本日から8月です。
今日も猛暑日(最高気温35度の予報)ですが、
37~38度を経験したせいか、
今朝は数日前より、若干ましだった気がします。
とはいえ、
沖縄と九州から関東甲信の28府県に、
熱中症警戒アラートが発表されていますので、
熱中症に気を付けましょう。
本日のお題は「筋肉」。
3回続く予定です。
Muscle: The Unexpected Feats of Your Body’s Largest Organ.
The Epoch Times.
筋肉といえば、
某お笑い芸人などを思い浮かべますが、
心臓や肝臓などの内臓と同じように、
体の健康調整をになう働きがあるようです。
筋肉の活動により、
エネルギー(カロリー)消費したり、
寒い時等に、体温調整の役割をするのはわかるのですが、
その他いろいろな働きがあるようです。
筋肉は内分泌臓器というのは下記の論文のタイトルでもあります。
Skeletal Muscle Is an Endocrine Organ.
Journal of Pharmacological Sciences.
Volume 125, Issue 2, 2014, Pages 125-131.
消化管も、単に食事が通る管というだけではなく、
腸内分泌細胞から、
コレシストキニン,ガストリン,セロトニンなどの消化管ホルモンを
分泌しています。
筋肉も同様に、ミオカインを分泌するようです。
ミオカインには、
IL-6,ミオネクチン,イリシン,SPARC(secreted protein acidic and rich in cysteine),デコリン,アディポネクチンなどがあるようです。
血糖低下というと、
膵臓=インスリンを思い浮かべますが、
運動でカロリー消費する以外にも、
筋肉量増加によって、GLUT4の増加により、
血糖コントロールに良い影響があるとのこと。
筋肉が増えると、
血流改善し、血圧も低下、動脈硬化リスクも減ります。
心血管系の病気のリスクも大幅に減るし、
安静時の代謝率も向上し、体重管理にもいいし、
良いことづくめですね。
マイナンバー保険証を強制する(噂では任意らしい)より、
筋トレを強制するほうが、
医療費が下がるのでは。
高齢者などで、
座りっぱなしだと足が浮腫みがちです。
軽いものだと、弾性包帯などで改善しますが、
やはり下肢の筋肉活動は重要です。
ミオカインの一つであるIL-6ですが、
免疫応答や炎症反応の調節において重要な役割を果たすサイトカインです。
長期にわたって過剰に生産されると、リウマチなどの原因ともなり、
IL-6阻害薬が臨床で使用されています。
(一時期コロナにも使っていたような気が)
筋肉を鍛えると、
全死亡率も減るとのこと。
イリシンは、
海馬における神経細胞の修復に作用するBDNFの発現を誘導し、
認知機能を高めることが報告されているようです。
前回の記事でも書きましたが、
筋トレするにしても、
十分にカロリーをとらないと筋肉が分解してしまうので、
かえって筋肉がへることになります。