にゃおの事件簿❶〜すべての始まり〜
[エピローグ]
「おい、事件だ!」わたしが、午後の紅茶を飲んでいる(ちなみに紅茶をいれたのはにゃこだ。)といきなり空路寺刑事がバンっとドアを開けていった。わたし達の反応は、
「えーと、誰だっけ。どっかでみた気がする。」こっそりにゃこに聞くわたし。
「さあ。覚えてない。」いったのはにゃこ。
「・・あの、空路寺さんでは・・」こっそり教えてくれたのはにゃん。そうでした、そうでした。
「それで、お嬢ちゃん達、話の続きをいいかい?」空路寺刑事がいう。
「まず、何故それをわたし達に?」疑問に思ったことを口にしたわたし。にゃこも、にゃんも、頷く。
「・・・ああ、それはな、いいづらいんだが・・・」空路寺刑事の話によると、警視総監が、今回の事件は空路寺刑事には難しい、前に事件を解決したにゃんの友達に頼む、ということである。
「そんなわけで、協力してくれるかい。」わたし達は顔を見合わせた。そして頷いた。
「はい!」
そしてすべてが始まった。