最期のお別れになる前に
今日はちょっと重たい話です。
大切な人の死は……、
当たり前の毎日の中で
突然に訪れることがあります
まだきっとずっと先?
そんなこと考えるの早すぎ?
心の準備はきっといつまでも出来ない
だけどその時になってからじゃ遅いから
元気な時に話して考えておくことが必要
自由時間さんの記事をまず読んでください
失う悲しみや喪失感の中で、立ち塞がる法的な問題がたくさんだったと思います。
その時の気持ちを考えると心が痛く、
涙が止まりませんでした。
自由時間さんはこの投稿後、倒れた日からのことを描いています。
実際の話はそちらをご覧ください。
私は私の視点から……
万が一の前に、事前に準備出来ることを書きます。
事実婚のご夫婦の参考になればよいのですが (^-^)
(法律婚のご夫婦やシングルでも参考になる部分はあります)
治療について話合っておくこと
胃ろうの問題をはじめとする終末期医のこと。
延命治療をやることを選んでも、やらないことを選んでも…選んだ人はどちらでも本当にその決断で良かったのかを悩みます。
難しい治療の選択は自分の意思をきちんと伝えておきましょう。
残された者は本人の意思を尊重したという気持ちで精神的負担が少し減ります。
延命を望まない場合は尊厳死宣誓書等の書面で残しておきましょう。
臓器提供等の意思表示についても同様です。
事実婚の場合は、医療機関によっては家族の意見として受け取ってもらえないので直筆書面で残した方が確実です。
医療機関の同意書の問題
本来は患者本人から同意を得るものですが、意識不明の時は家族が同意をすることになっています。
この同意の代理人についての法律はなく、医療機関や医師の判断となっています。
同意書のサインや面会、
立ち合いができない
病状説明を受けられない
遺体を引き取れない など
事実婚では制限されることが多いです。
通常でもこのような対応ですから、コロナ禍の今はもっと厳しくされたのではないかと思います。
生命保険
パートナーにお金を残したい場合、保険金受取人に指定することは法律上は可能ですが、法定相続人以外を認めていない保険会社も多いです。
認めている会社でも保険金額に上限が設けられたりといった様々な条件が付けられます。
遺産相続
事実婚のパートナーは遺言なしでは相続人にはなれません。
もしも遺言を作成して受け取ることが出来ても、相続税の配偶者控除は受けられません。
遺族年金は事実上は婚姻関係にあり、生計維持関係にあると認められなければ受け取ることができません。
事実婚を証明する書類
事実婚とは、
①夫婦だとお互い認識している
②共同生活を送っている
③社会的に夫婦と認められている
何かあった時に備えて、夫婦であることを書類で証明しておいた方が良いです。
こうした証明書類があれば、公的な場で夫婦と認められることが多くなります。
1番信用度が高いのが「公正証書」を作成すること。
作成に手間もお金もかかりますが、医療機関等でも問題なく夫婦と認めてもらえます。
もう1つは「住民票」での手続き
同一の世帯にして、世帯主との「続柄」を「妻(未届)」と記載して作成しすることで、夫婦関係の証明ができるようになります。
最後に、パートナーシップ制度に参加している自治体であれば、「パートナーシップ宣誓書」の書類を発行してもらうことができます。
※同性婚だけでなく、事実婚を証明してくれる自治体が多くあります。
何かあった時に事実婚はいろんな面で差別されるので、証明書を作成しておくことを強くオススメします。
但し、この証明書があっても全てが認められる保証はありません。
残念ながら今の日本では、事実婚に関しては世界から大きく遅れをとっています。
いろんなことがまだまだ認められていません。
エンディングノート作成
自分の預貯金、保険、最近はSNSなどのデジタル情報……等々。
亡くなった後に必要な手続きはたくさんあります。
夫婦でもお互いの全てを知っていることはほとんどないので、エンディングノートの作成をしておきましょう。
自分の死に対する延命の希望や葬儀の希望、財産等を記録しておき、何かあったら見てもらうようにしておくだけでも手続きがスムーズになります。
エンディングノートは結婚してる、してない関係なく作成しておいた方が良いです。
昔のように紙のアドレス帳もないので、スマホやパソコンのパスワードが分からないと交友関係すら分からなくなります。
死は誰にでも訪れるもの
縁起が悪い話ではありません。
突然その日が来ても慌てないように、
事前に出来ることは準備しておきましょう。
いつ何があるか分からないから
最期まで自分らしくいるために
最期までその人らしくいてもらうため
今ある日々が当たり前ではないということ
誰もが少しづつ死に向かって生きているから
時間を大切にすること
今を大切にすることが大事
最後まで読んでいただき、ありがとうございます♡