疲れやすいのはマルチタスクが原因かも。シングルタスクで人生の充実度を上げよう
前回の記事『健康になる食べ物で免疫力UP』で満腹感のある食べ物を紹介し、自分自身もオートミールや玄米中心の食生活を続けていました。しかし、なぜか食後の物足りなさを感じてしまう状態。
ーーその原因は『マルチタスク』でした。
“YouTubeの動画“を見ながら“食事“と、2つのことを同時に行い、時間の効率化と考えていたのですが、“実際は動画の内容がしっかりと頭に入っていない““食べた気がしない“という、どちらも中途半端な結果をもたらしていました。
最近は食事の間は食べることだけに集中して、デバイスを見たり頭の中での思考を意識して止めています。無意識に頭の中で物事を考えてしまうので、そのたびに咀嚼に感覚を戻しています。(注目されつつある、食事瞑想というものです)
この方法を取り入れたことで、満足感のある食事時間を送れています。
今回は一つのことに取り組む『シングルタスク』をおすすめしていきます。
まずは、マルチタスクのデメリットと、マルチタスクができる状況について。
マルチタスクのデメリットと取り組み方
マルチタスクは脳と体への疲労が多い
2つ以上の物事を同時に行うのは時短になると考えがちですが、人間の脳は一度に1つのことを処理するようにできています。
ながら作業をしているつもりでも、脳が素早く意識の切り替えを行なっているだけ。あっちこっちと意識の切り替え作業を行わせると脳疲労に繋がり、体の疲れや集中力低下も引き起こしてしまいます。
マルチタスクの取り組み方
2つ以上の物事を同時に取り組むと脳疲労や集中力低下をもたらしますが、マルチタスクを行える状況はあります。
マルチタスクが可能なのは、慣れた作業を行うときです。
・カフェなど、一定の騒音がある場所で集中ができる
・気に入った音楽をかけると没頭してクリエイティブな作業ができる
・考えなくてもできる家事などの単純作業をしながら音声を聞く
このように体への相乗効果があるものはマルチタスクに向いています。
個人差があるため、自分に適したものだけ取り入れてみてください。
シングルタスクのメリットと取り組み方
シングルタスクは高い集中力で取り組める
シングルタスクで一つのことだけに取り組むと、集中力を保ったまま没頭することができます。
長い時間作業を行うのが苦手な人でも、始めの1分や5分間だけ取り組んでみると「いつの間にか時間を忘れて取り組んでいた」というケースは多いです。
一点集中すると、自分の力を最大限発揮できる「ゾーン」に入ることも可能です。
シングルタスクの取り組み方
一つずつタスクをこなすことが大切ですが、思いついた順番に進めていくのでは意味がありません。
1.作業に取り組む前に、何をするのかタスクをすべて書き出す
2.書き出したタスクに優先順位をつける
3.一つずつ集中して取り組む
この順番で進めると、毎日の生産性が飛躍的に高まります。
タスクを整理して作業に取り組む
今回はタスクについて考えてみましたが、何事も取っかかりが大切だと思います。
頭の中だけでアイデアを保存していると考えがまとまらずに、脳のストレージまで消費することに。紙でもスマホでもパソコンでもいいのでとりあえず思考を目に見える形にして整理をしておくと、具体的に物事を考えられるようになります。
『次は何をするんだっけ?』『あれもしなきゃ、これもしなきゃ』と考えるだけでも時間のロスになります。
書き出したシングルタスクは途中で優先順位を変えても構いません。急用が入ってきたときには臨機応変に対応して、一つずつ確実に作業にあたる。
「シングルタスク」で、一つずつの充実度・達成感に繋げていきましょう!
(余談)
私は絵を描くときにYouTubeのお気に入りの曲リストを流していますが、描き始めて集中力が高まると“音が流れているな“くらいの状態になります。
さらに没頭すると、曲が止まっていることにも気付かずに数時間描き続けていた。なんてこともよくあります。
集中するための取っかかりとしてマルチタスクを活用するのは良いかもしれません。