4歳児でも登れた!新上五島で2番目に高い山「山王山」へ。初心者は8合目から。
新上五島在住3ヶ月目のmeggieです。美しい海と深緑の山々に癒される日々を送っています。山も海もいいけど、どちらかというと、夫は「山派」私は「海派」。
家のすぐ前に海があるので、私は毎日ウハウハなのですが、さすがに夫が山を恋しがっているようす。ということで、お天気に恵まれた週末、新上五島で2番目に高い山である「山王山」へ、家族でプチ登山に行ってきました!
8合目から登山スタート!
遠足気分の私たちは、登山は初心者レベル。ネットで調べると、8合目まで車で行くことができるとあり、そこから歩いて登ることに。車で行けるものの、初めての道。そしてとても細い山道だったので、ドキドキしながら安全運転につとめ、無事に駐車場に到着。
車を降りて、さっそく登山開始!(12:05発)
かなり急斜な道もあり、ところどころに丸太を組んだ階段も設置してありますが、落ち葉で滑りやすいところも。小3の息子は、張り切って先頭をすたすたと歩いたり、時には四つん這いで(笑
続いて夫、4歳の息子、最後に私の順で、1歩1歩登っていきました。
どこで見つけたのか、いつの間にか長い棒を拾って、杖のように使う子どもたち。たくましい〜
最澄が開山した歴史ある山王山
しばらく行くと、巨石群がありました。神様が宿っているような感じだなぁと思いながら歩を進めると、しめ縄が施してある場所が。こちらは「山王宮二之宮(さんのうぐうにのみや)」と表記がありました。(12:15着)
山王山(雄嶽)は、天台宗の宗祖である最澄が開山したとされる、標高439mの山。最澄が留学僧として遣唐使船で唐へ渡る前に、この山で航海の安全を祈願したといわれ、無事に帰国した最澄は、弘仁5年(815年)に、お礼詣でこの土地を訪れ、比叡山延暦寺の守護神・山王権現を祀ったと伝えられています。(*参照:案内板より)
降り注ぐ光のパワー
木々が生い茂る山道に、スポットライトのように明るく照らされているところがあり、森を見上げると、光のシャワーが降り注いでいました。
力強さと慈しみ深さを感じさせるような美しいマゼンタ色の光柱が、何とも神々しい。
トトロのトンネルのような山道を、子どもたちは元気に登っていきました。(すでに姿が見えない。。。)
またしばらく登ると、一之宮と思しき場所が。右側には少し広い場所があり、小さな御社がありました。
ここまで登らせていただいたお礼を伝えるため、二礼二拍手一礼。
前を通らせていただき、裏手の方を少し登っていくと頂上です。(12:28着)
絶景!新上五島の島々を山頂から見渡す
登り初めてから23分で山頂に到着しました!結構急な山道を、よいしょよいしょと登ってきたので、かなり歩いた感があったのですが、万歩計を見ると1300歩程度(えー、それぐらい!?とガッカリ。。。)
それはさておき、頂上から見た景色は圧巻でした!
もう、この景色に疲れが吹っ飛びました。
(*展望デッキは壊れているのでご注意ください)
空、海、緑の島々!目の前に広がる美しい景色に心が癒されます。最澄もこの景色を眺めたのかと思いを馳せながら、歴史とロマンを感じました。
下山するまでが山登り
「お腹すいた〜」という子どもたち。買ってきたお弁当とおやつを食べて、まもなく下山しました。
先を行く子どもたちと夫を見ながら、「家に帰り着くまでが遠足」という言葉が頭に浮かんだ私。「家に帰り着くまでが登山ね」と、独り言をいいながらゆっくりと歩きました。
途中、こんなに大きな岩が。きっと神様が宿っていらっしゃるのでしょう。
「うおー!」と大声を上げてパワーチャージする息子。これ以上元気をチャージされては、大人がついて行けません。
無事、駐車場に辿り着きました。普段あまり使わない筋肉を酷使したのか、私の膝と太ももが変な感覚に。あまりに膝が笑うので、私も笑ってしまいました。
夫と子どもたちは車に乗らず、またしばらく歩いて下ることに。私はじわっと車を移動させながら、後をついて行きました。
水のせせらぎに導かれ
途中、水のせせらぎがどこからか聞こえてきたので、車を止めて立ち寄ってみると、水が岩を流れ落ちるとても美しい場所を発見!
夫と子どもたちは岩場のところへ降りていき、さっそく足をつけていました。水はとても冷たく、子どもたちも気持ちよさそうです。
今回、家族で初めて登った山王山。
美しい景色を楽しみ、自然のエネルギーをめいっぱい感じ、そしてたくさんパワーをチャージできました!
また行きたいです!