🎹海と山下洋輔さんの「早春賦」🗻
土曜日は、子どもの習字教室。
海の近くなので、帰りは天気がよければだいたい、海で散歩して帰る。
娘は、シーグラス拾いにいそしみ
息子は、砂山くずしや石投げにいそしむ。
そして私は、ただの海をBGMと共にインスタに上げる。
ただただ、寄せては返す波と、水平線の向こうにうっすら見える景色を、じーっと映して音楽をつける。
その、音楽を選ぶのがちょっとした楽しみ。
思いがけないアーティストが出てくることがあるから。
昨日の海は寒かったので、
「 春は名のみの 風の寒さや 」
というフレーズが頭に浮かんできた。
「早春賦(そうしゅんふ)」という曲のはじめの一節。
大正2年の唱歌で、「日本の歌百選」にも選ばれている。
子どもたちが歌っている合唱曲のイメージで、海の動画と共にアップしようとしたら
もっとステキなバージョンを見つけてしまった✨
それがこちら👇️
山下洋輔 ニューヨークトリオ による
“ Soushunfu "
まず、山下洋輔さんのこんな穏やかな演奏を聴いたことがなかったので、新鮮だった。
山下洋輔さんと言えば、学生運動が盛んだった頃から、とにかく機関銃のようにピアノを扱っていた印象で。
長年、「山下洋輔トリオ」として活動しながら、「旧きよき日本」の対極を走ってきた方
👇️以下動画に詳しく歴史が紹介されています
👇️動画後半に演奏もあります🎶
今のアーティストでも、ピアノを燃やしながら演奏する人いないんじゃないかな?
とかく、音楽もだけど演奏スタイルすべてが攻撃的でアーティスティックなイメージだった。
そんな山下さんが、外国で生まれ育ったメンバーと奏でる「早春賦」は
ニューヨークのお洒落な夜のバー🌃🍷(行ったことないけど😛)で、ゆったりと流れていそうな音楽が、
よく聴いたら穏やかで豊かな「旧きよき日本の早春🌸」だったみたいな驚きと
激動の時代と音楽を、ピアノ1台で切り拓いてきた山下洋輔さんが持つ、優しさと日本人としての歴史と、今だからこそ得られた境地みたいなものが感じられて
ジャズに縁のある人もない人も、老若男女、日本人みんなに聴いてもらいたい演奏だなと思ったのでした。
また、好きな曲が増えました🎵
うれしき✨
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