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八十八夜/メーデー

◆概要

〇八十八夜

雑節という、季節の移り変わりを的確に把握するために設けられた日のうちの1つ。立春から数えて88日目(つまり、立春から87日後)に当たる日。
太陰暦を元々使用していた日本は、場合によってはその季節と暦が半月ズレることがあるので、農家への注意喚起として太陽暦を基礎とした雑節として作られ広まっていった、日本特有の雑節。

この日に摘まれたお茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きすると言われている。

〇メーデー

もともとヨーロッパで「春の訪れを祝う祭」であったメーデー。その日は、労働者も使役者もお互いに休んで、お祝いしようという流れの中で、近代に「労働者の日」としてのメーデーへと転じていった。
その起源となったは、アメリカで「8時間労働制を求めるストライキ」が1886年5月1日に起こり、それから色々あって1890年にヨーロッパやアメリカで国際的なデモが起こったことだとされる。
なお、メーデーの他にレーバーデー(労働者の日)という休日が存在する国がある。

日本でも戦前戦後ともにメーデーの集会や活動がなされているが、戦前はその団結力の強さに政府から「メーデー禁止」が公布される程であった。戦後は労働組合員等が別々に組織されてしまったり、ゴールデンウィークと重なり、参加者が集まらなくなったりしてしまったことにより、あまり大きな活動は見られないものの、各々の団体で続いているらしい。

以上、インターネットより。

◆駄文

大型連休などと銘打つ割に、こんなど真ん中に平日を設置するなど中々に酷なことをする。
もういっその事、全国民がいっせーのせでこの3日間も休日にして本当に大型連休にしてやればいいのに、なんて思うけれど、その連休中にも世の中を正常に働かせるために、どこかの誰かが仕事をしなければならないというどうしようも無く、しかし、確実な事実を前にそんな考えは引っ込める他ない。悲しい現実だ。
深夜、明日もまた平日であるという事実に閉口しながら、こんな下らない考え事をしながら、寝るに寝られずうだうだしている。
明日の業務のことを慮るのであれば、いち早くこんなどうしょうもない考え事を放棄して、思考をリセットして、さっさと眠りについた方が賢明なのであるが、それが中々できないのもまた、悲しい現実なのであった。
しかし、いつまでのこんなことをうだうだ続ける訳にはいかない。というか、早急に寝れるなら寝たいという気持ちがないでもない。……仕方がない、こういう時は古典的な手法であるが、羊を数えてみるとするか。
なんで数ある動物から「羊」なのかと問われれば、たしか英語の「Sleep」と「sheep」という音が近いという所からきている、というような話があったような気がするが、となれば日本語を扱う自分にとってはあんまり意味が無いのではないか、という疑問を抱くが、そんなことを気にしても仕方がないだろう。じゃあ、「眠る」に音が近い動物を教えてくれって話だ。
……失礼、閑話休題。
こんな思考の寄り道をしてしまっているから眠れないのだ。全てを忘れてさっさと数え始めよう。
ということで、小高い丘の上に柵を用意して、そこに1匹ずつ羊を走らせ、その柵を越えさせる、という様子を想像する。

羊が、1匹ー……2匹ー……3匹ー……

羊をカウントしながら、ふと思うことがあった。そういえば、何故か分からないが、眠るための暗示のために羊を数えるにはこういう場所を想像するのが一般的だ、と思う。思ってる。一体全体なんでなんだろう、と。別にすしずめ状態の羊を数えたっていいんだが。一体どこでそんな刷り込みをされたのだろうか。
と、そこまで考えて我に返る。
あれ。ちょっとまて、今何匹目だ?また無駄な思考をしていたらこれまでに柵を越えた羊の数を忘れてしまった。今柵を飛び越えたあの1匹でさえ、数えたのかが分からない。仕方がないので、越えた先に待機してる羊をまた柵の前の待機列に戻そう。そう考えて、出入口の鍵を開けた。すると、その場にいた大量の羊が一斉に走り出し、それに飲み込まれてしまった。
うおっ……思っていたよりも羊を沢山数えていたらしい。メーメー、メーメー、という羊の鳴き声とドコドコドコという足音に自分の悲鳴はかき消された……。

と、言う所で目が覚めた。どうやら知らない間に眠っていたらしい。なるほど、つまり音の違いこそあると言えど、羊を数えて入眠を目指すのはある程度は効果があるのかもしれない。
そう思い、手元に落ちているスマホの電源をつけて、時刻を確認する。

……どうやら、自分はこれから「眠る」という単語に音が近い動物を探さないといけないみたいだ。

P.S.

よりによってダブってしまったので、めちゃくちゃな文章になってます。

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