「米国で、重症鳥インフルエンザ患者が入院」という記事
流石に寒くなってきました。
最低気温は東京都心で2.5℃まで下がっていたようです。
東京や横浜で初雪もみられたとのこと。
日中も気温の上がり方は鈍く、
最高気温は東京都心で8℃と真冬並みとなる予報となっています。
本日は、
鳥インフルエンザのお話。
Patient Hospitalized in Louisiana With First U.S. Case of Severe Bird Flu
Health Day.
2024年12月19日
米国初の重症鳥インフルエンザ患者がルイジアナ州で入院
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、先週金曜日にルイジアナ州で初めて報告された症例で、患者が入院を必要とするほど重篤な鳥インフルエンザの症例を発症した初めての事例となった。
今年4月以降、米国全土でH5N1型鳥インフルエンザの感染例が60件報告されているが、症状は比較的軽く、治療後に治まっている。
しかし、ルイジアナ州の症例は同州で初めて報告されたH5N1型感染症であり、「米国でこのウイルスに関連した重篤な疾患の初めての事例となる」とCDCは声明で述べた。
同局は、他の人への脅威は依然として低く、今回のケースでは人から人への感染はほぼ排除されていると述べた。
「ルイジアナ州での感染源の調査は継続中だが、患者は裏庭で飼育していた病気の鳥や死んだ鳥に接触していたことが判明した」とCDCは発表した。
鳥から人間への感染例は、他のほとんどが大規模養鶏場の労働者に発生しており、「これは米国で、裏庭の鶏群との接触に関連したH5N1型鳥インフルエンザの初めての事例である」とCDCは指摘した。
これまでは、
養鶏場のスタッフに発生していたものが主でしたが、
自宅で世話していた鶏から感染したとのこと。
感染しても、軽症で治療後回復していたのが、
今回は入院まで至ってしまったようです。
感染した人の、
基礎疾患や年齢等の情報がないので、
なんとも判断しにくいですけど、
特殊なケースといってもいいのでしょうか。
同庁はまた、米国人が最終的に重症のH5N1型鳥インフルエンザに感染した症例が出たことは「予想外ではなかった」と強調した。
「鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染は、2024年およびそれ以前にも他国で重篤なヒト疾患と関連付けられており、死亡に至る疾患も含まれている」とCDCは述べた。
しかし、この事件は、鳥類と密接な関係のある人は誰でも注意する必要があることを思い起こさせるものだ。「これは、裏庭で鳥を飼っている人、ハンター、その他の鳥愛好家も予防策を講じる必要があることを意味する」と当局は述べた。
12月13日に発表された健康警報の中で、州当局は、この症例はルイジアナ州南西部の住民に関係していると述べた。
「当該人物は、鳥インフルエンザを引き起こすウイルスであるH5N1に感染していたと疑われる病気の鳥や死んだ鳥に接触した」
今年に入ってから、米国では少なくとも 61人のヒトの鳥インフルエンザ感染例が 診断されている。症例の大半はカリフォルニア州とワシントン州で発生しており、感染は主に感染した家禽や乳牛と接触した労働者に発生している。
今のところ、鳥インフルエンザが人から人へ感染しているという証拠はなく、ほとんどの症例は主に軽症で、主な症状は結膜炎またははやり目である。死亡者は報告されていない。
自宅で文鳥やインコを飼っている程度なら、
問題ないでしょうけど、
裏庭で鶏を飼っている人は(都心では珍しい?)気を付けましょう。
症状は、結膜炎などの症状が主で、軽症のようです。
たまに、朝通勤中に、
道路で鳩なんかが死んでいるのを見ますが(私だけ?)、
近づかないようにしましょう。
今月初め、米国保健当局は、カリフォルニア州の児童から検出された鳥インフルエンザの株は家畜を介して広がっている株に類似しているが、患者が感染した動物と接触した事実はないと発表した。
調査結果は決定的なものではなかったが、検査の結果「このウイルスは、乳牛と家禽の両方で検出されたウイルス、およびカリフォルニア州の酪農従事者の過去の感染例から検出されたA[H5N1]ウイルスと非常に類似していることが示された」と米国疾病対策センターの健康に関する最新情報は述べている。「今回の事例によって、一般市民に対する即時のリスクに関するCDCの評価が変わることはなく、現時点ではリスクは低いままである」と同局は付け加えた。一方、カリフォルニア州の保健当局も今月、この子どもが鳥インフルエンザに感染した可能性についての調査が継続中であると報告した 。この子どもはインフルエンザの抗ウイルス薬を投与され、その後回復した。
インフルエンザを研究しているセントジュード小児研究病院のウイルス学者リチャード・ウェビー氏は、カリフォルニア州の事例が市中感染によるものである可能性は低いと述べた。むしろ、猫、犬、げっ歯類など、ウイルスに接触した可能性のある他の動物が、ウイルスの拡散に寄与している可能性がある。カリフォルニア州のケースでは、ウイルスの人から人への感染は確認されておらず、子供の家族全員の検査結果は陰性だった。
動物と接触したことがない子供の鳥インフルエンザ症例もいるようです。
ヒトーヒト感染?を疑ってしまいますが、
家族全員陰性であったとのこと。
鳥以外の動物から感染(そっちのほうが問題では?)、
した可能性が示唆されています。
鳥インフルエンザは2022年から家禽の間で蔓延しており、3月には乳牛での感染例も出始めた。豚でウイルスが 初めて発見されたのは今年初めだった。鳥インフルエンザの人への感染(ほぼ全てが農業従事者)が現在7つの州で確認されている。カリフォルニア州は国内で最も多くの鳥インフルエンザ感染者を抱えており、感染者数は34人となっている。CDCのデータによると、ワシントン州では11人、コロラド州では10人の感染者が確認されている。米国では、昨年春に乳牛の感染が初めて確認されて以来、 16州で860頭以上の乳牛が感染している。米国では数年前から鳥インフルエンザが野鳥や家禽の間で蔓延している。「現時点では、非常に憂慮すべきだ」と、ネブラスカ大学グローバル健康安全保障センターの共同所長、ジェームズ・ローラー博士はニューヨーク・タイムズ紙に語った。「まだパニックに陥る必要はないが、何が起きているのかを解明するために、多くのリソースを投入すべきだ」
鳥だけではなく、
牛や豚にも感染が蔓延しているようです。
幸い軽症のようですし、
下手に選択圧かけないように、
このままそっとしておくのが良い気がします。
「いいこと閃いた!」ってノリで、
mRNAワクチンとか強制しないで欲しいなー。