲を見渡すとぽるのTシャツやタオルを身につけたぽるのファンとそうでない一般勢で半々、いや、一般勢のほうが多いくらい?そしで一般勢のメインは圧倒的に若い男性なのが印象的でした。
リハーサル
ラブシャのリハもハネウマでしたが定番なんですか?サポメンのホンモノの演奏をカラオケ状態でみんなで歌い、タオルを廻すハネウマはめちゃくちゃ楽しいです。
そしてポルノグラフィティ登場
一般エリアでTHE DAY始まりで一気に湧き立つ周りの若者たち。
「あ、ヒロアカと共に育った世代だ!」と最初の反応で納得しました。
特別なファンじゃないけどアニメやヒットチャート、カラオケで自然にポルノグラフィティの音楽が身近にあった若者たちが一曲一曲に大喜びしているのがものすごく伝わってきました。ぽるのファンとリアクションが明らかに違う。素の感動がまっすぐ伝わってくる。
そして、もともとかっこいい昭仁さんがもっとかっこよくなっていてなぜ??と混乱したまま、一曲目終了。(よって肝心の楽曲の記憶なし…)
ちなみにステージ上のメンバーはよく見えなかったので昭仁さん転倒は気付かず、後で聞いて血の気が引きました。ご無事で本当になにより…
ロックフェスのトリを務める誇り
その後のMCで転倒したこともきっちり笑いを取るのはさすがベテラン!の貫禄。
ワンマンのMCとやっぱりいい意味でギャップがあります。ワンマンだったら転倒ネタももっとゆるっと余白のある話し方になりそう。
なによりMCで自分たちのキャリアと同じ25年を迎える「ロックフェス」でトリを務めることを誇らしげに語る昭仁さんにぐっと来ました。(長年のファンの方は比べものにならないほど感無量ですよね!きっと。)
「ロッキン」じゃなく「ロックフェス」とわざわざ表現したことも印象的でした。(だから?ろっきんじゃかんは聞けなかった)
そんなロックフェスにOLD VILLAGERを持ってきたことにも震えました…!会場も盛り上がった!これぞロックフェス!!
ROLLは予想外でしたが、この頃散々観ていた若い頃の円盤の印象も強くて、今の昭仁さんの表現力にただただ圧倒。言葉を失いました。会場が静まり返りました。
サウダージの特別な盛り上がり
サウダージのアカペラが始まった瞬間、前にいた若い男性が両手で頭を抱えて大きく息を飲んだのがわかりました。
ワンマンと一番雰囲気が違ったのはたぶんサウダージ。最初のメロディから自然と大合唱が始まって、それに合わせて昭仁さんが珍しい場所で歌わせる。この曲を歌わずにいられるか!という突き動かされるような衝動を周りからひしひしと感じました。すごいな、サウダージ。
ちなみにお隣のカップルが揉め始めてアカペラ真っ最中に口げんかしていたのもフェスらしくておかしかった笑。(ぽるのを聴きたい彼と、次のあいみょんに移動したい彼女で揉めてた笑)
そしてサウダージの冒頭アカペラが本当に素晴らしくて、昭仁さんまた歌唱力上げた…??こんな歌い方できたっけ…??と軽く混乱する新規ファンがここにひとり。
ミュージック・アワー
ミュージック・アワーはやっぱりみんな大好き!みんな嬉しい!なハッピーな雰囲気。
初めてぽるのに会えた昨年ラブシャと同じファンキーverだったので、一気に記憶が蘇って熱くなりました。早口言葉も大変楽しそうでした。
密集した一般エリアでは変な踊りはちっちゃくちっちゃくやりましたが、それすら楽しかった。
一曲一曲に新鮮な喜びを爆発させる
夏の夕方の野外ライブにオー!リバルのイントロのギターがなんて合うこと…最高。
ハネウマもアゲハ蝶も会場はとにかく一曲ごとに大喜びでした。「えええっ!こんな曲が聴けちゃうの!?」っていう新鮮な喜び。
「ぽるのファンのライブでの振りの揃い方」が何かと話題になるのを見聞きしていますが、「いつもの振り」と違うリアクションが起こるのもフェスの醍醐味。
ワンマンと違う手拍子や動きが自然発生的に起きる。「いつもの振り」もとっても楽しいけど、聴いた音楽に対して感じたままにそのままリアクションする動きがとても自然でいいんです。一般エリアでよかったとすら思いました。
(ハネウマではサビ以外もタオルを回し続け、昭仁さんに休んでと言われて笑いが起きてた笑。)
アゲハ蝶もオー!リバルも、野外フェスでのうねるようなコーラスに鳥肌が立ちました。
ラストのアゲハ蝶前にこれが最後って言わなかったから、歌い終りに「次はあいみょん!」って言われて「え!もうおしまい!?うそ!」となりました…涙。あっという間だった…
夏フェスのポルノグラフィティ
演奏も、煽りかた、盛り上げかた、魅せかた、全てのクオリティが高くて、フェスのポルノグラフィティはベテラン感が凄まじいです。ライブたるものを見せつけるステージ。
そして25周年のこのタイミングだからこそのステージだったんだなと終わってから気付きました。このタイミングにGRASS STAGEのトリを務めたことはポルノグラフィティのキャリアとって大きな足跡のひとつになったはずだと、新規ファンでもわかる。
無茶したけれどあの場に参戦できて本当によかったと思ったし、きちんと円盤化して残してほしいです。運営さま、25周年BOXにいかがですか?
2ヶ月前の出来事を振り返って書きましたが、もうずっとずっと遠くに感じます。
最高のポルノグラフィティを全身で浴びた後に、フォロワーさんと芝生でのんびり足を投げ出して聴いたあいみょん、最後にお祭り騒ぎしたDJタイムまで、これぞ夏フェス!という素晴らしい時間でした。(そしてメガネ昭仁さんはやばかった)
本当に感謝しかありません。
ありがとう、ポルノグラフィティ!
ありがとう、昭仁さん!!
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この1週間後にまさか本当に青春18きっぷで因島をめざすとは…
noteに書くことでこの夏の浮かれっぷりも振り返り中…
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