片目弱視の心当たりは? 1.我が家の場合リスト/エピソードを教えてください
こんにちは。近藤ろいです。
上の娘・4歳。この前5歳になりました。
ややこしいのでブログタイトルはこのままでいきます。
彼女は弱視治療をしています。「遠視性不同視弱視」といいます。左目が強い遠視であまり見えておらず、治療をしなければ将来眼鏡をかけても視力が出ないかもしれない状態です。
普通の3歳児健診でいきなり発見されました。
現在は、起きている間は治療用眼鏡を掛け、家庭にいる間は健眼をアイパッチで遮蔽して過ごしています。
アイパッチを嫌がったり、将来本当に視力が上がるのか不安に駆られたりしながら、まあ何とか日々を過ごしています。
今回から、新しいシリーズです。
臨床心理士が振り返る 片目弱視の兆候は?
片目弱視の心当たり、親はわからなかったの?
今回からしばらくは「遠視性不同視弱視(片目のみ弱視)の兆候は何かなかったのか?」を考えたいと思います。
結論から言うと「いや、わからんて!」と思うようなことばかりです。
私、子どもの発達を専門とする臨床心理士の端くれでして。
子どもの行動観察やその行動の背景にある理由を考える見立てはプロです!
…のはずが、なんかおかしいと思っても、不同視弱視だと気付けなかったです。
もののサイトや本には「目を細めて見る」とか、「顔を傾けて見る」とか書いてありますが、片目が見えているとそういうこともなくて、本当に気づきにくいです。
一方で、「今思えば、これは見えていなかったのかもしれない」というエピソードもいくつかはあります。
このシリーズでは、そうした心当たりについて、深読みぎみ、幅広く取りすぎ気味に拾っていきたいと思います。
これは「一つでも当てはまっていたら心配してください」という意味ではありません。
でも、なんだか子育てしにくくて、うちの子変だなと思う時があって、検索してこのサイトに行きつかれた親御さんが、とりあえず眼科を受診されるきっかけになればいいなと思います。
もしよければ、どうか同じ経験をされた方のエピソードを教えてください。
このシリーズを読まれて「そういえばうちも」と思い当たることがあった場合、コメント欄か何かで共有させてください。
こうして日常生活の中の生きたエピソードが積み重ねられていくことは、立派な準後ろ向きコホート研究につながりえると思っています。
自分たちの後悔や罪悪感が、次の世代のお子さんや、見逃されているお子さんの早期発見につながることが期待されます。
なお、頂いたコメントは許可を取りつつこちらのサイトの記事の中で、収集されたエピソードの一つとして紹介する可能性をご了承ください。
我が家の場合の「広めに拾った心当たり一覧」
詳しくはそれぞれの歳児で記事にしますが、羅列すると
1歳
斜視疑惑
歩き始めが遅い
2歳
怖がり! 慎重!! 2ブロック先の車を避ける
癇癪とこだわりが強い
不機嫌な時にまぶしがる
よく転ぶ、何もないところでつまずく
万華鏡にウケない
3歳
階段を降りるのが苦手
ボール遊びがいまいちどんくさい
よくつまずくし、年齢が上がってもつまずき続けている
運動会で親を見つけられない
喋れる割にひらがな読みの習得がゆっくり
双眼鏡を逆さにして使いたがった
(4歳で眼鏡をかけ始めました)
全年齢
育てにくいけど理由がよくわからない(発達障害でもHSCでもない)
我が家の場合の「こんなことができていても片目弱視だったエピソード一覧」
0歳
ハイハイしながら「ひじき」をつまむ
1歳
細かい手の動きが器用(ストローの中にストローを入れて遊ぶ)
2歳
テレビを離れて見る
お菓子の袋を自分のはさみで切って開ける
文字のようなものを罫線に沿って書きつける
保育園の発表会でダンスが完璧
3歳
動体視力がやたら良い(電車の中からカメラのように光景を見出す)
とりあえず今日はここまで。
それぞれの詳しい説明はそれぞれの年齢の記事にて。
最後に…以下宣伝です
3歳児健診で見つかり、治療を受けることになった経過を描いた絵本を作ってみたり(有料販売しています)、
簡単にできる布アイパッチの型紙を提案したり、
習慣化アプリ 「みんチャレ」で励ましあうチームを作ったりしています。
てはまた〜!