わたしのお気に入り
わたしは学校にある渡り廊下が好きだ。そこは、空港にある、飛行機に乗るときの通路の短い版みたいなやつだ。窓もついているから、そこを通るとき、本当に飛行機に乗ると錯覚してしまうのは、わたしだけだろうか。少し、斜めな感じもそっくりだ。わたしはいつか、そこから夕日を見てみたい。
わたしは学校にある相談室が好きだ。中が、美術館のようだからだ。色んなものがあってわたしは美術館で展示品を鑑賞している気分になる。「考える人」から、「学校の帽子」まであるから笑えてしまう。習字まであるから、もはやこれは美術館ではなく、「なんでも展示」かと思ってしまうのは仕方ない。
わたしは学校にある西側の校舎の階段が好きだ。そこだけは木造で階段を上るとき、響く音が面白い。トントンと音を響かせながら上るのは、まるで、タイムスリップしたような気がする。わたしはその階段のことを、『夢の階段』と名付けようと思う。タイムスリップしてしまう、不思議な、『夢の階段』。
すっごくすっごく素敵でしょう。
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