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10年目の3月11日

今年も3月11日がやってきた。
今年の黙祷はすごく短く感じた。
この一年を振り返り、これからを考えながら、ここにいない誰かに祈りを捧げる。
あまりにも内容がありすぎて、あっという間だった。

この10年、様々な「復興」事業があった。
もはや復興という言葉や意味は人それぞれで、これらが全て復興なので有れば、まだまだ終わっていないと言えるかもしれないけれど、今の自身の環境や心境は既に一歩一歩歩き出している。

復興ではなく、次のステージへ。

1人で細々と火を起こして、静まり帰った雄勝の海を眺めていると地元の漁師さんが顔を出してくれた。
「10年前、こうやって流れ着いた木材を燃やしたな。
誰かの家の一部だったりするんだけど、燃やして暖を取ることしかできなかった。そこに夢中になった。普通じゃ聞こえるはずのない海から聞こえる声に、どうしようもなかった。」
2人で火を焚きながら、互いの記憶を話していると
1人、また1人と集まって
この静かな夜の雄勝で約10人程が集まった。
ただただ嬉しかった。

できた「復興」の土台はどうであれ
この地域の温かさや魅力は自分が来た頃と変わらない。
これからもっと伝えていきたいと思った。

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撤収後、コンビニに寄り石巻日日新聞への掲載のお礼も兼ねて新聞を4部ほど購入した。
『載っていなかった。』
(完全に今日だと思い込んでたらしい)

#おがつ #3.12へ #雄勝町
#宮城 #石巻 #東日本大震災
#ウズマキ眼鏡珈琲店 #焚き火


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