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長女の生い立ち〜未熟児ちゃんの成長と母の葛藤〰①就学まで

我が家の長女は、7ヶ月1040gでうまれた早産&極低出生体重児でした。肺や目の治療を受けながら、3000g程度に成長するまで、NICU に4ヶ月入院しました。生後4日目には、脳内出血をおこし、障害やまひが起こる可能性もありました。人工呼吸器の離脱に2ヶ月もかかったので、肺が炎症を起こし、日常生活には影響ありませんが、肺のレントゲンは今も一部真っ白。

小さい頃は修正月齢という出産予定日から数えて、発達を見るようにと言われていましたが、それでも全ての発達が遅れ、歩き出したのは1歳9ヶ月、きちんと喋り出したのは3歳直前でした。

就学前まで、産まれた病院でフォローアップ外来を受け、ドクターに言われたのは、「この子は運動も苦手だろうし、通常学級には入れるが、勉強も苦手だろう。できないこと、本人が嫌なことを無理にやらせるのではなく、とにかく本人が好きなことをやらせなさい。結果的にそれが、他の苦手な力も伸ばせることになる。」とのこと。

長女は幼稚園に転園と同時に、私の強い希望で、市の療育にも8ヶ月通いました。しかし、療育も満員で、年中の終わりに泣く泣く退園。

この療育では、親子が分離して、親だけがグループになり、カウンセラーさんが同席で、日常の困りごとを話し合ったり、様々な学習会がありました。そこで、就学に向けての話を聞き、小学校をどうするのか、真剣に考えるようになりました。

年長になり、就学に不安だった私は、就学相談を受けたいと幼稚園に申し出たのですが、そこで幼稚園の理解が得られず、最後は園長先生との話し合いを押し切って、就学相談を受けました。同時に、療育の時にお世話になった市のカウンセラーにも相談を続けていました。カウンセラーの先生は、ほんとに親身になって相談にのってくださり、この方のおかげで私はずいぶん精神的に助かりました。

一方、幼稚園での対応に納得できず、喧嘩腰となってしまい、その後スパッと園への相談を辞めてしまったのは、今ならもう少し上手くやれたのかな?と思っています。(園の担任の先生とは良好な関係を築けていましたし、親身に関わってくださっていたので、感謝してます。しかし、園の方針には納得いきませんでした。)

最終的に就学相談会では、小学校通常学級を希望しました。本当は通級を希望したかったのですが、進学する学校に通級指導教室がなく、親の送り迎えが必要と言われ、フルタイム&核家族の私たちは諦めざるを得ませんでした。(現在は通級指導教室も少しずつ増えてはいますが、それでも送迎が負担となり、諦める方もいるので、もっと整備が必要だと感じています。)