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はじめまして

初めまして。
ベナン共和国🇧🇯在住のメグミです。

【なぜアフリカ・ベナン??】

初めましての人に会うと、必ず聞かれる質問。
確かに、誰かがアフリカの聞いたこともない国に住んでいたら、
私だってきっとそう思うはず。

ベナン共和国は、西アフリカにあって、トーゴやナイジェリアと国境を面しています。
私が住んでいる南部のコトヌー付近は熱帯雨林気候で湿気が多く、海があってヤシの木がそこらじゅうに生えていて、ココナッツ、パイナップル、マンゴーが美味しい、南国のような場所です。

日本人にはあまり馴染みのないこの小国ベナンは、私にとって人生を変えてくれた、新しい始まりの場所でした。
そんな私がベナンに住みはじめた理由をお話します。

ビーチ沿いに続くヤシの木


とっても甘くて美味しいパイナップル



自己紹介

出身は福島県の会津若松市。
高校までは地元、大学から東京に上京し、社会人3年間まで東京にいました。

そこから、2009年に【海外に住む】という夢を叶えたくてワーホリでオーストラリアへ。
丸2年間オーストラリアでの生活を満喫し、帰りたくなーい!と言いながら、帰国。

海外の自由さ、気楽さ、働き方、考え方、日本との違い…などに魅了され、もっとワーホリで色んな国へ行きたい!と思いましたが、その時もう既に
30歳手前。ワーキングホリデーという制度は(日本人なら)大体の国が30歳までしか申請ができないので、ラスホリ(ラストワーホリ)としてニュージーランドへ行こうと決めました。

当時住んでいた、西オーストラリア・パースの街並み


旅行ではなく、住む

2013年から1年のワーホリを終えて帰るはずが、思いがけずその時働いていた日本食レストランの会社からワークビザ(就労ビザ)を勧められ、無事に取得。

そして就労ビザでレストラン・マネージャーとして、
2017年までニュージーランドで働いていました。
中学生の時に作文で書いた『将来、私は英語を話して海外に住みます。』
というマニフェストを、ニュージーランドで叶えたのでした。

ニュージーランドは自然が多く、人間も自然をリスペクトしながら共生している姿勢が大好きで、政治の女性参画も日本より進んでいるし、オーガニックの選択も当たり前に出来る。
ここなら住める、と思い永住権に挑戦をしたのですが、それは失敗に終わってしまいました。就労ビザを延長してニュージーランドに居続けることもできましたが、環境を変えようと一度日本に帰る決意をしたのでした。 

手付かずの自然が豊かなニュージーランド
世界中の人たちに出会った、ゲストハウス暮らし時代


日本での理想の生活

2018年、日本に帰って来たのは良いが、何をしよう、この先どうしよう。
そんな思いでいっぱいでした。
海外で働いていた私は、日本の一般企業では働きたくないと思い、
かといって何をしたいかも分からない。

とりあえず、インターネットで気になったワードを検索。
英語、インターナショナル、ゲストハウス、ベジタリアン、ヨガ…
そんなキーワードだったと思う。

すると、実家から車で40分ほど離れた、新潟の県境に近い山奥でエコビレッジを営む夫婦を発見。その当時、今ほどエコビレッジという言葉は日本で流布していたわけではないけれど、ニュージーランドに住んでいて、オーガニックやベジタリアン、ヴィーガンなどに馴染みがあった私は、そのエコビレッジにとても惹かれました。

オランダ人の旦那さんと日本人の奥さん、その当時1歳になる赤ちゃん。
ごく普通の国際カップルかと思いきや、やっていることが最先端すぎて驚きました。

有機農業で農作物を育てたり、海外からのボランティアや宿泊客を受け入れてゲストハウスを営んだり、看護師で本を出版したり講演会などをしている奥さんが、ホリスティックの観点からワークショップやイベントをしたり。
こんな田舎の山奥に、こんな最先端なコミュニティを作っている人たちがいるんだ!と、とても驚き、この人たちなら自分と同じ匂いがするし、そこは私が働きたい環境にピッタリだと思いました。

ボランティアなので無給でしたが、それでも自分が心から楽しいと思ったり、幸せを感じる環境に身を置きたかったのです。

お手伝いしていたエコビレッジ。常に多国籍。
有機農業のお手伝い

迷走する日々

久しぶりの日本での生活は、とても新鮮で、自分が動かなくても色んな国籍の人がお客さんやボランティアとして来てくれるゲストハウスにとても魅力を感じ、自分もゲストハウスの経営に憧れもしました。

けれどそれと同時に、自分は何をやりたいんだろう、この先、どうやって生きていこう…という疑問が沸き始めたのです。
ずっとこの生活を続けるわけにもいかないし。

その後、違うホステルやスキーリゾートのホテルで受付の仕事もしてみました。英語は使えるし、人と関われるホスピタリティの仕事は基本好きだし、得意でした。

でもやっぱり、”このままでいいのだろうか…”という疑問がつきまとう。
日本ではなく、自分は海外のほうが合っているのは一目瞭然でしたが、
またイチから海外生活をスタートする想像ができませんでした。

旅行で行きたい国はたくさんあったけど、
心機一転、また生活を始める国は…
全く想像が付きませんでした。

また、それと同時にいつからか自分で起業をしてみたいと思っていた私がいました。会社に所属して働くことは、安定・安全・安心。
でもそれでは何か満足しない私がいました。

かといってどうやって起業するのかも分からないし、
一緒にやる仲間もいない。
ましてや、何がしたいかがまず分かりませんでした。
けれど、何かをしなくては…という焦りだけが募るいっぽうで、
自分の中で答えが見つからないままでした。

ターニングポイント

そんな時、知人に紹介されてある神社ツアーに参加しました。
神社仏閣には興味があったし、その時住んでいた長野県にある戸隠神社に
行くということだったので、興味本位で参加。

そしてそこで、アフリカで事業をしているという人に出会ったのです。
この出会いが私の転機となりました。

その人は、ベナンで飲食店を経営、ウガンダではこれからエコビレッジを始める、ということでした。
これからのビジネスチャンスは、アフリカや南米などの途上国にある、
という話は聞いていたし、その時はまだアフリカに行ったことがなかったので、純粋にアフリカに行ってみたい!アフリカを見てみたい!と思いました。

そして海外旅行と視察を兼ねて、その人がベナンに行く同じタイミングで、私もベナンに行ってみることにしたのです。

戸隠神社の杉並木
ここで、たくさんのパワーとインスピレーションをもらいました

今の自分を変えたい

”今の自分を変えたい、何か現状を変えたい”

私がアフリカ・ベナン共和国に行くきっかけはそんな思いからでした。
今までは、会社や組織に所属して仕事をし、お給料をもらい、趣味や旅行にお金を使う。
それでも十分幸せでしたが、未来が見えませんでした。

そして自分の中で、いつか自分で何か仕事を作ってみたい、
という思いがありました。
そして他国で起業している人の話を聞いて、私もチャレンジしてみたい!
そう思い、コロナ禍真っ只中の2020年10月、再出発の国として選んだのが
ベナン共和国だったのでした。

気持ちと一緒にパスポートも更新
いざ、初めてのアフリカ大陸・ベナン共和国へ


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