需要と供給
経済学的な話は分かりませんが、幅広い分野でそれは例えられると思うんですね。
僕の場合は音楽に置き換えてみると、求められてる音楽とやりたい音楽みたいな感じで。
流行りの音楽やビジネス的な音楽産業と言う話をすると、取り止めがなくなってしまうので、今日は選曲についてお話したいと思います。
そう言えば、先週は体調不良がちょっと続いていたので、投稿をお休みしてしまいました。すみません。
そして前回、僕が足を擦り剥いたと言う話を書きましたら、何人かの方に怪我大丈夫ですか?と心配の温かいお言葉を頂きました。
こちらもご心配おかけしてしまいすみません。
もうすっかり治りました。
さてお話を今日の話題に戻します。
実際にあった話
「知ってる曲、1曲もなかったな!」
これはフェリーのラウンジ演奏で船に乗っていた時、演奏後実際にお客様から放たれた言葉です。
いつも演奏後はお客様を見送るため、出口に立って「ありがとうございました」と声がけをさせてもらっていました。
そんな中、そんな風に言われて内心「そんなはず無い、あなたが知らないだけだろう」と怒りを覚えました。
多ジャンルからの選曲
ラウンジの演奏と言うと、イメージとしてはお洒落な洋楽バラードとかジャズとか、映画音楽だったり、そんな風に思うかも知れませんが、実際には歌謡曲だったり、演歌を取り入れたりする事だってありました。
自分で演りたいものもあれば、お客様本意て選曲してるものもあります。
そんな中「1曲も知らなかった」とは、余程この人は音楽を聴かないのではないか?!と言う気持ちも込み上げてきました。
ただ、その方の言葉はある意味僕の教訓にもなっています。
万人受けは難しい
どんなに気を遣って選曲しても、全曲全員に支持されるかと言うと、そうじゃ無い事の方がきっと多いと思うんです。
好きなアーティストだとしても、好きな曲、好きじゃない曲があります。
いかに多くの人に演奏を聴いて良かったと思ってもらう、その需要と供給の均衡点は毎回バラバラになってしまう。
年齢層も音楽への興味も、その時々で変化しますからね。
有り難い言葉
そんな中、先日のホテルでの演奏では「1曲目から大好きな曲で、全部知ってる曲でよかったです」と声をかけて頂きました。
そう言ってもらった時に、一瞬でそのフェリーの時に言われた言葉を思い出したのです。
全く正反対の言葉をもらえたと。
楽器のイメージ
演奏したい曲と聴きたいと思われてる曲は楽器にもよるでょう。
ピアノと言えば、ギターと言えば、ヴァイオリンと言えば…など。
良かった基準
でもどんな楽器であれ、お客様の良かった基準は一体どこなのか。
それは口ずさめる、想い出に浸れる、心の記憶に触れる…「知ってる曲」なのかもしれません。
今後も選曲とそれを超越できる演奏をしたいものです。