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4歳の片目弱視 1.本人の受け止め「動画を見すぎたから?」

こんにちは。近藤ろいです。
更新が空きました。
確定申告に四苦八苦しています。間に合うのか。


今4歳の上の娘は弱視治療をしています。「遠視性不同視弱視」といいます。
左目が強い遠視であまり見えておらず、治療をしなければ将来眼鏡をかけても視力が出ないかもしれない状態です。

普通の3歳児健診でいきなり発見されました。
毎日接している母親の私も見抜けなかったことで、申し訳ないやら焦るやら。
6~8歳が視力形成の臨界期とのことで、治療用眼鏡を常時かけ、家にいるときは健眼を隠すアイパッチ療法をしています。

ここからのシリーズは、発見→治療開始 の後の話。
遠視性不同視弱視、片目の弱視がある生活や、気づく前からの兆候などを綴れればと思います。


最初に、自分は片目が悪かった ということについて、娘本人の受け止めはどうだったでしょうか。

発覚直後の受け止め

「私が動画を見すぎたから?」

真っ先に尋ねられたのは、「○○ちゃんが動画を見すぎたから?」ということです。

健診に参加し、大人の会話を聞いているだけでは3歳8ヶ月の娘はもちろん状況が理解できなかったので、母親の私が図入りで説明してあげました。
簡単な絵本も描きました。

3歳児なりに理解した時、真っ先に出てきたのがこの言葉でした。

というのも、健診で異常がわかる少し前の時期から、本人はYouTubeで子ども向け動画を見る習慣ができてしまいました。
このご時世、3歳8ヶ月まで持ちこたえたのも頑張ったと我ながら思いますが、毎日少しずつ視聴時間が延びて、「もっともっと見たい!」となったので、
「動画を長いこと見すぎると目が悪くなるから3個だけにしよう」と呼び掛けていました。

そして両親ともに眼鏡なのですが、私からは
「お母さんは子どものころ、暗いところで漫画を読んだり、お母さんのお母さんがやめなさいと言っても動画みたいなゲームをたくさんして目が悪くなった」と説明し、
夫からは「お父さんは子どものころ、パソコン(TVゲーム)をたくさん見すぎて目が悪くなった」と説明しました。

エピソードがものすごく入る子で、両親のちょっと恥ずかしいことなどはよく覚える子なので、これはとても有効な作戦でした。


ところが診断されると、その3歳児の純粋な切れ味でもって「目が悪くなったのは○○ちゃんのせい?」と理解しようと務めたのです。

もちろん違うよ!お母さんがちゃんと産んであげられなかったせいだよごめん!と思いながらも
「そうじゃないよ。なんでかな。たまたまかな」と説明したら、フーンとうなずいていました。

その後も時々、「なんで?」は尋ねられました。嘘はつけないので「理由はわからないけど、そうなる子どももたまにいるらしい」と、苦しい説明をしていました。

それなりに実感とは一致したらしい
そんなふがいない母ですが、子どもなりに、自分の状態が言語化され、周りに認知され、そこに手当てがなされてスッキリしたようです。

久しぶりにお会いした親戚の方かどなたかに、「あらっ、眼鏡を掛けているのね」と悪気なく尋ねられたので、親である私から簡潔に説明しました。

すると横で聞いていた娘からも「そうなの、○○ちゃん見えてなかったのよー」とニコニコして注釈が入りました。
あまりにもあっけらかんとした口調に、私も(子どもってすごいな)と思いました。

そしてアイパッチが始まった時に、親は再度苦境に立たされるのでした。



最後に…以下宣伝です

3歳児健診で見つかり、治療を受けることになった経過を描いた絵本を作ってみたり(有料販売しています)、

簡単にできる布アイパッチの型紙を提案したり、

習慣化アプリ 「みんチャレ」で励ましあうチームを作ったりしています。

てはまた〜!