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Path of Exile初心者がDPS 1Mを実現する上で基本となるチェックリスト

3.20が始まりましたね。日本人の初参戦の方も増えているようでうれしい限りです。冒頭の画像は現時点での1stキャラ「ボーンシャッター・ジャガーノート」のDPSです。トータルのDPSにはインペイルの効果ものるので理論値は1M(M=million, 100万)程度に到達しました。始めたての3.19でうまくつくれなかったボーンシャッターのリベンジができそうでほっとしています。

pob上のDPSが1Mになれば赤マップもストレスなく回れるようになります。現時点では『事故がなければ』ティア16赤マップでも周回できそうな感じになってきました。

今期はこのDPSを(耐久を維持しつつ)どこまで上げられるかが個人的な課題です。硬さは担保しつつまずは2Mを目指したいです。

poeを3.19から始めたばかりの私がDPS1Mを目指す上でどんなことを意識しているか、簡単にまとめていきます。

そもそものスタート地点として、スキル、武器、アセンダンシーが親和性のある状態になっていなければDPSを効果的に上げるのは難しいと思いますが、網羅的な知見があるわけではないため、ここでは言及しません。

なお、この記事は↑の記事の知識を前提に書いております。


DPSを上げるためのチェックリスト

メインスキルのジェムレベルを上げる

当たり前のことですが、ジェムはレベルが上がるほど効果が強化されます。ジェムレベルはDPSに直結するため、まだ20に達していない場合はまずはジェムレベルが上がるまで経験値を稼ぎましょう。

プレイヤーの経験値はデスした場合ペナルティで失われますが、ジェムレベルはデスしても失われません。死にまくってもジェムレベル20にすることは可能です。

なお、経験値によるジェムレベル上げは基本的に20が限界ですが、ゲーム内部ではだいたいレベル40くらいまでスケールするように設定されています。つまり、レベル21以上にもっていく方法があるということです。

ただし、ジェムのレベルを21以上にするにはそれなりのコスト、高価なギアが必要になります。また、「アタック」スキルについてはレベルによるスケールがあまり期待できないものも多いです。とりあえず基本的なことはやれるだけやって、さらに上を目指す段階で検討するでもよいと思います。

レベル20のジェムをヴァールオーブでコラプトする
ヴァールオーブには「ランダムで」ジェムのレベルを±1するという効果があります。レベル20に達したジェムにヴァールオーブを打ち込むことで、21レベルのジェムが手に入る"可能性"があります。

ただし、ヴァールオーブの効果はランダムなので、必ずレベルが上がるとは限りません。また、コラプト化したジェムはジェムカッタープリズムで品質をいじれなくなることにも注意が必要です。レベル20のジェムを複数用意してヴァールオーブを打ち込み、ギャンブルに勝ちたいところ。

レベル21のジェムをトレードで買うという選択肢ももちろんあります。ただし、人気のスキルほど高額になります。だいたい数div(divine orb = 神のオーブ)は必要です。21LV・品質20%以上のヴァール・BV(ブレードヴォーテックス)は3.19リーグ末期で「12div」でした(白目)

・ジェムのレベルを上げるギアやパッシブを使う
たとえば「すべての火スペルスキルジェムのレベル+1」などのモッドが付与されたギアを用いることで、装備しているジェムのうち「火」のタグがついた「スペル」のスキルジェムのレベルを+1してくれます。

さらに、ギアによっては「全ての火スペルスキルジェムのレベル+1」と「全てのスペルスキルジェムのレベル+1」が両方つくこともあります。このギアだけで火スペルジェムのレベルが+2されてしまうわけです。こういう代物はクラフトでも多額の投資が要求され、トレードでむちゃくちゃ高額で取引されます。

ポイズンBVの定番ユニーク。物理スペルスキルジェムのレベルが+3される。
BVはジェムレベルで効果範囲がスケールするので欠かせない。

また、コラプト品の暗黙モッドやユニークアイテムのモッド等でも「ソケットされた効果範囲ジェムのレベル+2」などのモッドがつくものがあります。

・強化サポート(Empower Support)ジェムを使う

このジェムにサポートされたスキルジェムのレベルを上げるという効果を持つサポートジェムです。これは店売りされておらずドロップ限定で、常に需要もあるので、トレードではそれなりに高額で取引されます。注意点として、このジェムはレベル1段階ではスキルジェムのレベルを上げてくれません。

インカージョンでコラプトする

インカージョンの「Doryani's Institute」の部屋を用いてヴァールオーブ2回分のコラプトが可能です。単にヴァールオーブを打つよりもレベル21になる確率が高いそうです。私はまだ試したことがないのでwikiだけ張っておきます。インカージョンについては下記動画がわかりやすいのでご参考までに。


メインスキルを6リンクにする

当たり前すぎるかもしれませんが、4リンク、5リンクより6リンクの方がダメージが出ます。サポートジェムの多くは貴重なダメージ「上昇」を得られるものが多く、当然リンクすればするほどDPSはもりっと上がります。

6リンク装備はコラプト品など安いものであれば5C(C = chaos orb = 混沌のオーブ)程度から購入できます。混沌のオーブはベンダーレシピなどを活用してコツコツためましょう。

自分で6リンクにする場合は「結合のオーブ」が相当量要求されます。1,500個あればクラフトレシピで確定ですが、結合のオーブを単発で打ち続けるのはなかなかのギャンブルです(期待値的には1,500以下で済むみたいですが)。マップ入り序盤のつなぎ装備程度なら、自分で6L化するくらいならトレードで6L品を買った方が手っ取り早く、お安くすむことがほとんどです。

ただし、リンクされたサポートジェムが増えるほどスキルのマナコストも増大する点には注意が必要です。

元素属性系ならインスピレーションサポートを用いる、アーケインサージを常時発動させる、アミュ、リングにマナコスト低下のモッドをクラフトする、ライフタップを用いる(マナの代わりにライフを消費する)、「エルドリッチバッテリー」のキーストーンでマナの代わりにESを消費するなど、いろいろ対策があるのでご参考までに(できればクラリティは張りたくない派)。

なお、ダメージの「増加」と「上昇」の違いが分からない方は下記動画をご覧ください。DPS 1Mを目指すなら必修です。

適切なサポートジェムを用いる

一見ものすごいダメージ「上昇」が積めるサポートジェムでも、ビルド構成によってはあまり意味がなかったりする場合もあります。

pobを用いると、「このサポートジェムを積むともっとDPS上がるで」とリコメンドしてくれます。たまにおかしなサポートジェムをリコメンドしてくることもあるので、pob上のビルドがある程度パッシブや装備を整えた状態で用いることをおすすめします。

pobの「skills」タブでサポートジェムにマウスオーバーするとDPS順に候補が表示される
左側の「Main Skill」で選択しないと↑の候補の順がおかしくなるので注意

適切なパッシブをとる

ビルドによって「何が適切か」が大きく変わるので、詳細は割愛。パッシブポイントは貴重なので、ルートを短縮してポイントを節約したり、より効果の高いパッシブにのりかえたりできないか、常に改善を試みましょう。

例えば、DoT(継続ダメージ)主体のビルドでは「継続ダメージ倍率(Damage over Time multiplier)」が上がるノードの取得がおすすめです。

また、発火や毒など状態異常に該当するダメージ源は「持続時間が増加する」や「ダメージを与える速度がx%速くなる」といったモッドによってもDPSが向上します。

DPSに寄与するオーラを張る

オーラは防御の要であると同時に、DPSを大きく向上させるポテンシャルがあります。

なぜか誤訳されている"ブ"ライド(英語ではPRIDE)
DoTビルドならぜひとも取りたいマレヴォレンス。

どのオーラが良いかを選ぶときにもpobが利用できます。

SkillタブでNewを選択して出てくる候補も上からDPSが上がる順にソートされている
オーラだけでなくバフが得られるスキルも込み

効果が強いオーラはリザーブ効率が50%のものが多く、防御系オーラと両立させるにはそれなりの工夫がいります。マナリザーブを工面する方法をぱっと思いつく限り並べてみます。

パッシブツリーのマスタリーで「〇〇のマナリザーブ効率がX%上昇する」を取得する(3.21から削除)
・リザーブマスタリー関連のパッシブをとる/アミュレットにアノイントする
・一部オーラをライフでリザーブする(傲慢サポート、プリズムガーディアン等)
・マナリザーブ効率が上がるギアを用いる(「アルファの遠吠え」など)
(インフルエンスされたギアの中にはソケットされたジェムのリザーブ効率を上げるモッドが付くものもあります)
・マナリザーブ効率上昇のクラスタージュエルを使う
・ディバインブレッシングサポートで一時的なバフとして利用する
・スキルによる消費マナを下げる(=リザーブされていない分でぎりぎりスキルが回るようにする→クラリティが不要になる)
・enlightenサポートをオーラスキルにリンクさせる

強いギアを装備する

身もふたもない話ですが、ギアの性能は重要です。マップ周回中のドロップ品を鑑定しまくるもよし、トレードで必要な性能がのった良品を買うもよし。少しずつアップデートしていきましょう。

特に、「アタック」がメインスキルの場合、武器性能はDPSに直結します。

アタックスキルのほとんどが武器自体の基本性能を参照している

武器のダメージの実数値、追加のダメージの実数値、アタックスピード、クリティカル率など、必要な値がしっかり盛れているものを使いましょう。「めちゃくちゃダメージ高いじゃん!」と思ってトレードで買ったらアタックスピードが激遅でDPSが下がるなんてことも(一敗)。

pobではもろもろの数値をトータルした武器DPSが表示される
トレードサイトでもトータルのDPSで検索することが可能
DPSが高い武器はだいたいdiv単位で売られている

トータルのDPSでの比較・検索は便利ですが、クリティカル率も参照されるため、クリティカルを必要としないビルド(「正確なテクニック」を取得している場合等)では良品発見の妨げになることも。

左下の+マークをクリックするとアイテムのデータをコピーすることができる
Itemsタブの右側の空欄にカーソルを合わせてCtrl+vでデータをペースト可能
購入前にpob上で確認できるのでトレリなら必須級

自分でクラフトにチャレンジしたいけどどうしたらよいかわからないという方は、こちらの記事が参考になるかもしれません。

また、ヘルメットやグローブ、装飾品などにもダメージ増加が見込めるモッドがのります。エンドコンテンツ序盤は耐性を盛るので精一杯だと思いますが、余裕が出てきたらDPS向上に貢献するモッドが付いた装備を探してみるのも良いでしょう。

ダメージを与える頻度を増やす

この項目はスキルの特徴によってあまり効果がない場合もあります。ご自身のスキルやビルドの特性を理解した上で参考にしてください。

・命中率を100%にする
「アタック」スキルは原則命中率100%が必須です。命中率は「器用さ(dex)」で自然に増えますが、器用さが伸びづらいジャガーノートではわざわざ「プレシジョン」のオーラ+命中上昇のパッシブが必要でした。
(※ジャガーノートは命中率の分だけ攻撃速度がスケールするアセンダンシーがあるのでそこまで無駄にはならないが)

poeにおいて命中率は、①アタックが敵にヒットするかどうかと、②ヒットしたアタックがクリティカルになるかどうかの2つのタイミングで参照されます。たとえクリ率が100%でも命中率が90%なら最終的なクリ率は90%になります(命中率も考慮すれば実質81%)。この仕様からも、命中率100%はマストと言えます。

一つの目安として、「命中力」を3,000程度確保できればOKと言われています。逆に、大量に稼ぐ必要はありません。

なお、スペルスキルは命中率を稼ぐ意味は一切なく、アタックスキルに比べて配慮すべき点が少ない点からも、キャスターを初心者におすすめする人が多いですね。

・アタック/キャストスピードを上げる
攻撃回数が増えるほどDPSは当然上がります。アタック/キャストスピードでスケールするビルドは盛れるだけ盛ったほうがよいです(ただしマナの消費が激しくなりますが)。

レンジャー、シャドウ、デュエリストなどはフレンジーチャージが活用しやすいので、ビルドで採用できないか検討の余地が大いにあります。速度だけでなくmore(上昇)ダメージものるのは強すぎる

Frenzy Charge (フレンジー・チャージ) は Dexterity に関係する Charge (チャージ) であり、以下のようにキャラクターの攻撃能力を上昇させる。
チャージ1個ごとに Attack Speed(攻撃速度)が+4%増加
チャージ1個ごとに Cast Speed(詠唱速度)が+4%増加
チャージ1個ごとに4%多い(more)ダメージを与える

Frenzy Charge - Path of Exile 攻略Wiki

ちなみにボーンシャッターのビルドでは「バーサーク」を採用しています。

・効果持続時間を伸ばす

ダメージがスタックするタイプのスキルであれば、スキルの効果時間を伸ばすこともDPS向上に効果があります。

パッシブツリー真ん中の右下、左上に効果持続時間のツリーがある

たとえば、BVは何度かスキルを詠唱して10スタック状態で攻撃するとDPSを高く保てます。効果持続時間を伸ばすことで10スタックを維持しやすくなるので、DPSが向上・安定します。

トキシックレインのポッド(胞子)による混沌継続ダメージは、それぞれのポッドが独立してダメージを出すため、ポッドがあればあるほど敵に与えるダメージも積み重なります。効果持続時間を伸ばしてポッドができるだけ長く残るようにすることで、ポッドダメージがスタックしてDPSが飛躍的に伸びます。

また、毒を付与するビルドの場合は、敵に付与する状態異常の効果時間を伸ばすと、それだけ多くの毒を敵にスタックさせることができます。特にボス戦で有効です。

クリティカル率/倍率を上げる

「ヒット」するアタック/スペルスキルなら、クリティカル率/倍率を上げることでDPSを盛っていくことができます。また、「ヒットによって発生する状態異常の継続ダメージ」も、そのヒットがクリティカルすると与ダメが伸びます。

ただし、クリティカル率/倍率を上げるのはビルドによってはかなりコストがかかります。ほんの少しクリティカルを伸ばすくらいではなかなかスケールしないため、育成当初からクリティカルをパッシブ等で伸ばそうとするとかえってActやマップ序盤でDPSが出なくて困るかも。

レベルが上がり(=使えるパッシブポイントが増え)、ギアをトレードで買いそろえるだけの資産が集まった時点でクリティカル型に移行するのがおすすめです。

クリティカル率は、武器またはスペルの「基本クリティカル率」に「クリティカルダメージ倍率」を掛けて算出されます。「基本クリティカル率」は一部のアセンダンシーやサポートジェムで上乗せすることができます。厳密な仕様は日本語wikiをご覧ください。

クリティカル倍率は、クリティカルヒットのダメージが何倍になるかを%で示したものです。倍率を盛るほどクリティカルヒット時のダメージが伸びます。

クリティカル率を上げる定番の方法として、パワーチャージの利用があります。

Power Charge (パワー・チャージ) は Intelligence に関係する Charge (チャージ) であり、以下のようにキャラクターのクリティカル能力を上昇させる。

チャージ1個ごとに Critical Strike Chance(クリティカル率)が+40%増加

Power Charge - Path of Exile 攻略Wiki

デフォルトではチャージは最大3までしか溜められませんが、パッシブや装備等で最大チャージ数を伸ばせば、かなりのクリティカル率を稼ぐことができます。

これまた定番のアサシンの呪印(マーク)は「基本クリティカル率」と「クリティカルダメージ倍率」の両方を稼げます。パワーチャージとの親和性もあり。

マークは原則1度に1体までしか付与できない

マークは「ヒット時呪印サポート」とセットで装備し、自動で発動できるように設定するとQOLが高まりますが、スペルでは発動しないため注意が必要です。スペル主体でも「アタック」となるシールドチャージを使うなど、やりようはあるようですが。

逆に、クリティカル率/倍率に投資する余裕がない場合、「正確なテクニック」や「エレメンタルオーバーロード」といったキーストーンを取得するというのも手です。

敵の被ダメを増やす(耐性下げ等)

DPS1Mを達成するためには耐性下げが必須です(純物理を除く)。

元素系のスキルの場合、突破(ペネトレイト)、曝露(エクスポージャー)、呪いなどが有効です。

突破は「ヒット」にのみ適用され、継続ダメージには適用されない
曝露は敵に当該耐性が下がるデバフを与える
なお、曝露は最大値のみが適用され、スタックしない
呪いは曝露と同時に適用可能。
ただし呪い(マークを含む)はデフォルトでは1つしか使えない

「ヒット時呪術サポート」は「ヒット時呪印サポート」と違い、スペルによるヒットでも発動しますが、ヒットしない継続ダメージでは発動しません。私のライチャスファイヤーのビルドでは、リンクさせたフロストブリンクによるヒットで呪いを付与していました。補助スキルやトーテム/バリスタに等巻いてもらうのが一般的でしょうか。私は試したことがないですが、ヘラルドオブアイスにリンクさせるなんてやり方もあるみたいです。

なお、突破とレジ下げの違いについてはこちらの記事が詳しいです。こうした耐性下げを重ねることにより、相手の属性を実質的にマイナスに持っていくことも理論上可能です。与ダメアップには欠かせません。

混沌ダメージには(私が知る限り)突破はありますが曝露はありません。呪い(ディスペア)や一部スキル(ヴァールブライド等)で耐性を下げる手段が用意されています。また、「衰弱」という強力なデバフが効果的で、混沌ビルドなら必須級。「ウィザリングステップ」などが代表的ですね。

この他にも、敵の被ダメを増やす効果はいくつかあります。

筆者はトーテムにリンクさせて重傷をばらまいている

重傷サポートによって重傷を付与された敵は、受ける物理ダメージが10%増加します。この効果は「増加」と記載されていますが、敵への最終的な被ダメを10%増加させることから「実質more(上昇)」と呼ばれています。

なお、物理特有の表現である「圧倒」は元素耐性における「突破」とは効果が若干異なります。

一見物理ダメージ軽減率を「突破」してくれそうに見えるが、、、

この「圧倒(英語ではOverwhelm)」は相手が「物理ダメージ軽減率」を持っている場合、その数値を貫通してくれる効果があります。しかし、相手の物理ダメージ軽減率を上回ってマイナスに持っていくことはありません。

したがって、敵の物理ダメージ軽減率がそもそも0%の場合、「圧倒」を盛っていても意味がない(敵が物理ダメージ軽減率を持っている場合のみ有効)ということになります。詳しくはこちらの記事をご参照ください

ダメージ変換・追加〇〇ダメージ

PoEにはスキルの元々の属性を別の属性に変換させる機構が用意されています。

ギアについたり、パッシブでとったり

たとえば、BV(ブレードヴォーテックス)はデフォルトでは「物理ダメージ」を与えます。

BVの定番ビルドである「冷気BV・オカルティスト」は、BVの物理ダメージをオカルティストの得意属性である冷気ダメージに変換することで成立しています。

また、ポイズンBVでは「ミングの心」の活用が一つの型になっています。BVの物理ダメージの一部を追加混沌ダメージとして相手に与えるという効果が強力です。

ライフとESが25%減少してもなお採用される強さ

この追加〇〇ダメージは、変換と異なり、純粋な上乗せになります。たとえば上記のミングの心(56%を追加)を例にしてみましょう。仮に1,000の物理ダメージを与えることができるスキルをしようした場合、その1,000物理ダメージの56%である560が混沌ダメージとして上乗せされます。つまり、

1,000物理ダメージ + 560混沌ダメージ

を与えることになります。強い。ちなみにマップのモッドでもよく見かけますね。

しかも、この属性変換(Convert damage)及び追加〇〇ダメージ(Extra damage)が強力なのは、それぞれの属性のダメージ増加/上昇効果を活用できるという点です。

上記の例では、変換/追加元の物理ダメージが増えれば、変換/追加後の混沌ダメージも増えます。もちろん、混沌ダメージを伸ばしてもDPS向上につながります。

詳しい計算はこちらの記事をご参照ください

ジェムの品質を上げる

スキルジェムやサポートジェムの品質を上げることで、DPSが上がる場合があります。ジェムの品質は「宝石職人のプリズム」のカレンシーを使うことで、武器や防具と同様に品質を1%ずつ上げることができます。

ただし、宝石職人のプリズムは必要数量に対してドロップ率が低く、トレードでも思いのほか高額なのが難点です。6リンクのメインスキルをすべて品質20%にしようとすると120個も必要になりますが、普通にプレイしていてもそこまで溜まることはなかなかありません。

また、ジェムによっては品質を上げてもDPSに貢献しないものもいくつかあるので注意が必要です。ジェムにマウスオーバーした状態でAltキーを押すと品質上昇時の効果を確認できます。

たいていのオーラは、品質を上げても効果範囲が増加するだけでDPSに寄与しない

宝石職人のプリズムを必要な分だけ集める資産がない場合は、ベンダーレシピを活用することができます。レベル20(最大)のジェム1つと宝石職人のプリズム1つをアイテムを買ってくれるNPCに一緒に売ることで、売ったジェムと同じ種類のレベル1品質20のジェムになります。

レベル1になってしまうので、予備装備などに予備のジェムをつけてレベルを上げておくのがおすすめです。冒頭で紹介したコラプト化によるジェムレベル21を狙う意味でも、早いうちからメインスキルのジェムを複数レベル上げしておくと捗ります。

また、数%でも品質がついたジェムをマップで見かけたら拾い集めておくようにしましょう。NPCに「品質が合計40%になるようにジェムをまとめ売り」するか「品質20以上のジェム1つを売る」ことで、宝石職人のプリズムが1つ手に入ります。

ベンダーレシピは有用なものがちらほらあります。上記リンクから一覧が確認できます。

その他

ここまで紹介しなかったものとして、クラスタージュエルがあります。ただし、適切なパッシブがついたクラスタージュエルはdiv単位でトレードに出されており、自前で適切なクラスタージュエルを準備しようとするとやや手間がかかります。

私自身の経験の範囲内では、たいていのビルドではクラスタージュエルに頼らずともDPS 1Mは達成可能です。もちろんビルドによるとは思いますが、メタビルド(今季だと冷気DoTとかEAバリスタとかイグナイトとか)でクラスタージュエルを使わずに1M達成できない場合、まだまだビルド自体に改善の余地が残っている状態だと思った方が良いかもしれません。

(3.20でだいぶ削除&希少化しましたが)ユニークジュエルにもビルドによって強烈な効果があるものがあります。ユニークジュエルは様々な効果があるため、ここでは割愛いたします。

フラスコもDPS向上の一押しになります。40%ダメージ増加効果のある硫黄のフラスコ、クリティカル率100%増加のダイヤモンドフラスコが代表的ですね。また、モッドにもアタック/キャストスピード増加がつきます。

ユニークフラスコの中にはビルドとかみあってDPSを大きく引き上げるものもあります。この辺も網羅するには文字数も知識も足りないので割愛させてください。


記事冒頭で言及していませんが、本記事での「DPS」はゲーム画面内でなくpob上の理論値のことを指します。ゲーム画面内では自分のバフや敵のデバフを含めた数値を確認するのが困難なためです。

何かご不明な点、誤りなどあればコメント等でご指摘いただけると嬉しいです。ご質問にもできる限りの範囲で回答していきますので、お気軽にどうぞ。


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