![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117626076/rectangle_large_type_2_35e7f04cf5e7f0dea5fab1d5b1e0f126.jpg?width=1200)
今月の音楽 —2023/10
11月に、amazarashiのライブツアー「2023 永遠市」の東京公演が控えている。
amazarashiのライブは初参戦だ。最大限に楽しむため、今月はamazarashiを聴く月だった。
まずはアルバム「永遠市」から。「君はまだ夏を知らない」が、とにかく名曲。「まっさら」も良い。
この2曲は、ライブで聴きたい。歌詞をじっくり心身に染み渡らせて、全身で浴びるように聴きたい。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120182254/picture_pc_c821d6d5ba7267b2177dab74ddbceb4c.png?width=1200)
星座の明かりに孤独を見たのか ヒグラシの死骸に命を見たのか
君が見るもの全ての傍らに 儚いと永遠が佇んで
くだらない嘘に騙されたとて 薄汚れた欺瞞に憤るとて
自分自身にどうか失望しないで だって君はまだ夏を知らない
たった七つしか
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120182253/picture_pc_bb30d4f89cab34e7d7474ad7982ff7e0.png?width=1200)
君の目は真っ赤だ 何があった涙
泣きじゃくってまっさら 生まれ変わる明日
描き直せない絵画か 消しゴムのない長編小説
今日までに今日からを上書き 白紙に戻れない僕らだから
続いて、ライブで是非とも聴きたい曲、「ひろ」。
ボーカルの秋田ひろむさんが、学生時代に亡くした友人を想い歌った楽曲。2014年発表のアルバム「夕陽信仰ヒガシズム」収録曲。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117626723/picture_pc_1861184611cb676ad6107a2f2ce43615.png?width=1200)
今年も僕は歳を取って お前は永遠に19歳で
くだらない大人になってしまうのが 悔しいんだよ 悔しいんだよ
なぁひろ 僕は今日も失敗しちゃってさ
「すいません、すいません」なんて頭を下げて
「今に見てろ」って愛想笑いで 心の中「今に見てろ」って
なぁこんなふうに かっこ悪い大人になってしまったよ
だらしのない人間になってしまったよ
お前が見たら 絶対 絶対 許さないだろう?
ともにバンド活動をするはずだった今は亡き友人への想いが、真っ正直な言葉で歌われており、胸を打つ。ライブで聴いたら、きっと泣いてしまう自信がある。
でもお前のいない世界じゃ 迷ってばかりだ
でもそれもガキらしくて 悪かないのかもな
僕は歌うよ 変わらずに 19歳のまま
amazarashi1枚目のフルアルバム、2011年発表の「千年幸福論」から、「美しき思い出」もアツい。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117626804/picture_pc_b01d4026b75193f37cacdfaff6f908fb.png?width=1200)
本曲の特徴である、次々に言葉を連ねていくサビが好きだ。カメラのシャッターを次々切るように、連続して切り替わりゆく映像。
あの娘に手を引かれて 病院へ向かう途中の長い坂
虹色のレジャーシート レスポール 青森の青空
逃げたくて 吐き捨てた ナイフみたいな言葉
張り裂けた あの娘の心 ジグソーパズル
足りないひとかけら 美しき思い出
ミスチルのAnyとか、BUMPのリボンとか、こういう”名詞の連打”が曲の中に登場すると、ゾワっと鳥肌が立つ。
交差点 信号機 排気ガスの匂い
クラクション 壁の落書き 破られたポスター
つぎはぎの傘 汚れたカンテラ 手作りの地図
大事に一緒に 使った
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
指差したUFO すれ違った野良猫 あくびのユニゾン
あと何があった 教えて
↓好きな音楽の記録を残しています。ぜひこちらから他の記事もご覧ください!
↓読んで良かった本をご紹介しています。ぜひこちらもご覧ください!
↓本に関するおすすめ記事をまとめています。
↓読書会のPodcast「本の海を泳ぐ」を配信しています。
↓マシュマロでご意見、ご質問を募集しています。