5月21日沖縄が梅雨入りしたそうです。
例年より遅めらしいですけど。
南西諸島付近から本州の南にかけて、
梅雨前線が延びているようで、
関東でも一日曇りの予報です。
お天気の話題はほどほどにして、
前々回B型肝炎に触れたので、
C型肝炎にも触れておきます。
Mayo Clinicより
Hepatitis C.
HCVに感染すると約70%の人が持続感染者となり、
慢性肝炎、肝硬変、肝がんと進行する場合があります。
現在日本では約100万人程度のHCV感染者がいると、
考えられているそうです。
60歳をこえると肝がんになる確率が高くなるとのことです。
・肝臓では凝固因子を作っているので、
機能が落ちると出血がしやすく、内出血が目立ちます。
・赤血球が古くなって壊れるときに出てくるビリルビン(黄色い色素)を、間接ビリルビンといいます。間接ビリルビンが肝臓で処理され、胆汁中に入ると直接ビリルビンとなります。
肝臓の機能が障害されると間接ビリルビンを処理できなくなるため、血液中に間接ビリルビンが大量に残り、これに伴って皮膚が黄色くなる“黄疸”が発現します。かゆみの原因ともなります。
・総たんぱくのうち最も多い成分はアルブミンで、総たんぱくの70%を占めます。アルブミンは、血液中の水分を一定に保つ働きをもち、そのほとんどが肝臓で産生されます。低くなると、むくみの原因となります。
・体内のアンモニアは、たんぱく質の代謝の過程で作られ、肝臓で尿素に合成され排泄されます。数値が上がると意識障害などおこります。
・1a、1b、2a、2b、3a、3b、4a、5a、6aの9つの遺伝子型に分類され、
日本人では感染者全体の約70%が1b型です。
・1b型ウイルスは血液中のウイルス量が他の型に比べて多くなりやすく、
インターフェロンの有効性も低いことがこれまでの治療戦略上の大きな問題でした。
他人の血液に直接触れることが無ければ、
家庭や集団生活での感染のおそれはほとんどありませんし、
握手や抱擁、食器の共用や入浴での感染はないそうです。
母子感染も可能性は低いそうです。
現在使われている輸血用の血液や血液製剤は、
高い精度の検査がおこなわれているため、まず感染はおこりませんが、
1992年以前の輸血、
1994年以前のフィブリノゲン製剤、
1988年以前の血液凝固因子製剤には、
ウイルスのチェックが不十分だった可能性があるそうです。
・60~80%の人ではウイルスが自然に排除されることなく、
慢性化し、「慢性肝炎」になると言われています。
・慢性肝炎の患者さんのうち、
30~40%の方が約20年の経過で「肝硬変」に進行します。
・さらに肝硬変の患者さんでは、
年率約7%の頻度で肝がんが合併すると言われています。
・また、肝硬変は食道静脈瘤を合併することも多く、
破裂すると命にかかわることもあります
医原性の感染を除けば、
違法薬物とか入れ墨とかetc・・をしなければ、
通常は特に感染のリスクは問題なさそうです。