「おさかなアイパッチ」型紙を進化させます。
「おさかなアイパッチ」型紙を進化させます。
こんにちは、近藤ろいです。
ご覧頂きありがとうございます。
当サイトでは、現在4歳の娘が「遠視性不同視弱視」の治療のために、
治療用眼鏡を掛けたり、アイパッチ治療に苦労したりしている話題をお送りしています。
その一環として、裁縫な私でも作れるように考案した布アイパッチ「おさかなアイパッチ」の型紙を無料で公開、作り方などを解説しています。
このたび、その型紙を改編し、より進化させる決断をしましたので、お詫びのうえご報告いたします。
「おさかなアイパッチ」型紙が進化します。
改編のきっかけ
もともとは楕円形ベースのものだったのですが、最近の娘は
こんな感じで、着けて5分もすればずれ落ちてくるようになりました。
目元の側の視野が拓けてしまうので、これでは遮蔽の意味がありません。
眼鏡が緩んできたのか?
アイパッチが劣化してきたのか?
自宅で着用し始めてから、インターネット上で型紙公開に至るまで、3ヶ月ほどの試用期間は問題がありませんでした。
しかし1年ほど使った眼鏡が緩んできたのか、8ヶ月使ったアイパッチが緩んできたのか、そのどちらか。
わかりませんが、せっかく子どもががんばろうとしているのに、
アイパッチがこれではむしろ子どもの心をくじくようなものになる。
改善しよう。
と思い、さらなる工夫を重ね、大変申し訳ない思いと共に今回の改編版の公開に至った次第です。
「おさかなアイパッチ バージョン2」はこのような型紙です。
着用感がこのように変わりました。
改善点は以下の通りです。
おさかなのしっぽに当たる部分が楕円形ベースから四角ベースになりました。
これにより、目元側の視野が大幅に遮蔽されるようになりました。少し横に長くなり、縦に短くなりました。
これにより、目元側の視野の遮蔽性が高まりました。
また、手芸用品店などで10cm単位で布を購入して頂く際「20cm購入し余らせる」だったのが、10cmで済むようになりました。本体上部の隙間も少し隠せるようになりました。
四角ベースにしたことで、眼鏡の上側を顔寄りに織り込むことができるようになりました。これにより、眼鏡に「屋根」のようなものができて、上から差し込む光の量を減らすことができました。頬で支える部分が大きくなり、安定性が増しました。
楕円形の底で支えていたものが、四角の直線で支えるようになり、安定性が増し子どもさん本人の負担を減らすことができました。眼鏡押さえが縦に少し長くなりました。
あまりにも眼鏡と同じ縦幅で取り付けると、本体が反り返って隙間ができてしまうので、余裕を持たせた型紙にしました。
このように、改変することで生じる混乱よりも、改善することで生じる利益の方が多いと判断し、今回の公表にいたりました。
具体的な作り方の掲載箇所は今までどおりです。
最後に、改めてごめんなさい。
旧版を公開した当初から、完成されたものを公開できれば良かったのですが、
私の未熟さもあり、改善を要するに至りました。
「今までどおり、使い勝手は少々悪いものを公開し続けて、混乱を防ぐ」のか、
「本当に使いやすいものを、謝ったうえで修正して公開しなおす」のどちらが子どもさん本人と治療を支える保護者さんにとって利益があるのか。
子どもさんの視力という重い将来がかかった状況であることを考えると、
無様ですが後者を取ることにしました。
とはいえ、今までの型紙で作って下さり、逆に使いにくい思いをされた方や、作り直す必要性を感じてしまわれた方には本当に申し訳ないことです。
一層の精進に励む次第です。
これからもどうぞよろしくお願いします。
R6.3.22 近藤ろい
(この記事はR6.6末まで固定記事としてよく見える箇所に掲載します)
近藤ろい
以下他のおすすめコンテンツです
3歳児健診で見つかり、治療を受けることになった経過を描いた絵本を作ってみたり(有料販売しています)、
習慣化アプリ 「みんチャレ」で励ましあうチームを作ったりしています。
アイパッチつけさせるのしんどいわ!
という方のモチベーション維持になればいいなと思っています。
よければ覗いて見て下さい。
よければご覧ください。