[ごく個人的なこと]代々木公園の思い出 〜スロウ・ザ・コイン〜
140字には収まらなかった中途半端なつぶやきです。
先日、Xのフォロワーさんの企画で代々木公園に行きました。何十年ぶり?
小雨の降る静かな公園を歩いていたら、その何十年前のことを急に思い出したんです。
24歳のクリスマスイブに高校の先輩と夜の代々木公園を2時間くらい散歩したこと。
その年のクリスマスイブは一緒に過ごすひとがお互いいなくて、ひとりもなんだからと仕事帰りにごはんに行く約束をして、でも別にデートじゃないからトンカツとか食べた気がします。
食べ終わって次のお店に行くでもなく、ひたすらしゃべりながら歩いていたら代々木公園にたどり着いて、夜の公園をぐるぐる2時間くらい歩きながらずっとしゃべって、そのまま23時くらいに「じゃあ、そろそろ」と別れて小田急線に乗って帰りました。
解放区のオープンカラーシャツ着て代々木公園を歩いていたらそのことを突如思い出して、アタマの中に流れたのはいかにもだけどスロウ・ザ・コイン。
長く生きてれば後悔することも山のようにあるし、20代後半〜30代はしんどいことも多かったけど「選ばなかった道はわからない」「選んだ道が最善」とずっと自分に言い聞かせて、過去のことは振り返らないように突っ走ってきました。
けど。
たまには覗き見したい気持ちになることもあるさとさらっと歌ってくれるのが、ちょっと嬉しい。
別になにがあったわけじゃないけれど、生きてたらそんな時もある。
先輩とはその後も同じようなことを何回も続けて、そのうちお互い結婚して、お互いの結婚式にも行って、付かず離れず数年に一度思い出したように会って近況報告をして、40歳を過ぎた頃にやっと「あの時、お互いに同じことを想ってたのに、どうしても関係性を変える勇気がなかったよね」と笑って振り返りました。
そんなこと話してもなにもなくさらっと別れて、相変わらず数年に一度近況報告をして、「そんなに悪くはない」今をお互い生きてることを確認し合う関係が細々と今も続いています。
そのうちまた久しぶりに会ったら、ポルノグラフィティに、昭仁さんに出会って毎日幸せなことをたくさん聞いてもらおう。