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もうすぐ2年になる帯同生活のキーワードは"アウェイに飛び込んでいく経験"かも
タイ チェンマイ在住のmegです
もうすぐチェンマイに住んで丸2年になります
パパリーマンのタイ駐在についてきた我が家
私はチェンマイなんぞ知らなかったし
自分の仕事ばかり考えていて教育移住みたいな考えはなく
家族バラバラに暮らすより行ってみっか!くらいの思考で帯同してきました
タイ駐在の話がなければ結局私の仕事を優先して
その時できる範囲内での日本の教育環境でそのまま育てていたと思います
チェンマイに来た時には0歳、2歳、7歳、8歳だった4人のお子たちは
2歳、4歳、9歳、10歳になりました(長男次男は2学年差)
この2年弱で私自身の小さな成長の積み重ねもしっかり感じるし
子どもたちに関しては本当に4人それぞれのスピードと方向に成長しています
子どもたちの語学の習得はすごいものがありますが
同時に日本のお勉強はというと・・・
特に長男5年生と次男3年生は
サッカー、サッカー、サッカー、学校のホームワーク 以上!
という生活をしているので漢字はマンガで読みながらguessしてる状態
もちろんなんでも順調!という訳ではありません
日本に帰ったときにどうなるのかな、という不安も全くない訳ではないです
全く悩みがない訳ではないけど何かが変わった2年目
いろんなことが見えてきた分、不安や悩みも増えたと思います
それでも"語学力が上がった"とか"サッカーが上手くなった"みたいな
わかりやすいこと以上の「何か」を得られていて
それが自信となり更なる挑戦を繰り返せているなと思っていました
その「何か」があまり言語化できていなかったのですが
最近になってなんとなく↓こんな感じかな〜と思ったのです
"居心地のいいところを捨てられる力"
これがあることで変な執着に縛られることなく
アウェイだったところもホームに変えていけるとまた自信がついて
その時に必要だと思うところに飛び込んでいけるのかも!
こんなことの整理がついてきたときに昔見た映像がたまたまxで流れてきて
あーそうそう!これいまならとても共感する!!と思ったのです
2022年4月に"日曜日の初耳学"で成田さんが話していたこと
元動画はこちらです↓ (12:48くらいから)
僕たちの中に間違った向上心があるんじゃないか。仕事とか肩書を手に入れた時に、それを「離すまい、離すまい」とする強い心が僕たちの中にある。
そこからどう自由になるか。
子どもの頃から僕たちに染み付けられてきたもので、学校に行って、みんなと同じ空間にずっといると、学歴とか学校に入ることがすごく重要なことだと思い込み始めてしまって、何のためにそこに行ってるのかは分からないけど、とりあえず「少しでも偏差値の高い学校に入ることが重要」って。それと同じようなことがずっと違う形で人生を通じて繰り返されていると思うんですよ。
そこから自由になるために、自分がいる業界と全然違う世界と関わってみるとか、全然違う世代の人と突然関わってみるというような経験が大事なのかなと思う。
そういう経験をすればするほど、自分に染み込ませてしまった、凝り固まった価値観を少しキャンセルできる。
全然違うアウェイに飛び込んでいく経験を、子どもの頃から僕たちの人生の中にどういう風に埋め込んでいくかということが、今後大事になるんじゃないかという気がしますね。
私が大人になってからなかなかキャンセルできずにきていた部分
" 自分に染み込ませてしまった、凝り固まった価値観 "
住む国を変える
という今までにやったことがなかった大きな変化のおかげで
私はこの「凝り固まった価値観」を外から見えるようになった気がします
ゼロベースでまずは自分と向き合えるようになったというか…
今まで通りやりたくてもできないことも多いので
捨てることが容易になったという実感もあります
そして4人のお子たちはきっと
そもそも様々な価値観に触れながらベースが作られていくんだろうし
あまりに価値観がいろいろな人たちと普段生活しているので
この人の中ではこれが当たり前じゃないのね!
な状況にたくさん出くわしています
知りすぎることでいいことも悪いこともありますが
それでも、これこそが
日本にそのまま住んでいたら得られなかったものかなと思うので
この経験を踏まえての彼らの今後をサポートしたいなと考えています
"無駄に"増やした負荷も長期的に考えていたから取り組めたのかな
チェンマイ生活2年間での"無駄に"増やした負荷としてはこんなところかな
①そもそもチェンマイに家族みんなできた
②私の仕事も続けながら(帯同ビザではなく自分の就労ビザできた)にこだわった
③やっと慣れたタイミングで別のインター校に4人とも転校した(日本人がほぼいない環境)
④他のサッカークラブチームにも入ってみた(普段のコミュニティと違う遠目の場所)
⑤日本人が少ない多国籍なコミュニティで土日や長期休暇を過ごしている
その時その時は本当にストレスがかかることでとても大変だけど
居心地いいな〜とか、少しでもなんかいけたな!って思った時に
家族みんなで成長実感を持てる気がしています
なんというか家族の総量が数倍に大きくなった自信があります
振り返ると無駄に大変にしたかな、とも思うのですが
「長期的にやればいいか」という頭が私にあったからやろう!と
決断したのかなと思います
私たちはパパリーマンの駐在で来ているので
正確にいつどこに帰るのかは分かりません
それでも少なくとも3年はいるのだろうという前提で全てを考えていました
だから半年でできなくてもいいよね
1年経ったら慣れるんじゃない?
2年も続ければホームグランドになるよね多分ね…
と、時間が解決してくれると思っていたので
短期的な成果は自分にも子どもにも求めずにいられた気がします
これは今思うと結構大事なことだったかなと感じています
0歳で来て今2歳の末っ子から、小学5年生(grade5)の長男まで
4人の個性豊かなお子たちはそれぞれのペースがあります
あまり短期的なものを求めてしまうと私もしんどくなりそうだったので
最終的には心身ともに元気であれ!以上!みたいな気持ちです
かなり雑な育児になってきたと思います
でもこれも私も大きなブレイクスルー
インターでも5年生だからというよりも
この"子"の強み弱みにフォーカスしてくれる
サッカーのコーチも何歳だからではなくそれぞれの個性と向き合ってくれる
そんな大人の接し方もとても勉強になりながら
私も子育てマインドも変化したなと思っています
慣れすぎても面白くないからまた何かにチャレンジしたい3年目も楽しみ!
そういえば…急に適当な話になりますが
日本にいたときは無駄なものたくさん買っていたなと実感したりもしました
インスタで見つけた便利そうなもの
なくても大丈夫だったのにいいなと思ってしまっていました
チェンマイに来てから、タイ語でいくら広告出てきてもよくわからないので
広告から欲しい!という気持ちに全く繋がらない訳です
自分で頑張って英語で検索することはありますが
それは本当に必要なものだから探すのであって…
そういった自分の得ていた情報からの行動も客観視できたりしました
小さな話ですがこれも言葉の通じないアウェイなところに飛び込んだことで
実は当たり前のようにしてしまっていたことに気づけたことの一つです
私の人生の中で恐らく一番濃かった2年間
ヨガウェアで外を歩くことも年中サングラスをかけていることも
日本の生活を続けていたら私はきっとできなかった
もっと早く言語や文化に興味をもって
学生のうちに留学とかしておきたかったー!と思ったりもしますが
今がその時と思って3年目のチェンマイ生活も
家族みんな元気にタフに暮らしていきたいと思います
私個人としては逆に捨てる力もつけていきたいし、
また変化をつけたいなとも考えています
肝心な英語は亀ペースだけどとにかく継続して頑張る!!!
もっともっといろんな世界を見るために
言語は学び続けたいです