6. 4歳を迎え、眼鏡を掛け始めて
こんにちは、近藤ろいです。
ご覧頂きありがとうございます。
ここのところ、「片目弱視の心当たりは?」シリーズのアクセス数が伸びているのに気が付きました。
世間の関心が高まっているのかしら。
12月上旬の保育士試験が終わるまでは更新止めようかしらと思っていましたが、
せっかくですのでこのシリーズを進めます。
3歳半検診で不同視弱視がわかった娘について、生まれてから1歳刻みで兆候を追ってきました。
今回は4歳代の話です。
この時期は、3歳10ヶ月頃から治療用眼鏡を掛け始め、4歳直後からアイパッチで健眼を遮蔽し始めた、節目の時期でもありました。
なので、この記事に限っては、眼鏡を掛け始めて気がついた不同視弱視の兆候ということになります。
片目弱視の娘が眼鏡を掛けて変わったこと
つまずかなくなった
最初の2ヶ月位はつまずいていましたが、
それ以降はスムーズでした。
月齢的にうまく歩けるようになっただけなのかはわかりません。
ただ、2人目の子が今2歳過ぎなのですが、上の子ほどにはつまずかないので、
やっぱり片目が見えていないせいだったのかなあと思います。
改善して初めてわかる「あちゃ〜兆候だったのか」ですね。
文字を読み始めた
これも月齢的に、眼鏡のあるなしに関わらず習得されたのかもしれませんが。
文字に関心があり、年間で1,700冊は絵本を読んでもらっている(多少は自分でも眺める)のに、
全く文字が読めるようにならなかった娘。
眼鏡を書き始めたら2ヶ月位でスラスラ読み始めました。
半年後には文字を書き、
1年経った5歳の今はカタカナも大半読めています。
ちなみに初めに覚えたカタカナ語は「ラーメン」でした(笑)
情緒が安定した
これもただの成長発育なのかもしれませんが…
3歳過ぎで下の子が生まれ、それはそれは壮絶な赤ちゃん返りというか、
退行現象、嫉妬、暴言を繰り返し、
産後10日目の母親を独り占めして散歩に連れ出したかと思えば、
4時間近く「帰らない!」と屋外に軟禁する有様(授乳間隔が…)。
止められない夫。
もちろん!"上の子可愛くない症候群"でした。
またその時の気持ちは記事にしたいと思いますが、
可愛くない、過ぎた言動をするヤツを嫌に思って何が悪い。
…と、上の子の不憫な環境変化を斟酌して余りあるほどムチャクチャ言う日々でした。
赤ちゃんが生後4ヶ月になった頃から
「…かわいい」
「今のは私に笑いかけたのよ!」
陥落し始めました。
下の子が生後8ヶ月頃、つまり上の子が眼鏡を掛け始めた頃からは
下の子にも移動手段や自我が出始め、思い通りにならないことも。
でも下の子が生まれて1年経つ頃には、すっかり「ちいさな人間」の先輩役!
「ほら、毛糸の帽子はこうやってかぶるのよ!」
(まだ真夏やがな…)
「ハイ! 靴を! 履く!!」
(まだ歩いてへんがな…)
この間、親(私)の側でかなり裏工作をしたのも功を奏したようで、
4歳半くらいからは「毒気が抜けたなあ」と思うことが増えました。
1歳半から3歳過ぎまで、イヤイヤ期と言う名のきっつい自己主張期。
3歳過ぎからは、赤ちゃん返り。
やっと…天使の4歳や…!
これも色々な節目の時期が重なったように感じますが、
色々なしんどさが「片目が見えていなかった自分、眼鏡とアイパッチでよくなる自分、親に心配してもらえる自分」
の確立により安定したのかなあと思っています。
その他の眼鏡以降の変化
「眼鏡やアイパッチをする自分」についての理解
全員で100人くらいの規模の保育園の中で、当時は我が子だけ眼鏡でした。
両親も眼鏡だったためか、さして嫌がる風でもなく、毎日掛けていっています。
大型遊び場などで、同じトマトグラッシーズの眼鏡を掛けている子がいた時は嬉しいようで、小声で教えてくれます。
4歳の時の自画像は眼鏡無しでしたが、
5歳の秋(眼鏡を掛け始めて1年半くらい)には眼鏡付きになっていました。
自己像の変換、あるいは単に画力の要因なのかもしれません。
布アイパッチ
これは抵抗される1年でした。何度か記事にしています。
それが辛くて作り始めたのが、デコレーション付き布アイパッチです。
さんがコメントしてくださったように、我慢が効くというか、するもんだという心づもりで素直にしてくれるようになりました。
今でもすぐに休憩したがるきらいはありますが…。
アイパッチを始めて1年してもあまり視力の改善には至らず、ちょっと着用時間が短かったかな?という反省から、
ディズニープリンセス仕様の布アイパッチを作ったところ、
嫌がらずに長時間つけてくれるようになりました。
次は年明けの受診。
視力が上がっているといいのですが。
とりとめもなく描きましたが、弱視が見つかり、眼鏡を掛け始め、4歳になり布アイパッチをしたあとの姿でした。
何かのご参考になりましたら幸いです。
次回は「精神発達の専門家である臨床心理士の母親が感じていた『発達検査に現れないけど、、この子育てにくいし生きづらそう』は片目弱視の兆候だったのかもしれない」を掘り下げます。
最後に…以下宣伝です
3歳児健診で見つかり、治療を受けることになった経過を描いた絵本を作ってみたり(有料販売しています)、
簡単にできる布アイパッチの型紙を提案したり、
ではまた〜!