私は今日も出勤しておりますが、
世の中は、お盆休みです。
日向灘で地震があって、「自粛」ムードに加え、
明日には台風7号接近の為、
東海道新幹線東京名古屋間で運休など、
帰省ラッシュに大きな影響が出そうですね。
騒いでいると、
大したことがないのが世の常ですが、
油断せずに気を付けましょう。
そういえば、
一時期スーパーから米が消えてましたが、
また並んでましたね。
私は長期旅行の計画もないので、
「都内は空いているはず!」と考え、
普段は行かない虎ノ門ヒルズに、車でいってみたり、
奥多摩の澤乃井ガーデンに行ってみたりしておりました。
今回は、
高山病のお話です。
Altitude Sickness.
Cleaveland Clinicより。
高尾山(標高599メートル)くらいしか登ったことはないので、
私には縁遠い病気ですけど、
富士山登山でも8合目(3000m)を超えると、
3割くらいの方が高山病になるようです。
肺水腫や脳浮腫まで行くと重病となり、
速やかな下山が必要です。
富士山が3776mなので、頂上まで行くと
急性高山病になる可能性があるようです。
高地での呼吸に慣れている人って、
日本には存在しなそうですけど。
急に高いところに移動するのがよくないとのこと。
「飛行機高山病」という概念もあるようです。
気圧を高くすると飛行機の燃料効率が悪化するため、
飛行中の機内は0.7〜0.8気圧に減圧されているようです。
標高2000〜2500mに相当する気圧なので、
高山病になってもおかしくない環境となっています。
短時間なら問題ないでしょうけど、
特に高齢者では、
長期間のフライトであれば何らかの症状がでることも。
HACEの症状としては、
頭痛、錯乱、歩行時にフラフラするなどの体の不調和(運動失調)
があります。
HAPEでは(死亡原因としてはこちらが多い)、
・軽症では、乾いたせきや軽い動作の後に息切れがみられます。
・中等度では、安静時での息切れ、皮膚・唇・爪が青くなる(チアノーゼ)などがあります。
・重度の症状には、呼吸苦、痰がピンク色になったり血が混じる、重度のチアノーゼ、呼吸時にゴボゴボという音が聞こえることがあります。
発症予防や悪化を遅らせる薬もありますが、
とりあえず、早く下山することが第一です。
Gamow bagは、上の写真に引用したように、
中に入って、フットポンプで加圧する道具です。
相当重いのかと思いましたが、
軽いタイプのものだと、
3.5kgとのことなので持ち運べないこともないようです。
軽症であれば、
下山すれば、速やかに改善するそうです。
次回は予防薬などについて、
もう少し記載します。