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自分と違う選択をした人をズルイとか言うのダサい


この前、マンションの物件情報を見ていたら「DINKS向け」という項目があり、初めてDINKSという言葉を知りました。

DINKS…「子どもを産まずに二人の生活を続けよう」と決めた夫婦のこと。
Google先生より


不妊治療などに取り組んでいるが現状の世帯人数は夫婦2人、ということではなくて「あえて」子供を持たずに夫婦という形を半永久的に選択したペアのことらしい。

あまり呼び方が浸透しないのは、読みにくいからかな、もっと違う背景があるのかな。知りたいけどまだわかりません。

この「DINKS」という言葉をネットでググった時に検索候補に真っ先に出てきたのが「ずるい」「むかつく」「自己中」で、私はもうひっくり返りそうになった。

確かに子供を育てている家庭は、将来の日本の財産となる子供(後に大人になぅて経済を回す人材)を育成しているから、自分たちの意志で子供を産んだとは言え、育てることは大変素敵だし大変だし、国の繁栄に貢献していると思う。

ただ、誰だよこんな検索候補が出てくるような状態になるまでDINKSにキィーーーっとなってるやつは。
独身や不妊治療に取り組み中の人だと、あまりそこに怒りは行かないんじゃないか、と個人的に思う。

そうすると、育児で疲れている人かなあと勝手に憶測してしまう。
(憶測はだめですね。)

どういう人にせよ、人の選択を「むかつく」とか笑えるww
いや笑えない。

自分で選んだ人生に疲弊していたとしても、どういう生き方を選択するかという自由において、別の方法を選んで生きている人に文句つけるなんて、何の解決にもならん。

成功している人ほど「選んだ道を成功・正解にするしかない」と言う。
自分もアラサーになり、そう思うようになってきた。

例えば、今年4月以降に出産したら、確か5万円の手当を出すと国が言っている件。
親友は2月に出産予定だ。私が彼女なら一瞬「2ヶ月しか変わらんのに…」と思ってしまうだろう。でも、制度や時代とはそういうものだ。

日本は約30年不況が続いているという。
私が生まれる前から不況は始まっていて、少子高齢化も加速してきて、結婚率まで低くなってきている。

じゃあ、昭和に社会人だったら良かった?明治時代ならラクだった?
IMF危機やらリーマンショックやら、10年に一度は社会は不安定になるものだ。

親ガチャ、会社ガチャに成功しても、時代ガチャ、国ガチャもある。
時代なんて回る回るって中島みゆき氏も言っているし、選べないのだ。

話を戻すと、結論はこれ。
モデルの森星が仕事も結婚も成功させたいと姉の森泉に話した時、泉にこう言われたという。
「全てを成功させて手に入れるなんてできないから、どっちか選ぶつもりでいなさい」
あの特大お嬢様の森泉でさえ、そう悟っているのだ、庶民が周囲と比較して一喜一憂したり、全て満点の人生にしたがるなんて、むだ。

医者にも言われる。
「周囲と比べてどうかじゃない。あと、全盛期の自分や将来の自分を考えててもむだ。今の自分が昨日より良くなってるかに集中して

これができてきて、すんごいラクになった。インスタとかツイッターとか、本当に開かなくなる。
片付けしたり、読みたい本が多くて嬉しい悲鳴をあげたり。
だから、結婚する同級生、出産した同級生を見ても、ポジティブに「私の体は一つしかないし、今こう過ごしたいからOK。たまたま年齢と学校がが同じだっただけ」と思って、それ以上考えていない。

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