因島ロマンスポルノ'24①〜#愛してるよポルノグラフィティ〜
ずっと思い出せない、思い出さないようにしていた因島公演のことを時系列に書きたいと思います。
なぜ思い出さないようにしていたのか、その理由はコチラに書きました。
弱い、ずるい自分。
こんな内容なのにたくさんの方に読んでいただき、本当に感謝です。
突如現れた台風サンサンの進路に翻弄され、祈る思いで一日に何度も中国地方の天気予報を確認し、台風の仕組みまで調べたあの日々。
そして8/31の中止。
今でも悪夢だったらいいのにと思います。
2024.8.28(水)#愛してるよポルノグラフィティ
本来ならセキュリティ的に書かなくていいことなのに、わざわざ「現地入り」を告げてくれた日。
おふたりの気概をそれぞれのpostから感じ取って、唸らされました。
ファンのために随時情報を出そうという気持ちの表れでもあったんですね、とディレイビューイングを見て気づきました。
どうかこの特別なライブを実現させてほしい。
たぶんこの時、この身を差し出して台風の盾になりたいとみんな本気で考えていたと思う。
そして、なによりもおふたりに寄り添いたいという想い。
こんな素敵すぎるタグでタイムラインが溢れかえりました。
ずっとざわざわする気持ちを抱えていたXにいるファンのみなさんの気持ちがひとつになった瞬間。
あの時のこと、きっとこれから先もずっとこの特別な夏と合わせて忘れないと思います。
この時ばかりは「昭仁さん、今こそエゴサすべき時...!届け!!」と思った。
2024.8.29(木)プロフェッショナルな姿
つらい決断がくだされた日。
このあたりからの自分のぐちゃぐちゃの想いは前述のnoteに込めたので、あえて書きません。
実は台風が怪しい動きをし始めた時から、ずっとしまなみ中止の際の昭仁さんの涙が脳裏から離れなくなっていました。
天気予報を見ながら、空を見上げながら、毎日台風を睨むように「昭仁さんを泣かしたら許さない」と思ってた。
すごくおこがましいんだけれど、昭仁さんを守りたいような心情?
でもこのpostを見て、誰よりも苦しいであろう昭仁さんが「今から出来ることを全力で」と前を向いて考えていることに、プロフェッショナルとしての姿勢を見せつけられたように感じました。
であるならば。
昭仁さんに恥じないように、私は私がやることを全力でやる。
夜は仕事の会食があった日。
全力で、笑顔で接待しました。都内もひどい大雨で、移動中にずぶ濡れになりながら。(この頃は中国地方の天気予報しか見ていなかったので、関東で雨が降ることを把握していなかった。笑)
こんな時にも力をくれる昭仁さんへの感謝の気持ちでいっぱいで、原点に返りたくなった夜でした。ありがとう、昭仁さん。
何百回観ても、いつでも笑顔と元気をくれる私の原点です。
2024.8.30(金)移動手段を探す
Xでは次々とチケットを持つ人が前倒しで現地入りする様子がタイムラインに流れてきましたが、8/30(金)までとりあえず仕事。
というか、この時点では「なにはともあれ、無事にこの特別なライブをメンバーが実現させてほしい」という気持ちでいっぱいすぎて、自分の移動手段まで気が回っていなかったのが本音。
当初は9/1ライブ当日に始発新幹線で現地入りする予定だったので、予約していた新幹線+宿泊パックの約款を確認したのが30日に日付が変わる頃。
東海道新幹線で静岡周辺を越えるのが厳しそう。北陸廻りは時間もお金もかかる。JRバスは軒並み運休。
検索しまくってなんとか運休発表していない高速バスを見つけ、システムが動く早朝5時と同時に予約入力するものの、次々に満席になる。まさに争奪戦。
日本中で同じようなことを考えている人がいることにやっと気づく。
なんとか8/30夜行便の東京~名古屋間の高速バスを確保して、出勤しました。
30日の夜行便で名古屋まで行って、31日は1日かけて在来線で福山を目指す。まさかの青春18きっぷ第二弾を想定。
この日の睡眠時間は2時間。
でも私の沼落ちしてからのキャッチフレーズは「昭仁さんに恥じない生き方」なので、ちゃんと頑張って仕事して(当たり前)、ものすごい勢いで定時で退勤しました。
この時点での重大なミッションのひとつは、結婚以来初のひとり旅(しかもそれをこの夏2回目だ!)を前倒しすることを、夫に伝えること。
どうやって言おうか悩みながら帰宅、そもそも定時で帰ってくることが珍しすぎるので、なにごとかと驚く夫。
その勢いのまま「本当に申し訳ないんだけど、日曜日から行く予定だった因島のライブ、今から行かせてもらいます」とえらい深刻な表情でまるで上司に物申すように言い切ったので、夫も「え、あ、そうなの?」と勢いに押されてくれました。感謝。
1ミリも準備をしていなかったので、ものすごい勢いで荷物の準備をする。
夫も子どもも、何も言えなかったようで「おなか空いた」とかも言わず、そっとしておいてくれました。家族がお母さんの本気を感じ取っていた。笑
18:21、予約していた名古屋行きの夜行バス運休のメールが届く。
覚悟はしていたけれど、このタイミングか...!
ということをXでつぶやくと、優しいフォロワーさんがDMでその時点で可能な代替手段を調べて、次々に教えてくれました。
でも次々に満席になる。また調べてくれる。
2時間くらい付き合ってくれました。絶対に夕食時で忙しい時間だったのに。もう泣きそう。ありがとう、ありがとう...!
21時になった時点で(この時までフォロワーさんはずっとDMで付き合ってくれていました涙)、この日のうちに出発することは難しいとやっと断念。
翌朝、空路で現地を目指すことを決断しました。
(青春18きっぷで因島へ行く人間なので、ぎりぎりまで低コストの手段を考えてた…)
8/31の羽田~広島便はすでに最終便しか空席がなく、万が一飛行機が飛ばなかった際に代替えが利かなくなるリスクがあるため、7:55発の羽田~岡山便を予約。
出張以外で国内線で飛行機に乗るなんて独身以来なんですが。
朝の段階で飛行機が飛ばなかったら、北陸新幹線廻りに切り替えて福山を目指そう。
最終的にはどんな手段を講じてでも大人の意地にかけて因島までたどり着いてみせるという覚悟は最初からありました。
21:30にエアチケットを確保、そこから留守にする家のことをやったり、ちょいちょいX覗いていたらこの日の睡眠時間も2時間。
2024.8.31(土)福山をめざす
在来線も含めて何が起こるかわからないので3時に起きて、4:30発の始発で羽田空港へ。
関東は朝からひどい雨で、キャリーケースに入れていた長靴を慌てて取り出して履き替えました。
このシンプルで力強い知らせを、出発待ちの機内で涙目になりながら読みました。
ありがとうと、心苦しい想いと。
9:10、無事に岡山空港に到着。
晴れてるよ…
フォロワーさんに教えてもらうままに、空港からリムジンバスで岡山駅へ。
岡山駅、久しぶり。2週間ぶりだね。
岡山~福山間の在来線は運休だったので、動いていた新幹線に一駅だけ乗ってお昼前に福山へ。(もうコストとか度外視、何も考えずに次々にカード決済してた)
このタイミングでやっと宿を予約し、ホテルに荷物を預けてまた福山駅まで戻ってきました。
福山駅から徒歩15分のホテル、往復30分。
暑かった。
とにかく、晴れてた。
そう、晴れてた…。
そんな想いを持つこともちゃんとわかってる。
ポルノグラフィティ、本当に凄いなとまた実感しました。
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SNSの動き、空気感がめまぐるしく変化していった数日間でした。
タイムラインにいろいろな想いが渦巻いた数日間。
あの時、「#愛してるよポルノグラフィティ」という素敵すぎるハッシュタグにどれだけの想いが込められていたか。そして、その波に救われていたか。
後日、横浜公演で偶然このハッシュタグの発案者の方にお会いできて、お礼を直接お伝えできました。本当にありがとうございました。
あと、移動手段を直前まで何も考えていなかった私が福山まで余裕をもってたどり着けたのは、ひとえにフォロワーさんのおかげです。本当に感謝…!