勉強のやる気に必要なのは、危機感ともうひとつ 2020/12/19
こんにちは。佐々木です。
最近急に寒いですが、いかがお過ごしでしょうか。
最近、ある生徒さんから成績が上がったと連絡があり、小躍りしました。
というのも、その生徒さんは最初は無気力系だったのです。
勉強したくない雰囲気を隠さないんですよね…。
そんな生徒さんがある日突然勉強を始めたんです。
驚きますよね?私も驚きました。
その子を観察すると、
急激に伸びた理由としては2つ考えられます。
どうやら強い危機感を覚えたみたいなんです。
「勉強しないとヤバイ」と気づいたタイミングがあって、
その日から急激に勉強を始めました。
どれだけ周りの人間に「勉強しないとヤバイよヤバイよ」と言われても、
本人が気づかないと変わらないんですよね。
本人が「勉強しないといけないんだ」と実感を持って認識した時に、
ようやく変わるんだと思います。
そしてもう一つは「自己効力感」です。
最近「自己肯定感」って流行っていますよね。
自己効力感という概念は自己肯定感と似ていますが少し違います。
自己肯定感が「自分はOK」自分を受け入れてあげられることだとすれば、
自己効力感は「自分はきっとこれができる」と思えることです。
なので、「自分は勉強すればできるようになる」という感情は
自己効力感ですね。
「勉強しないとヤバイ」と思った時に、
自己効力感がない、すなわち自分は勉強してもできないと思っていると、
ヤバイけれど何もできない、という無気力状態です。
「勉強しないとヤバイ」と思った時に、
「自分は多分できるだろう」と思える子は、
具体的に何をすればいいか考えられます。
あるいは周囲に何をしたらいいかアドバイスを求めたりできる。
つまり、周囲の人間にできることは、
勉強しないと不利益を被ることを伝え続けること、
そして、あなたは勉強すればできるようになる、
ということを伝え続けることだと思うんです。
具体的な方法論はあれこれあるんですけれど、
マインドとしては、そんな感じですかね。
その二つを絶えず伝えてあげることが重要なのかな、と改めて思いました。
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