SMOOTH LIKE GOOD-BYE STUDIO COAST

ニーハオ。

年明け早々、2022年1月4日に行って参りました。

the band apart ワンマンライブ at STUDIO COAST。

コースト自体は昨年6月以来。

2022年1月いっぱいでその歴史に幕を下ろし、その死に顔を拝みに、大好きなバンドのライブを観てきました。クッソ今更その感想を書きます。

コーストでのバンアパは何度目だろう?よくString 4 snow manを観ていたので、謎の親近感を常に憶えつつも、おそらく片手で数えられるくらいしか行ってないと思う。

パンアパとコーストといえば、quake and brookのツアー時、コーストでの公園の話が有名だろう。

その日は首都圏で大きな地震があり、公演スタートを遅らせることとなった。それでも電車の遅延等で、スタートしてからも続々とお客さんが来たその日のことを、荒井さんは昨日のことのように話していた。

ワタクシはまだ当日バンアパのバの字も知らなかったガキンチョだったが、地震の不安の中執り行ったライブで、遅れながらもお客さんがどんどん入ってくる光景は、それはそれは色濃く記憶に残るものだろうなと思う。そしてなによりも、色々な意見はあるだろうが、中止にせず開催の判断をしたコースト、漢だねぇ。

そんなズッ友、我等友情永久不滅なコーストとバンアパの組み合わせ最終日。気負わず気楽に観に行った。

楽しかったね〜!!!!!!!

まず、free fall。クッソ久しぶりじゃない?最初のカウントで察して、リフ鳴った時、ビートルズ初めて見た女性ファンみたいなリアクション取っちゃった。頭抱えてギャァァ!みたいな。好きなんだよね、かっこいいじゃん。荒井さんのソロ良かったなぁ〜。

んでMercury Lamp!これも好きなんだよね〜本当に水星にいるかのような浮遊感。宇宙とかいうバカでかい空間においては悩み事なんてどーでも良くね?と言わんばかりの多幸感に溢れる一曲。すきだ。

あと!!!violent penetration!!これもビートルズファン状態になったわ。てか、脳の理解が追いつくまでちょっとラグがあるくらい、久しぶりにやったよね?サビの川崎さんのフレーズが可愛いから好きなんだよね。バリバリに尖ってるリフからは想像できない、お花畑でスキップしてるみたいなフレーズね。久しぶりに荒井さんの口笛も聴けたし笑

んでさ、計2回のアンコールのうち1回目のアンコールで演奏した、K.and his bike。何度もライブで聴いてるはずで、だよね〜って感じなもあった。いやもちろん嬉しいのよ、大好きな曲だし。

けど、この日は感じ方が全然違った。
涙が止まらんかった。さめざめ泣く感じじゃなくて、ウッッッ…グゥッ…って泣いた。爆泣き。

何でだかは分からんのだけど、明らかに伝わったのは、同曲を、いつもと違う心持ちで4人が演奏していたと言うこと。

それがすごい伝わった。
MCでもコーストへの感謝は述べていたけど、やはり、姿勢で見せる。ミュージシャンとしての「表現力」が大爆発していた。

良いハコには、良いライブでお返しをする。その姿勢が心にザックリと刺さった。

初めてだったんだよね、バンアパで泣いたの。
普段観てる時は何も考えてないからさ、いい意味で。彼らの演奏だけを楽しんでるんだよね。

けどあれは…思わず…泣いてしまったなぁ…。良かったんだよ…語彙力が無さすぎる…。
「エモ」じゃない。「エモーショナル」だった。

今まで彼らがコーストでやってきたライブ。
一緒に対バンした他のバンド。
それを欠かさず観ていた往年のファン。
ファンの幸せそうな顔、声、拍手。
生まれた数々の名演・珍演。
屋上のプール。
楽屋の鹿の剥製。

全部を全部見てきたわけじゃないけど、the band apartの4人が、STUDIO COASTで感じた・見た・聴いたものを、その一瞬は共感出来た気がした。

よくあるじゃん。「こいつの記憶が…俺の脳内に流れ込んでくる…!」みたいな。それだった。


つまり何が言いたいかというと、バンアパはやはりカッコいいバンドであり、コーストの魂よ永遠なれということ。

胡蝶抜きで、人生でも指折りの素晴らしいものを観させて頂きました。ありがとうございました。

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