歩み寄る過程 | 読書記録『決断力』
結果に至る過程・プロセスに正当性があるなら正しいとみなす手続的正義をベースに判断をする、こういう上司なら納得感あるなあ。
また反対意見にも耳を傾け意見をぶつけ合うというのはめちゃくちゃ参考になる。ここを省いてしまうと、納得感がお互い得られない。後々躓くことになりかねない。
意見すら聞かれないと全く納得できない。
藤原和博さんも、お互いの「納得解」を得るという言い方をしており、決断を下す際、反対派の意見を出し切るという感覚もとても重要と改めて理解。
著者の大阪市長時代の判断プロセスは具体的だしメッセージが伝わる。また個人的にはブレないことが正義だと思っていたが、状況が変われば見える世界や情報が変わるので前の判断が間違っていたのなら変えるべき、というのはやはり自分の凝り固まった観念を変えねばとつくづく思い知らされた一冊。
三冊による「力」シリーズの中、私にとってはこれがもっとも身に染みるほど勉強になった。
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