中東では大変なことになっていますが、
なんとか平和的に解決されることを祈ります。
今日は、
最近耳にすることが多くなった、
帯状疱疹です。
Shingles(Herpes Zoster).
CDC
帯状疱疹といえば、
体に神経にそって、水疱ができるイメージですが、
初期は症状のみで、皮疹はあまりないこともあります。
顔、頭にもできます。
・目の周りに現れたものは「眼部帯状疱疹」と呼ばれ、
発症初期から結膜炎や角膜炎などが起こることもあります。
・耳を中心に発症すると、「耳性帯状疱疹」と呼ばれます。
顔面神経麻痺、難聴、耳鳴、めまいなどの脳神経症状を生じた場合を、
「ラムゼイハント症候群」と呼び、速やかな治療が必要となります。
接触感染、飛沫感染両方あります。
抗体を持たない妊婦さんは、特に危険で、
・妊娠早期は流産、
・妊娠13-20週では先天性水痘症候群、
・出産直前直後は、出産後重篤な全身感染症となる可能性があります。
同居していると、
なかなかうつさないのは、
難しいのでワクチンは重要です。
帯状疱疹後神経痛がやっかいです。
治った後も痛みが続きます。
ワクチン、抗ウイルス薬があります。
診断キットもあります。
早期治療が重要です。
痛みに関しては鎮痛剤に加えて、
以下の薬が使われることがあります。
カプサイシンのパッチは日本では発売されてませんが、
効果の程はどうなんでしょうか?
糖尿病患者さんの足の痛みにも適応あるようです。
長くなったので、
帯状疱疹ワクチンについては次回に。